夢をかなえるゾウ0000-3

『夢をかなえるゾウ』で夢を叶えられるか (第1回)

はいはーい、みなさん、お元気?

鼻がむずむずします。

ということで、花粉に乗って世界中を飛び回っている塩沼 哲ですよ。

そのうち、あなたの鼻の中にもお邪魔します。


さて、『夢をかなえるゾウ』という本を買いました。小説です。

内容を少しだけ書きます。

主人公は、今まで何度か自分を変えようとしてきたのですが、そのたびに途中で投げ出してしまっていた、ごくごく普通の会社員。

そこに、ガネーシャという人物(神様?)が現れます。彼が言うには、彼の言うことを聞いていれば、誰でも自分を変えることができて、結果的に夢や大きな目標を叶えることができるらしいのです。

ただし、その為には覚悟を決めて契約書にサインをしないといけません。

契約書の内容は次のような誓約です。

「今から(サインをしたあと)、ガネーシャの言うことを一度でも聞かなかったら、もう一生、何かを夢見ることなく、今まで通りのしょうもない人生をダラダラ過ごして、後悔したまま死んでいきます」

というもの。

ガネーシャが教えるのは、自分が変わるのに一番簡単な方法です。それでも無理だったら、何をしても一生無理なはず。なので、ガネーシャの言うことを聞かなかった場合は、自分の将来に対する「希望」をごっそりと持って行かれてしまうのです。

契約書にサインをすれば、ガネーシャから出題される課題を毎日ひとつずつ実行することになります。これらの課題はそれほど難しくはなく、一日で実行可能なものです。しかし人生を大きく変えるほどの効果を持つもので、夢や目標(お金持ちになりたい、有名になりたい、自分にしかできない大きな仕事をしたい、自分の持つ才能を十分に発揮したい、成功したい、etc.)を実現するための能力を身につけることができるとのこと。
アイザック・ニュートン、モーツァルト、ピカソ、孔子、ナポレオン、ニーチェ、エジソン、近年だとビル・ゲイツなんかも実行してきたことらしいのです。

自分の人生を変えたいと願う主人公。覚悟を決めて、契約書にサインをします。

そして、僕もどさくさにまぎれてサインします。

ちなみに、先に書いてしまいますが、最初の課題は「靴をみがく」です。

サインをしたのに、そんなことで成功できるとは思えない、と駄々をこねる主人公。そこでガネーシャが言います。

「自分な、今まで、自分なりに考えて生きてきて、それで結果出せへんから、こういう状況になってるんとちゃうの?」ちなみにガネーシャは関西弁です。「ほなら逆に聞きたいんやけど、自分のやり方であかんのやったら、人の言うことを素直に聞いて実行する以外に、何か方法があんの?」

「それでもやれへんいうのは何なん?プライド?自分の考えが正しいに違いない、いうプライドなん?」

「もしくは、期待してんのやろ。自分のやり方続けてても、いつかは成功するんやないかって」

「ま、先に現実から言うとくと」

「保証したるわ。自分、このままやと2000パーセント成功でけへんで」

どきっ、とした方もいらっしゃるかもしれませんね。

なんでそんなことが言い切れるのか、と聞き返す主人公。さらにガネーシャは続けます。

「そんなもん、自分が『成功せえへんための一番重要な要素』満たしとるからやろがい」

「成功しないための一番重要な要素はな、『人の言うことを聞かない』や。そんなもん、当たり前やろ。成功するような自分に変わりたいと思とって、でも今までずっと変われへんかったっちゅうことは、それはつまり、『自分の考え方にしがみついとる』ちゅうことやんか」

「自分が成功でけへんのはなぁ、、今さっき『そんなこと(靴磨きを)して意味あるの?』と考えた、まさにその考え方にすべての原因があるんやで」

「そんな一番、一番、一番、簡単なことも分かれへんのやろ、この頭は」

ガネーシャに言われて、くやしがる主人公。しかし何も言い返すことができません。

さて、この記事を読んでいる、あなた。そう、あなたです。この記事を読んでいるということは、きっと何かしらの思うところがあったのでしょう。夢を叶えたい、とか、お金持ちになりたい、とか、成功したい、とか、自分を変えたい、とか、現状を打破したい、とか、または、塩沼 哲が好き、とか、少なくとも興味がある、とか。

まあ、何でも良いのです。

もし何かを成し遂げたい、もしくは現状を変えたい、と思っているのならば、一緒にサインをしてみませんか。課題は誰にでもできる簡単なことらしいですから。

でも、ガネーシャの言うことを聞かずに、課題を実行しなかった場合は、もう二度と自分の夢や目標を実現できないかもしれません。先ほども書きましたが、「もう一生、何かを夢見ることなく、今まで通りのしょうもない人生をダラダラ過ごして後悔したまま死んでいく」ことになるかもしれません。

さて、どうしましょう。

はい、深呼吸。

ふーーーーーーーーーう。

サインをした人がいるかもしれません。

しなかった人もいると思います。


それでは、ガネーシャからの最初の課題です。

「靴をみがく」

靴は毎日履く商売道具。いつも靴底を減らしながら頑張ってくれています。ありがとう、ありがとう、と愛着を持って優しく磨きなさい、とのことです。

やる、やらないは、あなたの自由です。


では、次回(2回目で)またお会いしましょうー。

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