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#184 染み付いた”学校”マインド。

 皆さんは新しく何かを始める時ってどうしますか?

 僕は誰かに教わらないと何かを始められないと思ってました。だから基本的には詳しい人に教えてもらうか、専門的な学校とかに通わないとなんもできないってマインドでした。

 教員時代の僕を客観的に振り返るとすごく受け身かつ消極的でガッツに欠けていました。特に調べることもなく、教えてもらえるの待ち。先輩方が面倒見て手取り足取りやってくれるもんだと勘違いしていました。

 つまり何が言いたいかと。

 僕は圧倒的に”学校”マインドが染み付いていました。

 当時の学年主任の先生がうつの診断書を持ってきた新人の僕に対して激怒の長文LINEを送ってきた理由が今ならちょっとわかった気がします。にしてもタイミングも内容もあり得なかったけど。僕の短い教員人生にトドメを刺したのはあのLINEでした。


 話がそれました。”学校”マインドですね。

 大学時代の僕に強烈に刺さった哲学者がいました。イヴァン・イリッチです。「脱学校の社会」という本の著者です。

 この本買ったんですが全部読めてないですw

 が、脱学校論が僕にとってすごく刺さって、これからの学びはこれじゃなきゃダメだ!って感じていました。

 脱学校論を簡単に言うと、教えてもらうシステムである学校から離れて、自分育てとしての学びすなわち独学を取り戻すことを説いています。


 これが刺さった僕はというともうすでに”学校”マインドにどっぷり浸っていて、そこからの自力脱出の脳はありませんでした。感化された大学生の僕は結局、すごい人の話を聞いたり、色んなイベントに赴くだけで満足していました。自学というものがとことん苦手だったんですね。

 誰かの説明を自分流に噛み砕いて理解したり、説明したりするのが得意だと思っていて、それが自分のスタイルだと自信を持っていたんです。でも、それは教えてくれる人ありきのものであって、自分からは何も動いていなかったんですよね。

 教えてもらうことが悪いと言っているわけではないです。

 教えてもらえるのが当然だと言わんばかりにあぐらをかいていたのが悪かったです。それが僕の反省。


 そんな僕が、Webデザインの勉強を始めました。

 知り合いに教えてもらっているわけでも、そういう学校に入ったわけでもありません。独学で学んで仕事ができるようになるという目標を持ち、本を片手に必死に学んでいます。わからないところは質問できたらいいなとも思うんですが、とりあえず行けるところまでは行ってみます。

 自学を始めたのは誰かに言われたわけではなく、自分がこれからを生きていくために。

 自分にあったライフワークバランスを手に入れるための準備期間。

 そしてこれからずっとアップデートしていく力を身につける期間。

 


 もしかしたら今の状況は辛いのかもしれない。でも、僕は前を向いている。

 失敗しちゃいけないなんてことはない。

 失敗したっていい。折れたって全然いい。進路が変わったって全く問題ない。

 だってこんなに失敗して折れてぐちゃぐちゃだけど僕はまだ生きてるから。生きていていい。それだけで愛されるよ。

 成功するまで失敗し続けるんだ。

 失敗したらアップデートして成功するまでトライし続ける。それだけを考える。

 僕はやるよ。
 君も一緒にどう?

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