「本番に弱い」は運が悪いのか？性格なのか？

中高生は定期テストの時期ですね。
学習支援塾エールに通う中学生たちも、今日（5/20）から中間テストです。


「学力向上をめざす過程で、人間力を育む」を理念に掲げるエールでは、

開校以来、ずっと学力の土台となる「人間力育成」のために
『目標達成プログラム（原田メソッド）』を学ぶ授業があります。

授業は月２回。
昨日は授業日でした。


一般的な学習塾なら、テスト前日の授業は
教科の授業をしたり、過去問を解かせたりして、
少しでも点数を取れるように、と、特訓するかもしれませんね。


ところが、昨日のエールでは、
『本番力を高めるトレーニング』をしました。


たくさん勉強したのにテストで点数が取れなかった。
いっぱい練習したのに試合で勝てなかった。

そんな時、先生や親はどんな声かけしたらいいでしょうか。

「惜しかったね。でも頑張ってたから大丈夫！」
「この結果を次に繋げよう！」

こんな感じでしょうか・・・。

結果をどう捉えて、どのように次に生かすかはとても重要です。


しかし、エールでは、
大事な場面で結果を出させてあげることこそ
指導者の役目だと考えています。


だから、テスト直前に
本番力トレーニングをするんです。


本番力って高められるの？と思うかもしれませんね。

はっきり明言します。

高められます！
誰でも！今すぐに。


キーワードは「イメージング」と「準備力」です。

私たちはそれらを『勝利意識』とも呼びますが、
単に「勝った自分をイメージをする」というような
ふわっと掴みどころがないモノとは少し異なり、

非常にロジカルで科学的です。


昨日の授業では、
エールノートに収められた『行動予定表』というシートを使い、
テスト当日の行動をすべて書き込みました。

朝は何時に起き、
朝食メニューは何で、
１限目のテストの教科・・・などなど
目に見えるように細かく書いていきます。

そして、そこから予測される問題点を探ります。

「シャープペンの芯がなくなったらどうしよう」
「難しい問題が出て焦ったらどうしよう」
「テスト中にお腹が痛くなったらどうしよう」・・・と

エール生たちは
あらゆる問題を想定し、
その解決策を書き出し、準備します。

「シャープペンの芯を余分に入れておこう」
「難しい問題が出たら、飛ばして先に進めよう」
「お腹が痛くならないように温かくして寝よう」・・・などです。


人が、一番パフォーマンスを落とすのは不安な時です。

テストというだけでも不安要素いっぱいなのに、
予想外のことが起こったらどうなるでしょうか。


本番力とは、準備力です。


その日を徹底的にイメージして
不安要素をなくし、
脳をウォーミングアップさせて、
大事な日だからこそ、念入りに準備をする。


何が起こっても、すべて想定内。


そこまで「イメージ」して、
「準備」するからこそ、

自分自身に集中でき、
本来の実力が発揮されるのです。



本番に強い人は元々持っている人だから。
自分はそんな力を持っていないから仕方ない。
自分は運が悪かった。

などと諦めがちですが、

「どんな力でも、トレーニングすれば誰でもできるようになる」

と再現性の高い指導をすることが、
本当の教育だと思っています。


トレーニングを何度も何度も重ね、
人生の本番で、笑顔の挑戦をしてほしいなと思います。



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