1st Anniversary！ マネーフォワードクラウド連結会計 リリース1周年記念イベント開催レポート
こんにちは！「マネーフォワード クラウド連結会計（以降“クラウド連結会計”）」のプロダクトマネージャーをしている、HORI です。いつもは連結の難しいロジックを解説する記事を書いていますが、今回は先日開催された「リリース1周年記念イベント」の開催レポートを綴ってみます。
開催概要
開催日・タイムスケジュール
リアルなリリース1周年を突き詰めると本当は12月下旬になってしまうのですが、忘年会等の参加者の皆様のご都合を考えると、11月中のほうが望ましいだろういうことで11月17日（金）に開催しました。
ざっくりとしたタイムスケジュールは↓の写真のような感じです。
夕方から初めて3時間。交流タイムは任意参加とは言え、結構な長時間になるので、お忙しいであろうユーザー様・パートナー様をどれくらい集められるのか不安はありました。
ご参加者
「マネーフォワード クラウド連結会計」のユーザー様とパートナー様を中心にご招待させて頂き、40名弱のご参加となりました。多過ぎても運営が難しい、少なすぎると交流会などの目的が達成できなくなる という非常に難しいバランスでしたが、会場キャパシティを考慮しても絶妙な人数でした。
開催の目的
実は色々な目的があったので簡単には表現できず、箇条書きで書き出してみます。
ユーザー様・パートナー様への感謝を伝える場を持ちたい
ユーザー様・パートナー様のご要望を聞く場にしたい（採用検討中の方の要望も）
弊社経理でのプロダクト利用状況を説明したい
弊社のプロダクト開発の方向性を伝えたい
ユーザー様・パートナー様同士の交流の場を作りたい
弊社経理や弊社エンジニアも自然に交流できる場を作りたい
弊社とお客様の交流だけではなく、「連結会計」というニッチで深い領域に携わるお客様やパートナー様が相互に交流することによって、ナレッジの共有や新しい発見ができる場を提供したいという想いもあり、あえてオフラインでの交流の場にこだわりました。
また一方的なセミナー形式では交流の促進が難しいと思ったので、ワークセッションを盛り込むなどの工夫をしました。
開催当日レポート
事前準備
自社オフィスのラウンジでの開催かつ、諸々の作業はほぼすべて自前でやることにしたので、開発メンバーも含めて総出で実施しました。事前の飾りつけや、テーブルクロスのアイロンがけまで、開発メンバーと営業メンバーでワイワイと作業分担。社内の話でしかないのですが、開発メンバーと営業メンバーが共同作業する機会はあまりないので、社内コミュニケーションの意味でも貴重な時間ではありました。
受付開始！
開始30分くらい前から受付開始です。受付時にコーヒーサーブ。弊社の元バリスタのメンバーが真心を込めたコーヒーをご提供。ご参加者の皆様のリラックス状態を作り出せればと、受付から場を温めていきました。
マネーフォワード経理での取り組みご説明
定刻を少し過ぎたところで、司会（司会も社内メンバーが担当）が始まり、弊社GMS本部長の挨拶ののち、まずはマネーフォワード経理でのグループ全体での取り組み状況の説明セッション。
実はマネーフォワード社自体も急成長を遂げている最中の会社であり、経理を含めたバックオフィスは課題山積の状態の会社でした。そこから、自社のクラウドサービスをフル活用した決算早期化（改善）活動により経理人員を減らしつつも、残業の削減や育休取得といった働き方改革の実現したところまでを、弊社のグループ執行役員 経理本部長 松岡から説明しました。
後半では連結会計にフォーカスを当てて、現状のオペレーションを担当しているメンバーと実際のプロダクト画面を操作しながらのトークセッション。開示済みの過去期のデータではありますが、実際の数値が入ったリアルな環境で利用状況をご説明。我々開発メンバーも経理の生の数値を見ることは少ないので、社内の話でありながらも新鮮でした。
プロダクトロードマップ発表
松岡の発表後、休憩と短めの交流時間を挟んでプロダクト開発側からのロードマップ発表を行いました。この後のワークセッションを考えて座席の転換などを図るために短めの交流時間を挟んだのですが、ご参加者の皆様の交流が自然と始まっていて、「しゃべり始めていいかなぁ」状態でした（汗）。
