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プロとアマともう一つ

プロとアマチュアってのも良く言われますが、俺は聞かれると「素人です」と自分で言っています。

時には「初心者」

作品買って頂いたり、お金払ってステージ観て頂いてるのでアマチュアです、と中々言いにくいからこう言ってるだけで。

「素人、初心者」でも稼ぐ人は稼ぐから。

プロ、アマチュアってのも垣根が無くなってきてるけど、どちらも相対的なもんだと思います。

「プロですか?」
と聞かれて
「いや、アマチュアです」

なのと、

「アマチュアですか?」
に対しては
「一応プロとしてやらせて頂いています」

というような、「一応」という断りが必要やったりします。
自分で言うのが恥ずかしい。

じゃあプロって言えよ。
やけど、
「いや、そこまでは、、、」

どっちやねん?
的な。


つまり
「プロと思われたい」
という事だと思います。

その為のワード。

そんな中で生まれるのは
「お前大丈夫かい?」
なんですね。


で、プロってなんや?
って考えた時に、音楽を生業としている人と、利害関係がある。と考えてええんちゃうかな?と思いました。


要するに出版社に広告費払って記事にしてもらう。
音楽業界の駒の一つとして業界内でお金を回す行動。
もうプロはこれでええんかなと思います。

本に載ったらプロ。プロ!
エンドース契約があったらプロ。

「はい、プロですね。
いいと思いますよ、プロで。いよ!プロぉぉ!!」


みたいな。


じゃあライブハウスに出るのはどうだ?
となると、コピバンですら趣味でライブハウスに出れるようになったのでこれは違う。

時代と共に変化した。

本に載るのとの違いは?

となると、これは敢えてやる行動なので、ホリデーにライブハウスに出る云々とは訳が違います。


「●●さん、本に載ってて、●●社とエンドース契約もあるんですね!すごい!プロですね」

「あっ、どうもありがとうございます」

的な。

なので「プロ」ってのは俺にとってはどうでもいいです。


で、プロ、アマの他にもう一つ。

「プロフェッショナル」
ってやつ。

プロとは違うと思ってて。

「プロフェッショナルやわぁ」
ってやつ。

そこには「信頼」「信用」等があって、聴き手、以来側がアーティストの演奏に対する信頼があり、仕事を進めにあたって信用出来る。
そしてクオリティが高い。
確実に仕事を要求通り、時にはそれ以上のクオリティで納品出来るみたいな。

「いゃ、敵わへんわ」って感じ。

実はプロと呼ばれるように演奏のクオリティあげよう、って考えるより、曖昧なプロよりも、確実に成果、利益を相手にもたらすプロフェッショナルを目指した方がいいと思う。

総合力なのでハードルが一気に高くなる。
何にしても大事なのが総合力、バランスやと思う。

それを出来てしまう、やってしまう、って所に脅威を感じる訳です。

速弾きが上手くて綺麗に弾ける本に載るプロ。

はどうでも良い。

で、プロフェッショナルでも
「●●さんでないとダメなんです。」

がどの部分を指すのか?

仕事早いねん、あの人。
やり易いねん、で、確実やねん。

は十分素晴らしいんやけど、自分のサウンドをイヤになる位に思いしらせる事が出来ている「自分のトーンを持ったプロフェッショナルなアーティスト」が一番凄い。

自分のトーンで仕事をとってきて、アーティスト活動としてプロフェッショナルな仕事、納品が出来る。

ギターがうまい、間違えずに弾ける、一回で弾ける。
これは「ギターが上手に弾ける人」を求められてるのであって、仕事受ける背景にも色々ある訳です。
でもこれも確かに「プロフェッショナル」

でも上手に弾ける云々はもう標準やと思いますし、それほどびっくりもせえへんけど、一発弾いただけで●●さん、と分かるトーンをもったギターで更に仕事完璧!


これが最強のプロフェッショナルやと思います。


スポーツでは

●●(名前)プロ。

という呼び方を良くされるけど、ギタリストでそういう言い方はしない。

スポーツなら成績、結果でラインがあるけど、音楽はそうでない。

プロと思う人はプロと呼ばれる。

プロフェッショナルってのがそのスポーツのラインと同じで
「有無を言わせない」に当たると俺は思います。

「三谷さんプロですね!」

「いや、素人ですよ」
「まぁ、初心者レベルです」

という独自のカテゴリーを作り出した俺はめっちゃ楽。

自虐を生める心の余裕が一番大事やと思います。

言われんでもやるやつはやるし、思ってる事全部喋るほどアホではない。






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