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わたしスペース*手さぐり⑶*

・お話のつづき

本来のわたしと在るため
アレクサンダーテクニークを学び、実験しています。

「アレクサンダーと私
[アレクサンダー・テクニーク]への道」

ルーリー・ウェストフェルト
片桐ユズル+中川善晴=訳  [壮神社]

を読みました。

著者のルーリーは、アレクサンダー氏の教師養成コースの初めの生徒として、間近で彼の仕事をみて、手さぐりしながら学び、この本にまとめています。

わたしの備忘録としても…φ(..)

新しいHN&Bパターン(頭首と脊椎の関係性)を維持しながら朗唱しようとして、アレクサンダーが苦闘していたとき、ほかにとても重要な事実がいくつか明らかになった。
まずひとつめの事実は、《感じ》というものがあてにならないということだった。

*《感じ》ということばは、筋肉、腱、関節、中耳とつながっている感覚神経によるもの。自己を知る感覚「内部感覚的」「固有感覚」(proprioceptive)のこと。

これはアレクサンダー氏がいう
「感覚的評価はあてにならない」
というもの。

わたしはこのことを知ったとき何ともショックを受けました。感覚を頼りにして生きてきたから。

三枚の鏡を使って、しゃべろうとした瞬間、頭を意図したように前ではなく、後ろへうごかすのを目撃することができた。感じていたこととは、反対のことをしていたのだ。

彼はこの時点で深く落胆したといっている。しかし、そこから抜けだすために、いつもとおなじ断固たる決心をした。
「たしかに、感じというものが方向性を知る方法として信頼できなくなるなら、それはふたたび信頼できるようにもなるはずだ」

彼はまずいHN&Bパターンと、信頼できない感じかたのあいだに、つながりをみていたのだ。そして、この推測は正しいことが証明された。そういうわけで、彼のワークはよく《感覚の再教育》と呼ばれる。

わたしはこの事実をみて受けとめ、
落胆しながらも推測し、光を見出し、
あきらめずに実験して証明した
アレクサンダー氏にこころを揺さぶられた。

自分一人で自分に全ての責任をかけて、
一つひとつ検証しながら、すすんだのだ!

そして、あてにならない感覚(固有感覚)も
ワークによって、再び信頼できるものになる
ということに光がみえます☆


アレクサンダーテクニークは
自分で自分のめんどうを見られるように
なっていきます。

自分で自分をみられるようになるために
アレクサンダー・テクニークの先生は
それを手とことばによって
お手伝い、手助けします。

わたしはアレクサンダー氏はもちろん、
ルーリーさんが手さぐりしながら学び、
ふつうのひとへふつうのことばで

アレクサンダー氏の仕事をまとめて、ユズルさんたちが手さぐりしながら、皆と訳されたこの本に感謝でいっぱいになった!

わたしも

ふつうのひとへふつうのことばで

アレクサンダー氏の探求し発見した
素晴らしいこのワークを

手さぐりしながら

人と分かち合いたと切に思います。

自分で自分のめんどうがみられるように。


おしまい!

18/2/2022,mayumi

おつき合いくださり、ありがとうございます:)




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