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「死なずに博士課程」を乗り切る術

夏休みの宿題を始業式間際にやるー。自分はそんなタイプです。
宿題を当日の朝、学校に行く直前にやっていたこともありました。
いわゆる「追い込み馬」。締め切りが迫ると、尻に火が付いて一気に勝負をかけるスタイルです。

「昭和型」は無理

大学院修士課程時代もほぼ同様のライフスタイル。ゼミや期日が迫ると慌てる。仕事を終えて午前0時近くに帰宅し、ひとっ風呂浴びてから朝までレポート書いたり論文読んだりしてました。

それが可能だったのは40代だったから。おっさんの領域ですが、それなりに体力がありました(とはいえ最後には倒れましたけど💦)。

今、50代半ばにして博士課程に籍を置いています。博士課程のライフスタイルをネットで探すと、昭和のモーレツ社員のように論文と格闘している人を見かけますが、同じことやったら間違いなく死にそうです。

目安の重要性

そこでようやくスタイルの変更を余儀なくされるわけです。「大目標や中目標など時期ごとのゴールを立てる」「さらに細かくスケジューリングして作業を進める」。追い込み型とは真逆の生活です。

指導教員と顔を合わせる機会は2週間に一回程度。1ヶ月あくこともあります。次に会うまでに何をどれだけやるかをかなり綿密に打ち合わせています。直近だけではなく、「次はいつまでにコレ、その先はいつ頃までにコレ」と先々が見通せる進め方をしてくれています(どの教員もそうかもしれませんが)。

これは実にありがたい話。片付けていく実感が湧きます。この歳になって感じることではないかもしれませんが、ともかく良いことです。

唯一の悩みは…

もちろん、細かく区切られていることと難易度に相関はありません。基本、どれもクリアするのは大変。博士課程はそんなものですと言われたらそれまでですね。
それ以上にこういう話ができる仲間が周りにいないのが、小規模校の悩みです。

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