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昔も今も、女の子の綺麗でいたい気持ちは変わらない☻

こんにちは☻
ピラティスインストラクターの寺田マリです☻☻

昨日見に行ってきた『ART in LIFE, LIFE and BEAUTY』について、今日はもう少し詳しく感想を書いていこうかと。

ここ数年ずっと興味がある日本の伝統文化や芸能、工芸。こういったテーマで開かれる展示は極力見に行こうと思っているわけで、今回もその流れのひとつ。

生活の中の『装う』という事柄に関する道具たちには巧妙な装飾技工が施されていて、単純に美しいものから洒落っ気のあるものまで。

自身を装うことに用いる道具にも美しさが表されているというのは大変興味深くて、日本人の『装う』ことに対する心の在り方って素晴らしいなと感じました。

日本の伝統文化に興味を持ったきっかけはいろいろありますが、少なからず母の影響があるんじゃないかと思います。

今回見た展示物でも特に印象に残ったのは”かんざし”と”つげ櫛”で、これもおそらく母の影響。

うちの母は美容師なのですが、最近では珍しい和装のアップがきちんとできる人なのです。

和装のアップヘアはとても奥が深くて、時代に沿ったアレンジを加えながら、それでいて艶やかに上品に仕上げる母のアップヘアが私は大好き。

髪型が決まるとテンションがあがるのは今も昔もきっと変わらない感覚で、素敵に結い上げられた髪に、かんざしやつげ櫛をさす。

仕上げのアクセントに、”よし!これで決まりね!”っと、鏡に映る自分に向かって笑顔でキメていたのかなぁなんて。

そのかんざしやつげ櫛から広がるストーリーを考えたらなんだかとてもワクワクした。

吉原の遊女たちは、ご贔屓のお客様からもらったかんざしやつげ櫛で着飾っていたのかもしれない。

はたまた、祖母の代から受け継がれてきた大切な形見のようなものなのかもしれないし。

紅板なんてのもあったんだけど、これもまた細かい技工が凝らされた見事なものがたくさんあって。

今で言うところのリップパレットなんだろうけど、ここでもまた一つ一つにストーリーが見えてくるような…

紅板の蓋をあけて、そっと指で紅をさし、大好きなあの人に会いに行ったんだろうか?とか、情景が目に浮かんでこれもまたワクワク。

そういえば、以前仲良しのバレエの先生と一緒にご飯に行ったときに女子トークで盛り上がって、コスメの話なんかもしたのだけど

その先生が「自分のための”綺麗”が、いつかあの人のために綺麗でいたいになるんだよ」って言っていたのを思い出した。

そんな女の子独特の気持ちって、ほんと昔も今も変わらないんだなぁって。

そんな視点で見てみても面白いかもしれないですね☻

ART in LIFE, LIFE and BEAUTYは今週末まで開催だったと思います!

美容の今昔、乙女心に想いをはせつつぜひお出かけいただきたい展示です☻


今日もお読みいただきありがとうございました☻☻


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