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ラブストーリーは突然に、起こってたまるか。

こんにちわ!この記事を見て頂きありがとうございます!


1.物語は突然に再び

とある夕暮れ、とある人物からメッセージが届く。

「よかったら、僕と毎週名作ドラマをみませんか?」

と、声をかけてきたのは僕の友人であるビスコさんだ。

メッセージと共に送られてきた画像には
「東京ラブストーリー」の
TSUTAYAのDVDが写っていた。

左がビスコさん

少しビスコさんの紹介をする。

ビスコさんは10代であらせられるが、
ドラマや映画、音楽、小説などの
見識が(本当に)広く、
最初は仮面ライダーアマゾンズの視聴会をして
作中のどこが見どころなのか、
教えてもらいながら観ていたのが始まりだった。

何か決めた映画を見た後に、だらだら曲を聴きながら
淡々と絵を描き朝方まで何かを談義するという仲だ。

リアルでは何回か会った事があり、
シン・仮面ライダーを観に行ったり
ご自身の剣道の素振りなど見せてもらう仲だ。
お勧めのラーメンもとても美味しかった。

閑話休題

2.東京ラブストーリー

東京ラブストーリーは1991年に流行ったドラマである。
元々はビックコミックスでやっていた漫画だ。
男女のすれ違いから起こる恋愛模様を楽しむドラマで
最近だと2020年にリメイクでAmazonprimeビデオで放送された。

僕はリアタイ勢ではないが、織田裕二が出演していて
当時、世間ではかなり人気だった、
という知識でしかないので
観ることになれば初見になる。

だが、
正直、今までビスコさんと観る映画や小説の内容は
アクション系、任侠系、人情話と・・・

恋愛物…、、!?
と、少し困惑していた。

しかも東京ラブストーリーは直接的な内容で
結構ハードな恋愛ドラマのはずだった。
それがその証拠にこのドラマの有名なセリフは、、

「かんち、セックスしよっか」
である。
すとれぇとだ。

一体どんな気持ちでこのドラマを選別したのか…
少し考える。

あぁ、でも、前回一緒に見た
イヤー・オブ・ザ・ドラゴンも
結構、激しめなシーンあったしなと冷静になる。

イヤー・オブ・ザ・ドラゴンは
クズしかでない映画なので見てみるといいと思うよ。
でもすげぇ綺麗だよ、何がって?
体が。

石田衣良の「娼年」とかで談義したこともあるし。
本も貸してもらったことあるしな、うん。

石田衣良は池袋ウエストゲートパークがいいんだけど
この娼年も、この世にはいろんな世界があるんだと
見識を深めてくれる良い作品です。

と、まぁ当日まで何故これを観るのか聞けず
頭を悩ませたのはこちらの話。

3.世間話

大体僕らはdiscordで
24時ぐらいに通話して3時だか4時だかに解散する。

「うーっす」
「うっす!確か前回は神戸に旅行行くって言ってた前だったね」
「そうっすねハードオフでGOEMONの特装版見つけたんすよ、コンスタンティンも安価で手に入れて」
おいおい…ハードオフ…価値わかってねぇなぁとか
そんな中でも
SoundHorizonは見つからなかったとか話をする

「そういえば最近、蛙を飼ってるんですよ(写真送る)」
おぉぉ!!?!?めっちゃ可愛いじゃん!!!!
「そうなんすよ、この後ろ見てるのとか超かわいくて」
「うわー可愛い、いい脚してんねぇ、模様も可愛い。目がいいね、
 飼い主の前で言うのも何だけどごめん、足とか旨いんだよねぇ
「wwww」

栃木県宇都宮市の駅前にあるスワンナプームという
タイ料理屋が昔私の行きつけで
蛙のカレーをよく食べたものです。
鳥みたいな触感でおいしいのだ。

ちなみにパステルはカエルは可愛いと思う人である。
ビスコさんにカエルを飼うのを勧められたが
家にはネズミ(デグー)がいるので
難しいと思う旨を伝える。
小さい頃は蛙をよく捕まえて
お風呂に入れたら親に怒られた。
激烈に怒られた。


