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アート独り言。(ようこそ、狂気の世界へ)

2018年、4月。

自分の作品制作の何かヒントみたいなものが得られるのではないかと思い立ち、三重県松阪市にある「虹の泉」へ向かった。

陶芸空間 虹の泉とは
陶芸家・東健次氏がたった一人、35年もの歳月をかけて作り上げた陶アートスペース。5800平方メートルもの土地を陶で埋め尽くすことを目指すも、2013年に74歳で急逝されたため、未完の大作となった。2023年に完成が予定されていた。

松阪市は昔、出張で1ヶ月ほど滞在していたこともあり、それほど遠いという感覚はなかった。
しかし思い立ったのがGWの初日、往復で7時間の運転となった。

自分のイメージでは、曇りや雨の暗い時に撮影したかったが晴れ女の宿命か、キラキラの青空だった。

到着すると、少し離れた所で入場料を払うシステムだった。
支払いを済ませ、撮影の許可をもらう。

中に入ると想像以上の空間に唖然とする。

コンクリートむき出しの場所は未完の状態。

まだ購入したばかりのカメラ、上手く撮れるか心配だったが、必死に撮影した。

大きな作品は小さなパーツを組み合わせて作られている。気が遠くなりそうだ。

所々に、謎のメッセージもあった。

国道改修に向けて構想され、沢山の寄付金が1人の作家を支える。

長い長い歳月をかけてこの空間を生み出すのは情熱というよりは狂気だった。

また行きたい。
↓少し映像のせてます。



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