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サードアイ・オープニング

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noteで週刊で掲載している「サードアイ」を完結させて、創作大賞の応募用に編集した「サードアイ・オープニング」です。これは第一章ということで、この後も続けていく予定です。どうぞオ…
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小説「サードアイ・オープニング」全12話を書いてみて

 ほんとうのことは目に見えないし、触れることも、言葉にすることもできないとは、多くの物語…

ててっと
5か月前
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「サードアイ・オープニング」第12話

第12話:信じる力  音楽祭が終わると、次は百名ほどの要人たちの食事会となった。ここにはブ…

ててっと
5か月前
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「サードアイ・オープニング」第11話

第11話:宙への祈り  王位奪還計画が無事成功して、四次元世界は大きな転換期を迎えていた。…

ててっと
5か月前
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「サードアイ・オープニング」第10話

第10話:わが命を賭しても  ゴードン王子とその母の壮絶な別れを見守って、急いでヒノエを連…

ててっと
5か月前
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「サードアイ・オープニング」第9話

第9話:絆という名の依存  ヒノエとの訓練は日に日に過酷さを増していった。俺ができるだけ…

ててっと
5か月前
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「サードアイ・オープニング」第8話

第8話:帝王の矜持  私は生まれた時から王位継承者として育てられてきた。幼い頃から両親は…

ててっと
5か月前
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「サードアイ・オープニング」第7話

第7話:歌姫の夢の中  初任務が終わってほどなくして、ヒノエから呼び出しがかかった。向かった先は軍司令塔の会議室で、そこにはヒノエと十数人の恰幅のいい男たちがすでに集まっていた。 「体調はいかがかしら?ミスター・オーエン」  ヒノエはにっこりと微笑んで俺に問いかけた。その笑顔の真意を探るべく、じっと彼女のオレンジ色の瞳を見る。特に他意はなさそうだったが、上官としての尊厳を無視された憤りからか、眼差しは冷ややかだった。  室内は緊迫した空気が流れていた。これは、まずい展開だ。

「サードアイ・オープニング」第6話

 第6話:生まれたての魂  体調が戻ってからというもの、俺は毎日のようにヒノエによる訓練…

ててっと
5か月前
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「サードアイ・オープニング」第5話

第5話:心に巣くう魔物  オーエンのラボ体験ツアーが終わったあと、一緒にテラス席で食事を…

ててっと
5か月前
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「サードアイ・オープニング」第4話

第4話:記憶の編集  俺の術後の回復を待ってから、ステファンが研究室を案内してくれた。三…

ててっと
5か月前
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「サードアイ・オープニング」第3話 

第3話:次元上昇  人々が平和で安寧に暮らせる世界を私は心から望んでいる。春のうららかな…

ててっと
5か月前
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「サードアイ・オープニング」第2話  

 第2話:額の封印  気が付くと俺は硬いベッドの上だった。ウィーンという微かな機械音がす…

ててっと
5か月前
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「サードアイ・オープニング」第1話 

《あらすじ》  仲間思いの喧嘩っ早い青年が路地裏で老人と出会う。そのとき、本質を捉える目…

ててっと
5か月前
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