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いまさらだけど、ユーミンってすごいよね。

長く続けるって、ホントにすごいよね。

ユーミン、デビュー50周年だって。これまで私が生きてきた年数よりも長い時間、アーティストとして、第一線で活躍してるって、ホントにホントにすごい!

『関ジャム 完全燃SHOW』のユーミン特集を見ました。
(上記リンクはTVerなので、まもなく見れなくなっちゃうけど、とりあえず貼っておきます)

特別にユーミンを聴いてきたわけではないけれど、知ってる曲や口ずさめる曲が、いっぱいある。ただ、長く活動をしているだけでなく、名曲をたくさん生み出しているところも、すごいなーって。

ユーミンの歌い方って、良い意味で単調のような気がする。感情を乗せすぎないというか。だから、悲しい曲も悲しくなりすぎないし、幸せな曲には余韻がふくらむ。

音楽に関しては、まったくの無知だけど、ユーミンって独特な転調やコード使いがあるらしく、歌が単調なぶん、音でいろんな想いを表現してるのかな?と思ったりしました。聴いた人の数だけ、無限に広がる世界がある。


番組の中で、古田新太さんがおっしゃっていたんですが。

地方出身者にとって、ユーミンの曲に出てくる場所はキラキラの世界に感じてしまう


あー、なんかわかる気がする!『中央フリーウェイ』なんて、最たるものだよね。めちゃくちゃキラキラしてる。

町の灯が やがてまたたきだす
二人して 流星になったみたい
中央フリーウェイ
右に見える競馬場 左はビール工場
この道は まるで滑走路
夜空に続く

荒井由実『中央フリーウェイ』より


まるで自分も一緒に走っているかのように、情景がわーっと頭に浮かんでくる。

中央フリーウェイってどこ?実在するの?行ってみたい!この景色を見てみたい!と、つい思ってしまう歌詞。

だけど。

実際のところに行くと、「普通の道じゃん」となった。これぞユーミンマジック!


これも、古田新太さんの言葉。ユーミンにかかると、なんてことのない普通の道が、キラキラした世界に変わるなんて。いやー、もう、なんといえばいいのか。「すごい!」「さすが!」以上の言葉が見つからない。誰か私に語彙をください。


このように、なんてことのない普通の景色を、自分だけの視点で違ったものに見ることを、ユーミンは、アーティストの大事な使命と語ってました。

イギリスの画家・ターナーのことを例に出し、「ターナーが描くまで、ロンドンに霧はなかった」という言葉を紹介。ターナーが描いたのは、本物の霧ではなくて、産業革命における蒸気機関の煙だったのだけど、それを霧に見立てて、描いたのだとか。

アーティストの目を通して、普段見ているモノが違うモノに見える。そして、記憶に刻まれるっていうことは、暮らしを豊かにすることだと思います。

ユーミンはミュージシャンの立場で話されたんだろうけど、これって、完全に書くことにも通じるよね。アーティストを創造者、表現者として捉えるならば、書くことで表現する人も、まさにそうだもんね。


第一のリスナーは自分ですから。自分がワクワクキラキラしないとね。人はそう思ってくれない。

ホント、それなんよなぁ。自分の心が動かないと、人には伝わらない。ワクワクキラキラ。いまの私にいちばん足りなくて、いちばん望むもの・・・かもしれない。


数日前に、偶然、呟いてました。有言実行、ほんまにユーミンはワクワクし続けてる。やっぱ、すごいわー。



ユーミン特集の前半は、TVerで10月2日(日)23:30まで。
後半の完結編は、10月2日(日)23:30にオンエアされます。

まだまだユーミンの貴重な話が聞ける予感。楽しみです!
興味のある方は、ぜひ!

ではでは、またー!


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