電界怪異図鑑:【エリナメネズミ】
【エリナメネズミ】
学名:Mus rodentus aetherium
妖怪:ナメネズミ科
恐怖レベル:★★
都会の小道やスーパーマーケットの棚の隙間にひっそりと生息する、不思議な妖怪「エリナメネズミ」。
白くて滑らかな毛、大きな耳、そして奥深い瞳が特徴的です。
普段は人目に触れることの少ないこの妖怪は、夜の静寂の中、お気に入りの商品を探し求める姿が目撃されることがあります。
一見、ただのかわいらしい生き物のように思えるエリナメネズミですが、棚の商品をこっそりと自分の隠れ家へ持ち帰る悪戯好きな一面も。しかし、彼らが持ち帰った商品は、次の日には必ず元の場所に戻っているという不思議な現象も報告されています。
この妖怪との遭遇は、幸運のしるしとも言われています。次回、夜のスーパーマーケットを訪れる際は、棚の隙間に耳を澄ませてみてください。あなたもエリナメネズミの可愛らしい囁きを聞けるかもしれません。
そんな可愛らしいエリナメネズミですが、実は古い文献では大きな犬のような妖怪として描かれています。特徴にも「人の襟元の肉が好物」とあり、これが名前の由来のようです。
もちろん、それらの特徴は現在では見られないものです。恐らく何らかの理由から人間との共存を選ぶようになり、長い年月を掛けて現在の姿へと進化していったのでしょう。
ただ、チナメネズミという赤色の亜種には注意しなくてはなりません。彼らは祖先の特色を一部受け継ぎ、吸血行動を取ることが確認されています。
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