#1296 「調べよう」というめあてではなく、「問い」をめあてにする【社会科】
これまでの自分の社会科の授業を振り返ると、「~について調べよう」というめあてを設定することが多かった。
しかし、このような「調べよう型」の授業だと、子どもたちが具体的な事実、事例を調べて終わりとなってしまう。
「具体が羅列されて終わり」になってしまうのである。
「だから何?」という状態である。
このような授業では、重要な「概念的知識」も獲得されることはないだろう。
では、どうしたらいいか?
めあてを「問い」に変えればいいのである。
「調べよう型」ではなく、「問い型」の授業にするのだ。
それも「概念的知識」を考えざるをえない「問い」である。
「概念的知識」に迫らざるをえない「問い」である。
そうすれば、「調べて終わり」になることはない。
「問い」を解決するために、具体的な事実や事例を調べ、かつ「概念的知識」にも迫ることができるのだ。
このような「問い」型の授業が理想である。
そして、そのような「問い」は子ども側から出るようにしたい。
しかし、最初はハードルが高いだろう。
教師から「問い」を出していき、徐々に慣れてきたら、子どもからも出るようにしていく。
これから社会科の授業を構想するときは、「問い」型のめあてを設定するようにしていきたい。
では。
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