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「楽しく勉強する」が「楽しく勉強する」の邪魔をする

先日、学習支援塾エールの学習アドバイザーに
相談を持ちかけた際、

とんでもなくビックリしたことを言われましたので、
ちょっと記しておきたいと思います。


学習支援塾エールは、
「学力向上を目指す過程で、人間力を育む」を理念として、
カリキュラム主導型ではなく、
本人に目標を描かせるところからスタートし、
自分の目標を叶えるために何が必要か、何をすべきか、を
考えて行動する姿勢を育むことを大切にしています。

と言うと、
「勉強を教える」という点においては、
他塾に劣る、、、と思われがちなのですが、

その点においては、
難関大学に通う学生たちを中心に
一人ひとりの目標に合わせたきめ細やか課題設定をして、
超少人数体制で学習指導していますので、

副代表のまきこ先生は
「うちは、家庭教師並みです」と、手厚いサポートを誇りに思っています。



ところが、ですね。

やはり中には、
・もっと教えて欲しい(授業スタイルではないですが教えています)
・自習スタイルで大丈夫?(いえ、課題設定してやりこんでいます)

と、

「エールでは物足りないのでは」と思われることもしばしばあります。



本当に時々ですが、
そうした不安な声が聞こえることもありますので、

私は、副代表のまきこ先生と
「先生たちは一人ひとり丁寧に見ているよ」
「課題もしっかり出しているよ」

どうして「足りない」と思われるのかな?と首を傾げていました。


で!
それを学習アドバイザー(大学生)に相談したわけです。



その時、一人の学習アドバイザーが口にした言葉に
私たちは衝撃を受けました。



そ・れ・は、、、、


「楽しそうだからじゃないですか?」



!(◎_◎;)  え????
(@_@)    は????

私とまきこ先生は
顔を見合わせて、言葉を失いました。

ドドっと力が抜けたのがわかりました。



楽しいことの何がいけないの?




学習アドバイザーは続けました。

大人は、
子どもがヘトヘトにならないと
頑張っていると思ってくれない。



私は、その言葉を聞いて、苦しくなりました。


もしかして、
私も、自分の子に
楽しそうにトレーニングしたり、
楽しそうに勉強したりしていると、

「それで大丈夫?」「ちゃんとやってるの?」と

思ったことがあるのでは・・・?


勉強やスポーツの楽しさを知って欲しい。と言って
エールを創ったものの、
子どもの笑顔を見ると、
逆に不安になったことはなかったか・・・?と、

我が身を振り返りました。

さらには、
「こんなに頑張っています」と言わんばかりに、
ヘトヘトになる自分の姿を
子どもたちに見せつけていなかったか。。。と。



まきこ先生は人格者ですので、
実際に笑顔で子育てしてきた方です。

私が、自分の子育てを振り返る間、
まきこ先生は

「どうしてー。楽しくていいじゃないの」と苦笑いしていました。



エールのスタッフたちは
「教室に来た時よりも元気になって帰ってもらいたい」という気持ちで
子どもたちと接しています。

親御さんからは
「学校で嫌なことがあって不機嫌そうにエールに行きましたが、
 笑顔になって帰ってきました」と何度も言われたことがありますし、

近所の方からは
「おたくの教室で勉強を教えているって全然わからないかった。みんな笑って出てくるから、何を教えているところかな?と気になっていた」と言われたもこともあります。



しかし、それが逆に、不安を感じさせることもあるんですね。



ヘトヘトにならないと
頑張っていると認めてもらえない。



それは、私たちの頑張り方に課題があるかもしれませんね。


努力とは、歯を食いしばること。
頑張るとは、苦しいことの連続である。

・・・みたいな概念が、もしも一般的であるのなら、

「楽しく勉強して、自分らしく目標達成させる」という

子どもたちが本来持つポテンシャルを
最大限に活かす学び方の

弊害になるのかもしれません。


大人の皆さん。
もう、ヘトヘト自慢はやめましょう。

私も辞めます。
仕事こそ笑顔で!

子どもたちに、
努力って笑顔と同類なんだ。
がんばるってワクワクすることなんだ。と、
思ってもらえるように、

一緒にワクワク自慢していきませんか。



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私が代表を務める
学習支援塾エールでは、
さまざまなセミナーや無料体験会を実施しています。

公式LINEにて
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