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新しい試みなんかそもそも無い。

ライブ前となると物販の準備でバタバタします。
新規の方も少なくなってきた、皆さん持って下さってる。という事で実はそれほど大変でもないんですが。

今年リリースしたVirtual Tourを準備してて改めて思った事を。

これはコロナ禍突入直後の2020年の春から数ヶ月かけて不定期に無料配信した音源です。
設定は翌年2021年にタイムスリップして「在りたい姿を描く」をコンセプトに、DAWを駆使して制作した仮想ライブ音源です。

2021年にはコロナは終息して、俺は西日本のホールツアーを実現した!という仮想、夢(笑)

そして今振り返るとコロナは終息してないしホールツアーも出来ていない(笑)

中ジャケ

このアルバムについては過去記事で詳しく書いております。

で、何が言いたいかというと、俺が色々考えてやってる事ってのは、誰にでも出来るし色々な可能性があると思うって事。
配信のようにええ機材を持ってるかどうか?
という物質は関係ない。
配信に何より必要なのは配信に耐えうる演奏の上手い下手位。
それは配信関係ないし最低限の事なので論じる必要無し。

去年かなぁ?コロナ禍で音楽業界の方にどんな新しい試みをしているか?を聞かれた事があって説明したんです。
すると反応は「新しい事はない」やったんですが、そりゃそうなんです。
あるはずがない。
誰1人出来てないと思う。

そもそも音楽業界って後乗りちゃいます?
世の流行りに乗っかっていって行き詰まったら修正して、って感じにしか見えん。
スタンダードを生んでないような気はする。
配信って結局言うてみりゃzoomの会議と変わらんように思うし。

で、俺に聞いてきたその人達が知りたいのは「ミュージシャン以外の音楽業界で飯を食っている人達の収入を確保出来るやり方」なんです。

そういう考えはもう古い。そうではない。

俺がやってるのは新しくも何ともなく、自分で自立するやり方。

例えばこのVirtual Tourはインストルメンタルやってるようなギタリストなら誰でも出来る。
無名でもバンド無くても出来る。

自宅で録音して焼いて、もしくはプレスしてジャケット印刷して出せばいい。自分で完結させるので稼げる。ライブ出来ない環境であっても仮想であってもライブ音声を提供出来る。それと同じようにオリジナル音源も制作出来る。

で、これを俺がやるのではなく、そこそこの名のあるミュージシャンならどうなるか?
多分これまでより稼げると思う。
多分。

Virtual Tourをジャニーズがやればどうなるか?

「○○君がMCで来年はコロナ終息したから今頑張れ!」って言うてくれた!キャー!頑張る!
バーチャルやけどツアーも決まってる!
キャー来てくれる!頑張る!

とかになりそうやない?
多分。

「夢」「希望」とか。綺麗事ではない物を伝える事も出来ると思う。

他のアイデアとして、何回も書いてるけどバーチャルバンド。

配信でしか存在しないリアルなバーチャルなバンド。
なんでもええ、例えばKISSとモトリークルーが半分づつでひとつのバンドになって曲書いて配信のみでライブをやる。
このやり方なら飽きてきたと良く聞く配信は多分残る。

ジャニーズのなんとかとなんとかの半分ずつでバーチャルグループ作る。
配信のみ。リアルライブはやらない。
配信がリアルの代替えではなくなり価値が生まれる。
多分。

既存の上書きよりも自分のやり方、自分に合ったやり方を探す、作る事の方が難しい。

ただ、それぞれに目的は違ってて、有名になりたい、有名になって案件欲しい。有名でなくても稼ぎたい。
それぞれええと思うんやけど、稼げないと長くやっていけないってのは現実で、その必要に迫られないとやっぱり寝たままになるのかもしれん。

営業マンが契約取れなかったら給料ない、クビになる、使って貰えない、仕事なくなる。
じゃあ起きる。

その必要がない。
じゃあ寝たまま。

勿論寝ててもええんやけど、寝てる子を起こす余裕ってのはもう世界レベルでドンドン無くなってきてるのは間違いないと思う。

ハードロックは起きる最後のチャンスが今やと感じるわ。



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