#1446 型の大切さ
教育には「正解」がない。
なので、全国どの教室、どの子どもにも通用する「授業の型」は存在しない。
しかし、「授業の型」の選択肢をもつことは重要である。
選択肢があれば、目の前の子どもの実態に応じて、選択・実践することができるからだ。
だから、「授業の型」を多く学ぶことは有益なのである。
まず初めの段階として、「授業の型」を真似ることが求められる。
この段階では、その型が完成した背景や理論は知らなくてもよい。
とりあえず、藁にも縋る思いでよいので、型を真似てみるのである。
次の段階では、その「授業の型」がなぜ有効なのかを実感できるようになる。
自然と、その型の理論的背景を追体験することができる。
そして、その型の「有効性」だけではなく「弱点」も分かってくるのである。
最終段階は、自分で型を変容させる段階だ。
前の段階で見出した「有効性」はそのままにし、「弱点」を克服するために、型の一部分を変形するのである。
このように、もともとの型の一部分にオリジナリティを追加する。
そうやって、「自分だけの型」を形成していくのである。
ここまで来ると、型を操ることができるようになる。
最初は、型を真似るだけでよいのだ。
徐々に使い慣れていき、良さと改善点を把握できるようになる。
最後には、型にオリジナリティを追加して「自分らしさ」を出す。
このようにして、型を活用していくのである。
これからもたくさんの「授業の型」を学んで、活用し、変容させていきたい。
では。
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