その順番で大丈夫?組織づくりを始める前に知っておきたいたった一つのこと
どうも、可能性を最大限に活かして生きる、マインドフルネスコーチのてるいです。といいつつ、もう一つの肩書はチームビルディングコンサルタントです。そんなわけで、今日はチームビルディングのお話を。
尽きることがない組織の悩み
つい先ほどまで、チームビルディングの学びをしておりました。今日はシステム思考について。組織というか人そのものについての学びといってもいいかもしれません。学べば学ぶほど組織の中で『これで絶対うまくいく!』という手段は存在しないのだと痛感します。
・・・と、徐々に理解してきたのは、ここ1年のことかもしれません。
解決策はなぜうまく機能しないのか
解決策として、いろんな手を打っているのに、なかなか機能しない…経営者の方とのコーチングセッションをしている中で、このようなお悩みを聴く機会が多くあります。例えば制度導入。
「思ったようにうまくいっていない」
「制度を入れても機能していない」
「制度を使いこなせていない」
では、なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
その一つの大きな要因として、『手段が目的化している』ということが考えられます。そもそも何のためにその制度を導入しようと思ったのか、という背景や組織の現状、そしてそもそもこの会社を通してどんなことをしていきたいのか、そのビジョンを実現するためにはどのような組織であるべきなのか、ここの部分が明確になっていないと、打ち手がうまく機能しないケースが発生してしまいます。
組織づくりに欠かせない大事な『順番』とは
組織づくりにおいて、避けては通れない順番があります。何をするのか?の前に、一歩立ち止まり、会社全体を通して何を成し遂げたいのか?何を目指しているのか?といった目的やビジョンを明確にすることが大切です。
逆に、ここが決まっている会社、もっと言うと社員にもその共通認識を持っている会社は強いと感じます。トップが現場から離れたとしても、目指す姿がある、どんなことを大切にしてそれを実現していくのか基本的な指針がわかっている。だからこそ、指示待ちではなく自ら動くことができるんですね。こう書くと当たり前のように感じるかもしれませんが、自走型組織を目指している企業にとっては、非常に重要な順番なのではないでしょうか。
とはいえ、「そんなこと言ってられない!緊急でどうにかしなければ!」といったようなイレギュラーケースは多々あると思います。組織は生き物ですから、いつ何時どうなるかは誰にもわかりません。だからこそ、そんなときでも迷うことなく立ち返れる場所、改めて出発していく地点が大切になってきます。自分たちの北極星のようなものといっても過言ではないのかもしれません。
流行りのツールや、他社の成功事例をそのまま導入するなど、知らず知らずのうちに手段を目的化してしまうのではなく、一歩立ち止まって目指す場所と現状を丁寧に定期的に確認しながら進んでいくことが『答えのない時代』で『予測不能な状態』で組織を作っていくうえで、とても重要ですね。
・・・
とはいえ、「この理想と現実を明確にする」と一言で言ってもなかなか一筋縄ではいかない…どこからどう考えたらいいか難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。それは経営者の方に限った話ではありません。部下育成でも同じことが言えます。それはなぜかというと、ルービックキューブが一方向から3面しか見えないように、物事には必ず一人では見えない面が存在します。それはある意味、一人だけでは仕方がないことだともいえるかもしれません。
では、どのようにしたらその見えない面を捉えることができるのでしょうか。
この一人では突破できない壁を乗り越え、目標達成をサポートしていくのがコーチングです。多角的視点で一緒にみて、ビジョンや現状をクリアにしていく、そして物事どのように実現させていくのかを一緒に考え目標達成を目指していきます。
スティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスにもコーチがいたといわれています。気づきの力を高め、より良い選択をし、ビジョンを実現する。その基礎となる考え方の一部をお伝えするコーチング基礎セミナーを開催いたします。
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