さて、話を本題にしなければならない。

「時に、何故、東京ラブストーリーを観ようと思ったんだい」
「小田和正の主題歌だったんで」

そっちかーーーーーーーーーーーーw

小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に
曲ぐらいは皆さんも1度聞いたことがあるだろう。

話の冒頭にも書いたが、こちらのビスコさんは
 な り 見識が広い。
10代なのだが昭和の曲に広く詳しい
何か1つのブームができると1点に特化していく感じだ。
素晴らしい才能だと思う。

つまり
曲を聴いていいなぁと思って→ドラマを観たくなった

全ての点と線が繋がった理解!
OK!そういう事なら観ようぜ!!!!!
いつもと毛色違うから驚いちゃったよwww

4.この関係の先にある地獄

さっそく視聴を開始して、まず画像の古さに驚く。
成田空港の公衆電話はすべて緑色で
タウンワークが全部の公衆電話に常設してある
まだバブルがどこか抜けてないような民衆の服装に髪型
セミロングにトレンチコートにカチューシャ。
固定電話に子機電話にポケベル
フォアグラやキャビア、トリュフが高価だと豪語し
街の雰囲気や車の懐かしい事。

1991年の空気がそこに生きていた。

この東京ラブストーリーの物語の主人公は4人。
永尾 完治(カンチ)
愛媛から上京して東京の広告代理店に勤めることになった好青年。
三上と関口とは高校時代の友人
高校時代からさとみに片思いしていたが、
さとみと三上のキスを目撃して翻弄される

赤名 リカ
カンチの広告代理店の別部署の女上司枠
帰国子女で自由奔放で好意をストレートに伝える女性
カンチを好きになり猛アタックする

三上 健一
医大生で女性をとっかえひっかえしているイケメン
性格は明るく人当たりがよい
さとみに片思いしているが嫌われていると勘違いしていた

関口 さとみ
おっとりしている控えめな女性で幼稚園で働いている。
カンチの好意に気が付いていながらも
高校時代から三上の事が好き

もう説明の時点で
中々にひどいストーリーが待ち受けてるんだろうとなと
期待しかないですね

この4人が主な主人公なのだが
(ほかにも不倫してる部長とか
ダメ男に構わなけりゃいいのに構っちゃう女とかいたりするんだけど)
お互いがお互いで好意を勘違いしたり
素直になれなかったりして
本当は好きなのに
好意の矢印が別の方向に向いていく

ちなみにこちらが僕が書いた人物相関図だ。

かなり偏見がある

うえぇええ、、、もうドロドロだよ…

1,2話を観ていた我々の面相

三上ちょっとお前間が悪いんだよ

「もう、、このままでいいじゃないですか…おれつれぇわ…」
「いや、、このままじゃ済まねぇだろ、、じゃないとドラマにならんし」
「さとみもなぁ、、素直になればいいんだよなぁ…」

「全部部長が悪いだろ、諸悪の根源だよ」
「ま、まぁ僕は部長は別に何も感じることはないがww」

「リカもちょっと地雷どこか判んねぇから怖いわ」
「いきなり酒ぶっかけられたくはねぇな、、」

「三上はとりあえず間が悪い」
「もうカンチとリカが付き合うでいいじゃねぇですか、これでいいよ、、」

と、まぁ様々な感想が飛び交った。
まだ1話2話を観ただけなのに
地獄が待ち受けているようです。
来週が楽しみだなぁというね。

5.〆

その後は絵を描きながら雑な会話をしながら解散した。
一人ディスコードに残りながら
引き続き絵を描きながら、ふと思った。

それにしても人間はどうしてこう、
人間の恋愛模様が娯楽なのか
物語の中だから他人ごとだから、
笑って観れるのだろう。
実際にこんな事起こったら人間不信になりかねんよ。

恋愛は穴である、
落ちた時には手遅れなのだ、
そして、それは制御できるものでもない。

執着なのか愛なのかは知る余地も気もないが、
少しこのドラマはまぶしい。
からっからになった心に
何かをなぞったような感覚を味わった。
観終わるころには僕は何を得るだろうか。

そんな時にビスコさんの言葉を思い出して
本当それだよなぁと笑う。

「素直なのが一番いいよ、本当。」

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