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アート独り言。(終着点はどこなのか。)
展覧会が無事に終了。
なかなか思うように展覧会についての発信が出来なかった。
それでも、じっくりと作品を見てくれたり、来場がかなわなくとも楽しみにしてくれる方が多くいてくださり感謝の思いでいっぱい。
映像に対する評価が高い一方、疑問の声もいただく。
「なんのためにやっているのか」
今年は世界的に感染症が蔓延し、不要不急について問われた。
アートは生活に必要なのか、さまざまな場所での論議。
発信側からしてみたら、アートは呼吸と同じ必要不可欠なもの。
生活や心を豊かにするもの。
アーティストやデザイナーがこの世にいなかったらどうなっていたのだろう?
そんな事、想像すらしたことがない。
会社や、学校、福祉施設で、毎日毎日同じ作業したらどうなるだろう。
絵を描く時間、音楽を楽しむ時間、不要だろうか。
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私の住む地域には、ここ数年で特別支援学校が増えた。
自分の子供が入学するときには近くに支援学校はなく、2時間半かかる所まで行っていた。毎日の通学をしていたら部活が出来ないという事もあり、寮に入った。
そんな経緯もあり、学校が増えることはもちろん嬉しく思った。
同じ境遇のママさんに、○○ちゃんが入学する時は、近くに学校が出来るから良かったねと話した。
「新しい学校がなんなの?卒業後はどうなるの?うちの子はちゃんと生きていけるの?もし行くところがなかったら、子供を殺して自分も死ぬ」
ショックのあまり言葉が出なかった。
親からしたら、最終的には生活、経済的に自立すること。それは自分が経験しているから痛いくらいわかる。
福祉施設でのアート活動は、経済的な自立を目指していけるのか?そんな疑問を投げ掛けられた。
確かに目的がわかりにくかったかもしれない。
私が所属しているダンスチームも、イベントがなくってしまったら目的がなくなる。
練習に対するモチベーションも下がる。
目的が何もないまま活動するということの難しさを実感した。
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売り物を作るのも経済的な自立の一歩かもしれない。でも、その一歩に踏み出す前の段階で止まっている人は沢山いる。
まずは人と、社会と関わっていくこと。
小さな勇気を見守って欲しい。
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