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注目の新刊シリーズ

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個人的に気になっている注目の新刊について簡単に紹介するシリーズです。週1くらいで更新(したい)。※赤池エアは、Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。
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2023年11月の記事一覧

【12選】第二次世界大戦、地図はうそつき、国際社会学の超入門【注目の新刊】#7

【12選】第二次世界大戦、地図はうそつき、国際社会学の超入門【注目の新刊】#7


自分の備忘録。kindleのあるやつはkindleリンクにしている。
読書しろっていわれたけど、どんな本読めばいいかわからない中学生・高校生・大学生のブックリストとしてもぜひ。現代文の成績が伸びる(はず)

1. 『第二次世界大戦 運命の決断: あなたの選択で歴史はどう変わるのか』2. 『誇張、省略、描き換え…地図は意外とウソつき 』3. 『国際社会学・超入門 移民問題から考える社会学』4. 『

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自信がない価値、共感革命、重商主義の探究【注目の新刊】#6

自信がない価値、共感革命、重商主義の探究【注目の新刊】#6


1.『「自信がない」という価値』

2. 『共感革命 社交する人類の進化と未来』「認知革命」はハラリの『サピエンス全史』でよく知られるようになった。それに対して本書は「共感革命」があったのだという。

京大前総長だった山極壽一さんの新しい一般書。

3. 『失われた〈重商主義〉の探求:ジェイムズ・ステュアートの商業・利潤・貨幣』

ちょっと詳しくコメントつけてる時間がないので、自分の備忘録もかね

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殺人と裁判の歴史、消費者の信用史、書物の歴史【注目の新刊】#5

殺人と裁判の歴史、消費者の信用史、書物の歴史【注目の新刊】#5


1. 『殺人者たちの「罪」と「罰」: イギリスにおける人殺しと裁判の歴史』とくに、第2章の

心神喪失を認められながらも有罪となった男

外的な圧力や絶望的な状況は殺人の理由になるのか?

のあたりが特に気になる。

心神喪失と犯罪に関しては、マクノートン・ルール(M'Naghten rules)として知られる基準に基づいて評価されることが多いらしい。これは、1843年にあった英国首相暗殺未遂事

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