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「ケアする」NPO法人 CFFのこと

私自身が、7年ほど理事として関わっていた
NPO法人CFF のことを書こうと思う。

1.CFFとの出会い


一番最初に出会ったのは、大学3年の頃。
フィリピンへのスタディツアーの募集をしていて、それに参加した。
高校生から国際協力に関することを仕事にしたいと思っていた
私にとって初めての発展途上国であった。
なぜ、CFFのスタディツアーを選んだかというと、説明会や事前研修等を行なっていたこと、家から事務所が近かったことというような理由だった。

実際にフィリピンに行って、CFFフィリピンが運営している、子どもの家(児童養護施設)に泊まって、子どもたちと交流したり、スラム街やスモーキーマウンテンの跡地に行ったり、少年院に行ったり、本当に吸収できないくらいのいろいろな体験をさせてもらった。それは国際協力を仕事としたいと考えていた私にとって強烈な原体験だった。


2.日本でのボランティアから理事へ


帰国後は、他のボランティアをしていたので時間が限られており、あまりできなかったが、キャンプの広報の手伝いを少しだけ手伝い、大学内でツアー・ワークキャンプのポスターを貼ったりした。それっきりにならなかったのが不思議なことで、大学院を出て社会人になってから、再び出会うことになる。

社会人になってからITコンサルティング会社に勤めており、忙しい日々を過ごしていたが、またボランティアとして関わってみたいと、CFFに連絡をとってみた。その当時、中間支援組織のNPOサポートセンターとPanasonic が行なってたNPOの組織基盤強化のためのプロジェクトにCFFが参加していて、それの一番最後の会にオブザーバーかなにかで参加してみることになった。その当時、理事をやっていたメンバーと話したりする中で、ファンドレイジングのプロジェクトに関わることになった。

ファンドレイジングについての経験はなかったが、プロジェクトマネジメントの片鱗を仕事の中で学んでいたことと、募金活動をボランティアでやったことがあったこともあったため、プロジェクトにそれなりに貢献できたのではないかと思う。それもあってか、理事にならないかという話があり、実際に理事としての一歩を踏み出した。

理事になってからは、CFFの団体運営の決定に関わることになった。
CFFジャパンと現地法人CFFフィリピン、 CFFマレーシア(現在はCFFミャンマーもある)との関係について考えることがあったり、青少年育成事業について考えることがあったり、理事会で議論される内容は多岐に渡った。

3.私が思う、CFFが大事にしていること


CFFに関わる中で常に大事にされていたのは、
「ケアする」ということだろう。
「ケア」というと、どうしても医療従事者や介護の現場のもののように思えるが、CFFで使われているのは、そういう意味ではなく、
自分自身や他者、チーム、関わる人々、時には地球環境を
「愛おしむ」「大切にする」というような意味合いではないかと理解している。その精神は今も変わっていないと思うし、それを連綿と続けてきて今に至るのだと思う。

そのCFFが新型コロナウイルス感染症の影響で、
春のワークキャンプ、スタディツアーが途中で中止になり、
今年の夏のワークキャンプ、スタディツアーの催行が危ぶまれている。
団体の存続に関わる状態になっている。

4.今、CFFで行なっていること

今、CFFの有志が今回、寄付キャンペーンを事務局とともに始めた。

寄付キャンペーン名:
【それいけ!】CFF「子どもの家」を守り隊 〜2020寄付プロジェクト!〜期間:2020年5月5日〜7月7日まで   
目標金額:500万円
寄付特設サイト
団体公式サイト


私1人では多額の寄付をすることはできないので、ぜひこの記事を読んで関心を持った方は寄付をしてみてほしい。
認定NPOなので、確定申告を行えば寄附金控除をうけることもできる。
ぜひ、お願いしたい。

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