2022年4月の記事一覧
北海道の地名について考える(4)アイヌ語地名と北海道
ご訪問ありがとうございます。本日、引き続き、北海道の地名について考えます。
北海道博物館で、2019年7月6日から9月23日まで、「アイヌ語地名と北海道」という名の特別展が開催されて、期間中、1回見学しました。アイヌ語語源の北海道の地名について、北海道博物館第5回特別展チラシで下記のように紹介しています。
これからも旅を続けます。北海道で旅をする際には、特にアイヌ語語源の地名を留意をしながら続
港(port)を/から読む(4):北海道大津港を通して
ご訪問ありがとうございます。
本日、「港(port)を/から読む」シリーズ4として、北海道大津港について紹介します。先週、諸用で北海道の厚岸町に行って、札幌に戻る際に大津港(豊頃町)を寄りました。
大津は、十勝近代史発祥の地として知られています。北海道開拓者の一人である依田勉三(よだ べんぞう)が十勝国に入植した時代は、大津(現豊頃町)が行政の中心でした。
十勝地域は、畑作や酪農を中心とし、
北海道の地名について考える(3):集団移住で道外の県名&地名をつけた地名
ご訪問ありがとうございます。
本日、引き続き、北海道の地名について考えます。
以下では、「北海道新聞夕刊」2006年10月28日の記事を参考して、集団移住で道外の県名&地名をつけた地名について紹介します。
・北広島市 ➡広島県からの移住
・新十津川町 ➡奈良県十津川からの移住
・伊達市 ➡宮城県亘理藩主の伊達邦成が、一族家臣と移住
このほか、地区や字名として鳥取(釧路市)や秋田、
北海道の地名について考える(2):アイヌ語語源の地名を中心に(その2)
ご訪問ありがとうございます。
4月11日に続き、アイヌ語語源の北海道の地名について考えてみます。
以下、「北海道新聞」2006年10月28日の記事を参考してアイヌ語語源の地名を見てみましょう。
例えば、北海道の地名に「別」、「幌」、「平」などが付くのが多いです。
「別」は、「ペッ」で「川」の意味です。
「幌」は、「ポロ」で「大きい」の意味です。
「本」は、「ポン」で「小さい」の意味です。
港(port)を/から読む(3):釜山港を通して
ご訪問ありがとうございます。本日、港(port)を/から読むシリーズのその3で、釜山港を通して考えてみます。
釜山港に2回行ったことがあります。
釜山港(プサンこう)は、大韓民国の慶尚南道釜山広域市にある港です。大韓民国最大の規模と貨物取扱量を誇る港、世界トップクラスのコンテナ貨物におけるハブ港湾へ成長しており、コンテナ取扱量世界第5位の港湾となっています。
釜山港が日本人に広く知らされて
港(port)を/から読む(2)
ご訪問ありがとうございます。本日、再び港を/から読むことにします。 港について以前一度書いたことがあります。
私が港に関心を持っているのは、上記のブログで書いた理由のほか、東アジア地域研究を進めることにあたり、「記憶の場」というフレームワーク(枠組み)の援用が必要だからです。
まず、「記憶の場」について説明します。 現在、記憶の概念が人文社会科学で重要視されています。それは、フランスの歴史学
北海道の地名について考える:アイヌ語語源の地名を中心に
ご訪問ありがとうございます。
本日、アイヌ語語源の北海道の地名について紹介します。
北道邦彦によれば、北海道の地名のうち、約4万5000ヵ所の地名がアイヌ語と推定できると言います(北道、2008:4)。
北海道の地名に関心を持ち始めたのは、北道邦彦の『アイヌ語地名で旅する北海道』を読んだのがきっかけです。特に2015年に、北海道大学附属図書館北方WG企画展示「北海道の地名」を見学してから、より
市民講座「越境する人と文化を通して読み解く東アジアⅢ」をスタートします。
ご訪問ありがとうございます。
さっぽろ自由学校「遊」で、昨年5月からスタートした市民公開講座「越境する人と文化を通して読み解く東アジアⅢ」は、2022年度も継続することになりました。4月19日に、2022年度の講座をスタートします。
昨年度の講座には、毎回、約15名が参加してくださいました。
参加者のなかには、2名89歳の方もおり、熱心の方ばかりです。
また、参加者のなかには大学の教員もい
異文化理解の日々:来日25年目の日に考えていること
こんばんは。
ご訪問、ありがとうございます。
本日は4月7日です。
25年前の1997年4月7日、中国東北地域から留学しに日本にきました。
あっという間に25年間が過ぎました。
25年前、日本にきたばかりのことがまるで昨日のことのように脳裏に焼き付いています。
この25年間は、言わば異文化探検の日々を続けてきました。
最初は、語学学校で2年間、日本語を学んで帰る予定でした。
勉強す