とはいえ、この後のワークセッションの前提となるトークでもありますし、お伝えしたい内容なので、「ご歓談中申し訳ございませんが～」で、プロダクトロードマップ説明のパートを開始。「マネーフォワード クラウド連結会計」のプロダクトビジョン、プロダクトリリース後1年の機能開発状況を改めてお伝えし、クラウド連結会計の中長期プランと直近1年間の開発スコープをご説明。
ワークセッション「理想を描く」
「マネーフォワード クラウド連結会計」はリリース1年ということもあり、まだまだ機能を開発していかなければいけないフェーズ。そして、弊社の行動指針（User Focus、Tech ＆ Design、Fairness）を体現したプロダクトにしてくためには、ユーザー様のフィードバックが不可欠です。
ということで、ロードマップ発表後にユーザー様・パートナー様に「理想の体験」を利用シーンごとにイメージして頂き、グループディスカッションを進めました。
そして最後には、プロダクトに対する厳しいご意見や、将来的なご希望を付箋に書き出していただき、季節に合わせてクリスマスツリーに見立てた意見ボードに「願い」として飾って頂きました（こうゆうのできるのはデザインの方のセンスですね。会計の世界にどっぷり浸かっていた私だけではできないです。）
このご意見・ご要望を飾ったクリスマスツリーが、プロダクトの方向性を考える上で我々の宝物となります。（さすがにデータ化して管理します）。
プロダクトマネージャーがユーザーの声を代弁するだけではなく、ユーザー様やパートナー様、弊社経理メンバーがディスカッションしている内容をプロダクト提供サイドのメンバーに直接共有していくことで、プロダクトに魂が宿っていくと思っています。
交流タイム
セミナー、ワークセッションと長丁場の頭脳ワークの後に、軽食と飲み物を交えた交流タイム。
実はプロダクトのコンセプトの中の一つに「連結決算担当者の孤独を解消する」というのがあります。機能的にはクラウド上で共有したり、AIでサジェストしたり、権限を分けて管理できたり、ユーザーが増えても料金は変わらなかったり、と随所でそのコンセプトを体現しているのですが、このコンセプトを実現する方法の一つが「ユーザー同士の交流の場を提供する」というサービスだと思っています。
「マネーフォワード クラウド連結会計」というプロダクトでの価値提供だけでなく、ユーザー同士が交流できる場の提供を含めたトータルのサービスとしての価値提供を行っていくことを目指しました。
連結決算を行う会社の数は一般的な企業数に比べると数は少なく、情報収集のために同じようなフェーズの企業とコネクションを持ちたいと思ってもなかなか同じようなフェーズの会社と知り合う機会は少ないです。ですので、実は連結担当者だけが集まる交流会というのは珍しい機会になるのかなと思います。
そして連結決算を行うような企業フェーズのお客様のお悩みは共通していることが多いため、当日は非常に深い内容の議論をしているところもありました。（連結会計に限らず、リース基準への対応などを話されている方も多かった印象です。確かに自分もリース基準は気になってはいますので、情報は欲しいです。）
お土産
長時間、クラウド連結会計のビジネスの発展のために時間を割いて頂き、中にははるばる遠方から参加してくださった方もいらっしゃるので、この会に参加して頂いた感謝の形をささやかなお土産としてお渡ししました。
後日談
開催後にアンケートを展開し、率直なご感想や運営に対するアドバイスなどのフィードバックを頂きました。ポジティブなご感想を多数いただけたので、「開催してよかった」という想いを新たにすることができました。
また、イベント後にもユーザー様同士で交流されている話なども伺うことができており、「連結決算担当者の孤独を解消する」というコンセプトをプロダクト外でも実現できたと思います。
まだまだ洗練しないといけないところは多々ありますが、2nd Anniversaryに向けて、プロダクト、ビジネス、イベントの各分野で全力を尽くして、プロダクトビジョンやコンセプトを実現していきます。
最後に
「マネーフォワード クラウド連結会計」は連結決算・グループ経営における、データ収集・ファイル管理・報告資料作成を効率化することで、グループ経営を加速するためのプラットフォームです。
プロダクトの機能提供だけにとどまらず、お客様の課題に合わせた豊富な支援サービス等も展開していますので、気になった方は下記のリンクよりお問合せをお願いいたします！
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