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[小説] モンティ・ホール問題をEXCELで証明する (第1話)
まだ肌寒さが残る4月上旬。 桜の花が咲き始めた、ある晴れた日のことだった。 水奈がアメリカから帰国していたので、僕たちは久しぶりに飲みに出かけた。 その日の夜遅い時間、彼女が僕に聞いてきたんだ。
「ねえ、モンティ・ホール問題って知ってる?」
僕は知らなかった。 だから、「知らない」 と答えた。
「ふーん、そっか」 彼女は目を細めながら言った。 「じゃあ、教えてあげる」
僕たちはふ
[短編小説] 白い霧の彼方へ
今日
「どうしてだと思う?」 智也が静かに問いかける。
「わからない… わからないよ…」 奈瑠美が震えた声で応える。目は赤く腫れ、溜まっている涙が今にもこぼれ落ちそうだ。
「これが運命だと言うのならば、あまりにも残酷じゃないか」 智也の声も震えている。その響きの中には抑圧された怒りと絶望が混ざっているように感じる。「いったい、どうして…」
「わからないよ… 智也、わからないの
ELLIE GOULDING MUSIC VIDEO CONTEST - "BURN" <Tetsu Shionuma (塩沼 哲)> version
Music video for Ellie Goulding Music Video Contest "BURN" shown by Universal Music Japan.
[短編小説] エピローグ - 人生の終焉そして始まり
僕の人生はこれで終わる。
とても素敵な人生だった。
とても素敵な物語だった。
あの長い苦しみの果てに一度は捨てた命。
今僕はこうしてここにいる。
最高に素敵な家族と友人たちが集まってくれている。
僕の人生はこれで終わる。
まるで映画のような人生だった。
もしかしたら本当に映画だったのかもしれない。
もしくは小説か・・。
いや、
夢・・?
人生の終焉を迎えた時に気付くんだ。
③ 分からなかったら聞く。
② その前に自分で調べる。
① その前に自分で考える。
③はとても大事。
でも②はもっと大事。
でも①が一番大事。
①と②を抜かして③にいっても
分かるようになるかもしれない。
でもそれって本当に分かってる?
Tokyo Drive 001 "Shuto Expressway" w/ House & Trance
首都高を走りながら撮った映像に、HOUSE と TRANCE の DJ MIX を添えて。
観た人がウキウキな気分になれると良いなって思います。
初めて駅構内のエスカレーターの「左側」を歩いている人を見たとき、ああ、東京って凄い場所だなって思ったのを覚えている。
『夢をかなえるゾウ』で夢を叶えられるか(第3回)
はいはーい、みなさん、お元気?
春一番に乗って、世界中にウキウキを届けたい塩沼 哲ですよ。
前回の課題は『コンビニでお釣りを募金する』でした。
募金って、最初はなかなか恥ずかしい。でも慣れるとそうでもないのかもしれません。僕が募金できる額はまだまだ少ないですが、それでも、つんつんと尖っている気持ちが丸くなっているのを感じました。
小説のほうはと言うと、主人公はまず100円を近くのコンビニで
Uplifting Trance。2作目です。美しさとワクワクする気持ちを込めて作りました。
"DJ & VJ Mix 002 - Synchronization w/Trance" by Tetsu Shionuma
塩沼 哲というひとりの人間が、クラバー、そしてDJとして、クラブをどういう風に感じ、どういう風に生きてきたのか。そのエッセンスを詰め込んだ動画。
音と映像のシンクロによって、「あなたは今まさにクラブにいる」、そういう感覚を疑似体験できるかもしれない。
『夢をかなえるゾウ』で夢を叶えられるか(第2回)
はいはーい、みなさん、お元気?
特定秘密保護法で秘密を守られている男、塩沼 哲ですよ。
できる限り自分のことをオープンにしているつもりではいますが・・・ 秘密だってたくさんあるのです。
空白の時期も。
さて、今回は2回目です。
前回の課題は『靴をみがく』でした。
僕の靴はどれもくたびれてしまっていますが、感謝の言葉をかけながら磨いてあげたら、靴だけでなく、自分の気持ちも晴れやかになりま
『夢をかなえるゾウ』で夢を叶えられるか (第1回)
はいはーい、みなさん、お元気?
鼻がむずむずします。
ということで、花粉に乗って世界中を飛び回っている塩沼 哲ですよ。
そのうち、あなたの鼻の中にもお邪魔します。
さて、『夢をかなえるゾウ』という本を買いました。小説です。
内容を少しだけ書きます。
主人公は、今まで何度か自分を変えようとしてきたのですが、そのたびに途中で投げ出してしまっていた、ごくごく普通の会社員。
そこに、ガネーシ
Blue Light Dancing
アップリフティング/ユーフォリック・トランスのDJミックスをしながら、青い棒をフリフリ。リズムとメロディーを感じて下さいな。
【短編小説】 ドラえもん - もうひとつのラストストーリー
「のび太君、今日は大事な話があるんだ」
「なんだい、ドラえもん。あらたまっちゃって」
「実は未来の世界に帰らないといけなくなったんだ」
「別にいいよ。何日くらい?」
「のび太君・・」
「こっちに帰って来るのはいつ?」
「のび太君、あのね・・」
「ん?」
「これはね、とても大事な話なんだ」
「ん?」
「つまり・・」
「つまり?」
「・・僕はもうこっちの世界には戻って来ない」