島根県津和野町をフィルムカメラで撮る
ただでさえ伝わりにくい県である島根県の、さらの端っこにある津和野町。
山陰の小京都なんて呼ばれる風流な谷間の町で、いわゆるフォトジェニックなスポットでもあります。
過疎化まっしぐらな島根県ですが、こんな素晴らしい観光地もあるんですよというのを啓蒙したいので、LeicaM3とsummicron初期型で撮ってきましたよ。フィルムは「Kodak ultramax」です。
今年は中国山地啓蒙写真家として活動します。
津和野町は山口県と島根県の境界にあり、森鴎外の生まれ故郷でもあります。
小京都というくらいなんでそこかしこに古い町並みが残っており、特に有名なのが水路と鯉。写真のように街中を走る水路にでっかい鯉がこれでもかと泳いでいます。
乙女峠マリア聖堂
幕末期に長崎の隠れキリシタンが弾圧された場所に建てられた聖堂です。
ものすごく奥まった山道を越えたところにある寂しいところですが、ここではキリシタンへの過酷な拷問が行われたという負の遺産でもあります。
今はこんなにきれいなんですがね。
ライカレンズらしいシャープな写り。
永明寺
森鴎外のお墓もあります。
やはりオールドレンズで露出計なしだと、こういう暗いところの撮影はアンダーになってしまいますね。
修行あるのみ。しかし金のかかる修行だ。
けっこうな田舎ですが、本格的なイタリアンレストランもあります。
「Pino Rosso」ランチのパスタが最高でした。
Kodakらしい色合い、これはデジタルカメラじゃ出せない味。
ちなみに撮影は初秋でした。
山陰本線を走る一両ディーゼル車とススキ。
日曜日には蒸気機関車も走ります。
やはり津和野町といえば太皷谷稲成神社。
日本三大稲荷とか日本五大稲荷のひとつといわれている由緒正しき神社です。
ちなみに稲荷じゃなくて稲成です。なんでも願いが叶うかららしいです。パワースポットってやつですね。
やはり稲成神社といえば千本鳥居。
300m近く階段を登り続ける覚悟がある方にはおすすめです。
朱色の本殿。ここからの眺めは・・・
ご覧の通り、最高です!
まさに谷あいの町、風の谷ですよこれは!
「山陰の風の谷」とアピールしましょう!
稲成神社の麓にある御神木の写りに自己満足!
さすがライカレンズの描写ですね~と酒の肴にしています。
以上、津和野町フォトでした。
他にも見どころがたくさんありますので、良かったら観光に訪れてくださいませ。
サポートいただきましたら、すべてフィルム購入と現像代に使わせていただきます。POTRA高いよね・・・