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MIRAGE THEATRE Vol.4を終えて

先日、4回目の自主制作映画イベントが無事終了した。
今回は「或る日の男たち」というテーマで、2本の短編映画と朗読&映像コラボ作品を上映。

1本目は「蜃気楼」。芥川龍之介原作の短編。制作した山岸監督は60本以上も映画を撮り続けているのに驚く。
何本も撮っているうちにもっと違うものを生み出したいと思ったとき、著作権の切れた文学作品ならいいのではと思いつき、オリジナルを混ぜて制作。
なぜモノクロなのか?夜の海がモノクロで撮りたかった・・・
確かに、夜の海とモノクロってカッコいい。
現在は居住地の美しい田園風景を舞台にした作品のシナリオを制作中とのこと。

2本目は増本監督の「はくめいこうせん」。冒頭から強めのセリフが出てくるので、監督はきっと怖い人なのだろうか?と思っていたら真逆、穏やかで腰が低く物腰柔らかいお人柄だった。兄と妹の微妙な距離感がとてもよかった。
控えめなお人柄ですが、おかざき恋愛四鏡という全国ロードショーの作品を撮られた立派な監督さんです。
映画の制作秘話?が「自主制作映画あるある」で、とても面白かった。

3本目は主催の涼夏さんと私の実験的コラボ「あるカフェの風景」。
涼夏さんが書いたオリジナル作品の朗読に、映像で演出を加えました。映像といっても写真に映像をミックスさせたもの。

映像ではなく朗読に集中してほしいという思いもあり、世界観を出しつつ、控えめに制作。

写真は明治村という素敵なロケーションで撮影。涼夏さんの自前の着物に、明治・大正時代に着られていたエプロン。エプロンは思うようなのが探せなかったので、私が自作。一寸法師の本も、作りました 笑

機材諸々10キロ近く担いでまわる。
(ロケ地は三脚、キャスター付きバッグ禁止)

衣装制作から写真撮影など本当に楽しく制作出来た作品。
まち針が変ですが、必ず流血するのでこのようにしてます。

涼夏さんの朗読プラス効果音に合わせて映像を投影。この緊張感がたまらない。

朗読や映像が珍しかったのか興味持ってくださった方も多かったし、毎回朗読&映像企画はやってほしいなど、ありがたいお言葉の数々。

お客さんは決して多かったわけではないけれど、内容の濃いイベントが出来て本当によかった。

私の方が年上だけど、お姉ちゃんみたいに感じてる涼夏さん。

帝国ホテルで食べたサンドイッチは黒かった。

MIRAGE THEATREは、まだまだ続きます。
次回をお楽しみに。

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