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4.こんなところにシルクロード 11/23④どうする?静岡旅 2023.11

前回記事はこちら↓

浜松の旅を決めて、秋野不矩美術館に行こう、と決めた。
全く馴染みのない場所。
Googleマップを見ていると、!?
見つけてしまった。
気になりすぎる施設を。

その名も、シルクロードミュージアム

道のり

お隣、磐田市。
駅からも結構あるし、電動自転車なら行けないこともないか。。。と見ていたら、幸運にもものすごく走れる自転車を借りれたので行ってみた。

てか、意外に近かった。
天竜二俣から自転車で10分くらい。
電車でも次の駅の上野部駅から徒歩15分だそうで。

川沿いをひた走り、山あいの長閑な一本道を行くと見えた。

外観

シルクロード、というより、純和風。
豪農の邸宅なんだとか。
うぉう!私のシルクロード好きと豪農邸宅好き欲、両方満たす場所が存在するとは!

和風にラクダ
めっちゃ広い

一階展示


中に入ると、もーーー。
いきなり度肝抜かれます。

学芸員さん?が、解説いたしましょうか?と。
1人でじっくり見るのでも大丈夫です。
せっかくなので解説お願いした。

私ひとりのために、ものすごく丁寧につきっきりで。内容もためになるし面白いし。
これは、解説必要でした。

一階は、国内の全国各地の焼物中心に。
展示されてるものが凄すぎて。骨董から現代作家さんまで幅広く。
そして、丁寧な解説を聞いて、ほーーー。となる。

なんということでしょう。
ものすごい質と量の展示物、撮影可だったのに、夢中になりすぎて、写真撮るのも忘れてた。
激しく後悔。

超絶技巧の焼物たち。
親子三代の作品など、普段なかなか一緒に展示されないものが並ぶことで、引き継がれた技や、推移がよくわかった。
焼物以外にも、李朝の家具や、いろんなカラクリのある船箪笥など色々。

最後にトイレ借りるのに戻ってきた時、撮ったやつ。

このお皿、景徳鎮。
直径180センチ。
身長よりでかい。

ものすごい貴重なものだらけ。
撮影可で驚いてはいけない。
ケース入ってないもの、触ってもオッケーとのことで、恐る恐る巨大景徳鎮触らせていただいた。

美術品の中に、異彩を放つ展示が。

スーパーカミオカンデの中身の電球的なやつ。

ここのミュージアムは、浜名梱包運送という会社のもの。

浜松で作られたこの部品を岐阜の神岡町まで運んだそうで。

二階展示

二階は、雰囲気ガラッと変わってガンダーラ美術。
これぞ、シルクロードです。
大好物の、男前彫深仏様。
ここもやっぱり、夢中になりすぎて写真撮るのを忘れるという。。。
撮ってたの、この3枚だけで。

ガンダーラ仏
筋肉すげー!
すごい可愛いネックレス。
カラフルやしデザインも素敵やし。
紀元前1800年とか、
ACの間違い?てかんじです。

今回の企画展は中東の布。 
太古の布が、そのまま残っていたり。
素敵すぎるデザインやったり。
超絶技巧の織り技術やったり。
こちらも撮ってなかった。

展示品が多すぎて、そして、いちいち全て凄すぎて。
国宝級、国立博物館に展示されるレベルのものらしい。

ほんまもんの楔形文字、寺院のレリーフや、古代ローマの床面モザイクとか。
隅っこの方に、しれっと平山郁夫のシルクロードの作品があったり。
(普通それだけでメインの企画展できるやん!)
太古のガラスが、地中に眠ってたおかげでパール状の釉薬かかったみたいな素敵な仕上がりになってたり。

その上、収まりきらない収蔵品が多すぎて、頻繁に展示替えしてるそう。
正倉院展か!?レベルですな。

喫茶

1時間以上、膨大な数のスゴすぎるお宝を拝見して、クタクタに。
お求めやすい350円で、コーヒー(チョコレート付)がいただけた。
美術品に囲まれた素敵空間で。

カップもめっちゃ可愛い。
ええやつなんやろな。

そして、セットでついてきたチョコレートが絶品に美味しかったな。
しばし休憩して、西陽に照らされた天竜川を爆走して、駅に戻ります。


いやぁ、素晴らしかった。
スタッフの皆さんも、素敵だった。
地元の会社のもの、というのがまた、すごいな。

私が知らなかっただけで有名なのかもしれませんが、知らなかったことが悔しいくらいに、素敵な場所でした。
ちょっと行きにくい場所ですが、是非是非!おススメです。

入館料は900円ですが、天浜線のチケット持ってたら700円で入れてもらえた。
この内容でこの値段は、すごいお値打ち。

こんな写真は撮ってた。
アルコール消毒、お地蔵様の手の上に載せるとプシューて。
手作りだそうで。
素敵や。

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