死ぬまでに聴きたい落語#3：目黒のさんま

2023年9月9日 12:50

この記事を見て頂きありがとうございます！

本日は本で見たり、お勧め頂いた落語を紹介するのと
自分のメモ用のような形にしようと思っています！
今回から目次を作ってみました、どうだろう？
前回の物も目次を随時追加していきますね！
（画像は寿司屋でさんまを食べてきました）
（非常に脂がのっていて美味しかったです）

本日ご紹介する落語はこちら！

目黒のさんま／金原亭馬生 (10代目)

馬生師匠良いよなぁ…＞＜

僕は噺の中じゃ、目黒のさんまが好きです。
多分、一番好きなんじゃないかな。

理由はね、昔好きだった人に教えてもらったんです。
その人に目黒のさんまの噺がどういう噺なのかって
詳しく教えてもらって、ずっと気になって。

で、実際に噺を聞いて面白いなって思ったんですね。
そこから落語が本当に好きになりました。

wikiで学ぶ落語

ある殿様が目黒まで遠乗り（あるいは鷹狩）に出る。
供の者が弁当を忘れたために
腹を空かせている殿様一同のもとに
うまそうな匂いが漂ってくる。
殿様が匂いの元を尋ねると家来が、
これはさんまというものを焼く匂いだが
さんまは庶民の食べる下魚なので
殿のお口に合うものではないと答える。
しかし空腹に耐えかねた殿様は
さんまを持ってくるよう命じ、
家来は農家の者が食べようとしていたさんまを頼んでもらってくる。
直接炭火で焼いた「隠亡焼き」のさんまは
黒く焦げて脂がしたたっているが、
初めてさんまを食べた殿様はそのうまさに大喜びする。

さんまのうまさが忘れられず、
殿様はある日さんまを出すよう家来に申しつける。
庶民の魚であるさんまは屋敷にはないので
家来は慌てて出て行き、日本橋の魚河岸でさんまを買い求める。
しかし調理の段になると、
焼くと脂が多く出て体に悪いということで、
蒸籠で蒸して脂をすっかり抜き、
骨がのどに刺さるといけないと骨を一本一本抜くと、
身姿が崩れた姿を椀にして出した。
殿様が食べてみると目黒で食べたものとは比較にならぬまずさ。
どこで求めたさんまかと尋ねると家来は
「日本橋魚河岸で求めてまいりました」答える。
殿様はしたり顔で
「ううむ、それはいかん。さんまは目黒に限る」。

wikipedia出典

食べ物系の落語って本当に好き。
食べたくなっちゃうし元気出る。

３行解説

ではいつも通り簡単に３行で説明を！

お殿様が庶民のさんまを食べたらとても美味しかった
庶民の魚のさんまをもう一度食べたいと願う
色々工夫して出来たさんまは美味しくなく、さんまは目黒に限ると言う

目黒には海がないのに
「さんまは目黒に限る」と言っちゃう
お殿様が世間知らずでめっちゃ可愛いのです。

ですが、意外と勘違いだけじゃなかった、、
という話があるようで・・？

本当にさんまは目黒に限るだった・・？

大好きな柳家喬太郎さんの
江戸料理平らげて一席
という本がありまして
そこに目黒のさんまの話が書かれているんですけど

房州で上がったさんまは塩を振るってから
日本橋の魚河岸に運ばれてるので
目黒に来る頃には塩加減がよくなっていて
まさしく「さんまは目黒に限る」
という芸談がある

柳家喬太郎　江戸料理平らげて一席187p 目黒のさんまより　

オチに必然性があり聴いてる人間も納得していた
という話なんですね。

台詞には必然性があって
今は意味が判らないけど実は必然性があって生まれた
という噺が沢山ある、と、本で書かれています。

そういうのを調べていくと、とても楽しそう。

目黒のさんま祭り

目黒では毎年、
この落語にちなんで
「目黒のさんま祭り」が開催なさっています！

さんまを無料で配布したり
落語を聞いたりできるようです。

2023年のさんま祭りは１０月８日（日）のようですね

えー、行っちゃおうかな…（わりかし本気

ちなみに２年ほどコロナの影響で
さんまの無料配布はなく
目黒区民限定で抽選だそうです。わぁん。
それでも落語見に行きたいぞ！！

今回初めて聞いた単語

隠亡焼き
網を使わず、炭火や炉に直接突っ込んで焼くスタイル。

火加減大丈夫だったんかな、
お殿様の食べたさんま、、
絶対炭だよなぁ、、

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