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菜根譚は明の万暦30年頃に書かれたと言われています。 作者は洪自誠です。 彼の経歴などはほ…
中庸は大学と同様に礼記の中の一部で、朱子によって儒学の必読書としたために四書の一つとなり…
朱子は儒教の哲学を体系化しました。 大学や中庸も朱子によって再評価されたのです。 大学は…
インスピレーションを得るために地下とも言える潜在意識にアクセスするということをやりました…
古代の自然哲学をやろうと思うと、必ず出てくるのが陰陽論です。 陰陽マークは皆さまも見たこ…
列子は謎に満ちた人物です。 紀元前400年頃に鄭の国に生まれています。 (河南省の黄河の南側…
古代の人々は自然というものと向き合い、それを解明するために陰陽論、五行論(木火土金水)や八卦が生み出されました。 八卦は組み合わせて64卦となり、その陰陽の数である1万1520が万物の数とみなされました。 天を継いで最初の王となった伏犠が万象の秘密を凝縮した神秘図である河図を得て八卦を編み出しました。 洪水を治めた禹王は、世界を治めるための根本が示されている洛書を得て、五行を編み出しました。 このようなレジェンド級の王の後に出てきた周の文王や孔子などの聖人がより現実的な
道家の中で老子は有名ですが、もうひとり有名な人物として荘子がいます。 荘子は紀元前四世紀…
老子の自然というものの捉え方は画期的でした。 道徳経と言われ、道と徳の二篇があるわけです…
老子は道徳というものを唱えました。 自然を生まれては消滅していく物理的なものとして捉えま…
老子について史記には才能を隠し、無名であることと記されています。 その言葉通り、中国の思…
神道、仏教、道教などが混ざって陰陽道になったわけですが、やっている儀式からどうしても占い…
フランスの哲学者のパスカルは人は考える葦と表現しました。 もっともこれは弱い人間が考えて…
神話などでも痛快に正義と思われる方々が勝っていきます。 もちろん勝った側においては正義なわけですが、征服された側からすれば苦役や絶望的な叫びというものがあるでしょう。 華々しさの裏にある怨の世界です。 そんな表裏というものを考えたのが、わたしの発心とも言えます。 発心というのはまさに狂った境地とも言えます。 現世で地獄というものを悟り、生死を彷徨う現世で狂い、煩悩の中で発心するのです。 現世利益と見えない世界での天秤は、煩悩世界です。 もちろん、煩悩を生かした密教とい