アート独り言(モダンダンス2020)
今日は友人が出演するダンス公演をみてきた。
今年は感染症の影響もあり、ことごとくダンス公演は中止や延期になってしまった。
だから余計に感慨深いものがあったのは事実。
今日のダンスは主にモダンダンスやモダンバレエ。
岐阜には、チラシに載っているだけでも10団体がある。実際にはもっと沢山あるに違いない。
ダンス、と聞くと人によっては全く違うものを思い浮かべると思う。
テレビで良く見る、歌に合わせて踊るキレキレのダンスを思い浮かべる人は多いのではないだろうか。
ダンス公演後、駐車場まで歩く道でマダムの感想が聞こえてきた。
「創作ダンスって、なんかよくわからなかったわ」
確かに、ストーリーがわかりにくい作品もある。
「一体どういう意味なんだろう?」
と、考えたり、色んな創造に繋がっていくのではないのかなと思う。
絵画や、彫刻は見た目の美しさだけではなく、作品に込められた思いやストーリーがある。それとあまり変わらない気がする。
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私が学生の頃、体育の授業では創作ダンスがあった。グループに別れてああでもないこうでもないと話し合い、体育館シューズを放り投げる振り付けにして皆で大笑いしたのを覚えている。
今の体育では、ヒップホップダンスが主流。
ヒップホップももちろん好きだけど、少し淋しい。
触れる機会が減れば、興味を抱く事も難しい。
見る目を養う事は、とても大事な事だと思う。
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友人はダンスの指導者もしている。
まだまだママが恋しい幼い子供たち。
1人すら制御が難しいのに、大人数でダンスが出来るように指導していた。その完成形が見れたことが本当に嬉しかった。
パワフルでスピードのある側転をする子や、お尻が重たそうにまわる子、あれ?私なんでこんな服着てるの?なんでここにいるんだろう?ハテナ?ってなってる子もいたり。一生懸命な思いが伝わってきた。
私が4年前に撮影した映像作品「dancado~踊り続ける」で彼女はこう語った。
「師から受け継いだものを次に繋げていく、それが私の使命」
彼女は、非常事態宣言の頃からストイックに肉体改造を始めた。以前から受けたいと思っていたが遠方のため受けられなかったヨガの先生がオンラインの指導に切り替えた為、運良く指導が受けられたと言っていた。
元々、引き締まった体ではあったが、半年後には見事な肉体美を披露していた。
困難な時期にも立ち向かう姿勢に強く心を打たれた。
生の舞台は、映像では決して伝えることが出来ない、緊張感、空気感、雑音などがある。
もっともっと沢山の人に知って欲しい。
それを伝える為に、私は撮り続ける。
dancadoを撮影した時のnote
↓
撮影こぼれ話。(ダンサーと美術館) https://note.com/teramaki/n/n562646d312d9
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