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荘子と未来学

道家の中で老子は有名ですが、もうひとり有名な人物として荘子がいます。

荘子は紀元前四世紀頃に活躍した思想家です。
名は周。
元々は役人をしていたそうですが、具体的な記録も無く、人物としては謎が多いです。

戦国時代は優秀な人材の登用が行われていました。

そんな時代背景でしたから、才能のあるものは、各地を回って遊説して、諸侯は競って人材を登用していきました。

しかし、そのような時代の動きに対しても、荘子は超然としていました。

時代の風潮には背を向けるようではあったものの、彼の強さは時勢を敏感に感じ取るところだったことです。

その思想が花開くのは三世紀頃、魏晋の時代でした。
この頃は権力争いが激化していた頃です。

老子とあわせて老荘と呼ばれたのもこの頃でした。

それまでは儒教的な道徳論によって枠組みが作られていました。
それは支配層にとっても息苦しいものだったのです。

今までのものでは窮屈だったので、荘子の思想が台頭することになったのです。

遥か先に花開くことになった荘子です。
目先の利益だけで、登用されていくのではなく、自分を貫いていった結果、後になって大きくその思想が広まっていきました。
うまくいく人というのは、なんだかんだで引き寄せられるものです。
見えない世界を味方につけていきたいと思われた方はぜひ一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。