茅根哲也

グーグルの日本及びアジア数カ国の人材採用チームにおけるリーダーシップポジションで勤務…

茅根哲也

グーグルの日本及びアジア数カ国の人材採用チームにおけるリーダーシップポジションで勤務。その後、スマートニュースなどで人事責任者を務め、現在、人事と採用のコンサルティングを行う。https://www.linkedin.com/in/tetsuyachinone/

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長男の公立小学校入学で思ったこと。

GWでやっと少し時間が出来たので、随分前に引き受けて全然完遂出来ず罪悪感を持ち続けていた仕事をしている。そのために6年前に書いた文章を改めて読み返す。今も考えが変わっていないことを発見。子供の教育に関してです。長文ですがご興味のある方、どうぞご笑覧ください。 2015年6月26日。 次男を育てるにあたり、随分長男のときよりも自分たちも手慣れたものだと妻と話したことがある。こう考えると長男は気の毒だ。親の愛情を独り占めにしたとはいえ新米母ちゃんと父ちゃんの慣れない子育てに翻

    • いつもちょっと上り坂、ぐらいが丁度いい

      なんとなく思いつきで、普段走る一周15kmほどのジョギングコースを今日は反対周りしてみた。いつもは平らだと思っていたところが反対から走ると上り坂だった。ということはいつも平らだと思っていたところが、実は緩やかな下り坂だったということだ。坂道は上りはきついからすぐ気づくが、ゆるい下りは、下っていることにすら気づかない。これは日々の生活や仕事でも同じことが言えるのかもしれない。困難や苦しさには僕たちは敏感で、ときに大したことでもないことに過剰に反応してしまっているかもしれない。逆

      • 僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(7)英語はレバレッジでありパスポート

        ここまで外資系企業で活躍するために必要だと僕が考えることに関して書いてきました。結局色々苦労がありつつも、工夫をしながら頑張ってより広い世界で活躍したいと思い続ける一番大きな原動力は「成長の喜び」と「仕事の報酬は仕事」ということに尽きるのではないかと思います。他の人より少しばかり英語ができるだけの若造が、偶然人材紹介の世界に入りビジネスについて学び、その製品への興味から目をつけた当時日本では殆ど知られていないグーグルという一風変わった会社に入りました。そこでは自分の採用した人

        • 僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(6)英語力を上げる以外にもできること

          さて、前回も書かせていただいたとおり、外資系企業では現地の問題を解決し会社全体の成功に結びつけることは大事なことです。それを実現するために英語力が高いに越したことはありません。自分が考えたことを相手が理解しやすい方法で伝えれることができればお互いにストレスが少ないはずです。なので当然日々の学習で英語力を上げる努力をするわけですが、英語力の向上は地道な努力が実を結ぶまで時間がかかります。そして、英語が流暢になるだけでは活躍することはできません。ショックですか?でも逆に考えると英

        長男の公立小学校入学で思ったこと。

        • いつもちょっと上り坂、ぐらいが丁度いい

        • 僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(7)英語はレバレッジでありパスポート

        • 僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(6)英語力を上げる以外にもできること

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        • 僕の英語武者修行
          8本

        記事

          僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(5)日本支社の人が本社の人に言ってはいけない言葉

          前回は海外の顧客と英語で仕事をすることによって得られる学びに関して書きました。そしてやはり、社内の海外オフィスとのやりとりも、外資系企業でうまくやっていく上でとても大切ですし、それがうまくできるようになっている頃には英語力も格段についていることでしょう。以前にも書きましたが僕が働いてきた会社は完全に現地化していないので、本社や他の海外オフィスがいつも身近にあり、彼らとのコミュニケーションの良し悪しが仕事の成否を決めると言っても過言ではありませんでした。 さて、おそらく多くの

          僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(5)日本支社の人が本社の人に言ってはいけない言葉

          僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(4)顧客と仕事することでこそ学べる実践英語

          前回は英語力が不足しているがゆえに社内で感じるフラストレーションを成長機会に変えることについてお話しました。結局のところ社内は仲間うちなので自分の努力次第で協力が得られやすく打開策は見つかりやすいと思います。ところが顧客は相手が対価を支払ってサービスを受けることを前提としているので同じようには行きません。発揮されるパフォーマンスに対して厳しい目が向けられます。特に僕が行っている人事や採用の仕事はコミュニケーションがサービスの中心になるので言葉の重要度がとても高くなります。しか

          僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(4)顧客と仕事することでこそ学べる実践英語

          僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(3)フラストレーションこそ学びの素!

          前回、英語力が足りないがゆえの会社内でのフラストレーションについてと、自分がミーティングについていけていないことを他の参加者に伝えることについて触れました。他にも英語力不足がゆえにフラストレーションが溜まる場面として外資系企業の中でよくあるのが、英語で行われる研修です。研修は新しいことを学ぶことが目的なので、内容は自分にとって初めて知ることが多いはずで、しかも英語もきついとなると脳のキャパシティを超えやすくなります。またわからないことへのもどかしさという感情が加わり、フラスト

          僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(3)フラストレーションこそ学びの素!

          僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(2)TOEICスコアに意味はあるのか?

          前回、外資系企業で活躍するために求められる英語力の話をしました。結論を改めていうと、どれだけの英語力が求められるかはその企業の状況、自分の会社での地位や仕事内容によります。そして、日本で現地化している外資系企業か、そうでないのかで求められる英語力は異なる傾向にあると思います。僕自身のキャリアのスタートは全く現地化していない外資系企業でした。その当時の経験について共有させていただければと思います。 そこはアメリカの人材サービス企業で日本支社のスタートアップでした。メンバーは僕

          僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(2)TOEICスコアに意味はあるのか?

          僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(1)ガイシということばは好きじゃないけど

          ちょっと唐突ですが、一番最初に申し上げたいのは、僕は「ガイシ」という言葉が好きではないということです。そこには「ガイジン」という言葉と同じニュアンスがあります。「ガイジン」という言葉が醸し出す雰囲気についてまずあるエピソードを例に挙げたいと思います。僕がカナダのバンクーバーにある語学学校で英語を学んでいたときのことです。先生の一人にブライアンというカナダ人がいました。伝えたいポイントを鮮明にするためにあえていいますが、彼は青い目をした白人です。彼がバンクーバーの街を歩いている

          僕の英語武者修行〜外資系企業(英語圏)で活躍するには(1)ガイシということばは好きじゃないけど

          僕の英語武者修行(プロローグ)

          英語を使って仕事をするようになってはや20年が過ぎました。20年前に思っていたのは、ますます国際化が進み英語が当たり前になるとできる人も増え、英語ができるという付加価値は後々随分薄れてしまうのではないかということでした。しかし現実はどうでしょう?学校教育では小学校課程で英語教育が始まろうとしているし、英語学習の教材は本や英会話スクールだけではなく、オンラインでたくさんのコースや楽しく学べる動画が昔よりもたくさんあります。しかし、あくまでも感覚値ですが、特に仕事の場で英語ができ

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          書くという行為によって自分自身の考えがまとまり、それが誰かに伝わり、それが誰かの役に立ち、フィードバックをいただくことにより新たな学びを得たり、間違いを正されたりしながら自分も成長できることを期待しています。結果として読者に新たな気付きを少しでも多く提供できればとてもうれしく思います。僕が住む横浜には少しづつ梅雨の気配が漂い始めました。恵みの雨、あじさいなど、ジメジメした中でも楽しみがある。EnjoyはJoy(楽しみ)が誰かから与えられるのではなく、Joyを自分自身で見出す行

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