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ゆるく楽しくがいい。ミドリ「ゆるログ」に何気ない日常をつづる

真っ白のエディタを前に考え込んでしまうように、いざ白紙のノートに向かうと何をどうすればよいか、迷う方もいるのではないでしょうか。

そういった抵抗を和らげ、ゆるく楽しく日々の記録をつけられる「ゆるログ」が2024年5月に発売されました。
販売元はミドリです。

今回はまめなライフログをつけるのが苦手な筆者が「ゆるログ」を個人的に購入し、実際に使ってみた感想と使用例をご紹介します。

ゆるログの特徴と魅力

ゆるログはイラスト入りのノート5種、マンスリータイプのフリーダイアリー1種、方眼罫のノート1種がメイン商品となっています。
ほか、ノートカバーや水性ペンで書けるシールなどの関連品もあります。

イラスト入りのラインナップは以下の通りです。
詳しくはミドリの公式ページをご参照ください。

・森の動物柄
・ネコ柄
・北欧柄
・マイライフ柄
・水彩柄

購入したのは「水彩柄」のノートとシールです。
パステルカラーの優しい色合いが心を和ませてくれます。
ほかの柄もかわいいものばかりで、選ぶのが悩ましくも楽しいです。

写真では見えにくいですが、中表紙は落ち着いた色合いに金の箔押し。
さりげない高級感があります。

画像のように、本文は見開き4種分の絵柄入りです。
全くの白紙ではないため、さほど書く・貼る量がなくても紙面がさみしくなりません。
特に水彩柄は主張がすくなく、内容を問わずマッチします。

ちなみに、本文用紙は品質に定評のあるMD用紙です。

水性ペンで書けるシールは、貼ってはがせるマスキング素材です。
各1枚しか入っていないため、欲を言えばもう1シートずつ欲しいところ。

また、ノートは無線綴じになっており、180度安定して開くのは難しいです。
しっかり折り目をつけるか、クリップなどで留める必要があります。
MD用紙を使うのであれば、MDノートのように開きやすい構造にしてほしかったのが正直な感想です。

ゆるいログ例

ここからは「ゆるログ」を中心にミドリの商品を交えた、実際の使用例を5つ挙げます。
いずれも気負わず書けるものばかりです。

①ざっくり区切って一言日記

ドット方眼に沿って大まかに見開きを8分割し、週間ブロック式の手帳を意識したレイアウトにしてみました。

罫線はグレーの細いペンを使い、フリーハンドで書いています。
ドット方眼がガイドになるため、適度にゆるい線を書けます。

フレームシールのなかに日付を書き、簡単なタイトルと短い日記を気楽に綴りました。
ページの絵柄に合わせたカラーペンを使っています。

②心に留めたい言葉をゆったり書く

こちらは同シリーズの水性ペンで書けるシールをあしらい、著名人の言葉を書き留めたものです。

余白をたっぷり取ることで、言葉が際立ちます。
また、ページに印刷されている絵柄やシールがさりげないアクセントになり、すっきり仕上がりました。

③アルバム感覚で写真を飾る

写真をメインに据え、書き込みやシールの飾りつけは最小限にしています。

本文のMD用紙は厚みがあるため、写真用紙を問わず貼ることができます。
画像例はCanonのミニフォトプリンター「iNSPiC」で印刷したものです。

印刷したものをそのまま貼ってもよし、被写体に沿って切り出してもよし。
B6サイズは広すぎず狭すぎず収まります。

④ちょっとシールを貼るだけのおでかけログ

タイトルの見出しを設け、時系列で内容とリンクしたシールを貼りおでかけログを書いてみました。
余白を取り、簡単なシールの組み合わせとちょっとした感想だけで完成します。

外出時の記録は賑やかな紙面にしようとすると億劫なもの。
ゆるログだからこそ、このくらいの分量でも満足感が得られます。

⑤購入品を貼るだけのページ

この例のみ、古川紙工の商品を使っています。
セット商品に入っていたシールがかわいかったので、購入品の記録と鑑賞を兼ねて貼りました。

写真と同様、本文のMD用紙がしっかりしているため貼りものの重みに負けません。
ドット罫線がガイドラインになり、きれいに貼ることができます。

おわりに

今回はミドリの「ゆるログ」を使った例と、個人的な感想を紹介しました。

ミドリの公式インスタグラムには、開発への思いがつづられています。

私たちは「誰でもかんたんにデコレーションしながら楽しく日々の記録ができるノート」が作りたいと思うようになりました。
SNSなどで見かける賑やかに彩った記録は魅力的ですが、真っ白なノートに1から素敵なページを作り上げるにはセンスが問われます。
やってみたけれど諦めてしまった人、これから始めてみたいと思っている人、そのような方の背中を押すノートを想像し、複雑な要素は削ぎ落とし、できる限り簡単にしていくことを意識しました。

インスタグラム公式アカウント(@midori_designphil)より

さまざまな人が作ったものを見ることができる昨今、知らずのうちにハードルが高くなり、人と比べてしまう現象も起こっています。

ライフログ本来の楽しさをもっと味わってほしいというミドリの思いは、商品自体のデザインや品質にも込められています。

実際、まめに細かなライフログをつけない筆者でも15分ほどで見開きを埋められました。

「ゆるログ」の安心感は、何気ない日常でも綴れる気楽な相棒となってくれることでしょう。


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