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自己発信力を高める英文法。第55回「分詞③(分詞構文)」(前半)

「みんなの英語道場8」から毎回5問出題します。各英文をSTEP1からSTEP3へと少しずつ難易度を上げながら学習します。最終的にはその英文を書ける・言えるようになるよう、よく理解し・音声を何度も聞き・繰り返し声に出しましょう。

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分詞③(分詞構文)(前半B091~B095)

STEP1では、ごく基本的なことを確認します。まずは自分なりに問題の答えを考えてください。答え合わせはリスニングによって行います。音声の下の解答・解説などはその後で見てください。

B091 窓の外を見ると、男の子たちがサッカーをしているのが見えました。
( Look ) out the window, I saw boys playing soccer. (語形変形)





<解答>
窓の外を見ると、男の子たちがサッカーをしているのが見えました。
( Looking ) out the window, I saw boys playing soccer.

<解説>
looking out the window は「窓の外を見ると」というような意味です。このように現在分詞(または過去分詞)の導く句が副詞の働きをするものを分詞構文といいます。分詞構文は「~すると、~して、~しながら」などの漠然とした意味を表します。

<注意>
ここでは文の主語の「私」が窓の外を「見る」のだから、能動的な意味を持つ現在分詞 (looking) を用います。

<比較>
When I looked out the window, I saw boys playing soccer.
「窓の外を見たとき、男の子たちがサッカーをしているのが見えた」
Looking out the window, I saw boys playing soccer.
「窓の外を見ると、男の子たちがサッカーをしているのが見えた」

分詞構文(②)の特徴:
1.接続詞がない
2.主語がない(文の主語と一致する場合のみ)
3.動詞が分詞になる
4.意味が漠然としている

<語句>
look out (of) ~「~の外を見る」



B092 力を合わせると、私たちは効果を上げることができます。
( Work ) together, we can make a difference. (語形変形)





<解答>
力を合わせると、私たちは効果を上げることができます。
( Working ) together, we can make a difference.

<解説>
working together は「力を合わせると、力を合わせて」というような意味です。このように現在分詞(または過去分詞)の導く句が副詞の働きをするものを分詞構文といいます。分詞構文は「~すると、~して、~しながら」などの漠然とした意味を表します。

<注意>
ここでは文の主語の「私たち」が「協力する」のだから、能動的な意味を持つ現在分詞 (working) を用います。

<補足>
分詞構文は意味が曖昧です。by working together とすると「協力することによって」のように意味が明確になります(この working は動名詞)。

<語句>
make a difference「違いを生じさせる、効果がある」



B093 その城は14世紀に建てられて、現在はホテルです。
( Build ) in the 14th century, the castle is now a hotel. (語形変形)





<解答>
その城は14世紀に建てられて、現在はホテルです。
( Built ) in the 14th century, the castle is now a hotel.

<解説>
built in the 14th century は「14世紀に建てられて、14世紀に建てられたのだが」というような意味です。このように現在分詞(または過去分詞)の導く句が副詞の働きをするものを分詞構文といいます。分詞構文は「~して、~なのだが」などの漠然とした意味を表します。

<注意>
ここでは文の主語の「城」が「建てられた」のだから、受動的な意味を持つ過去分詞 (built) を用います。

<補足>
分詞構文は構造が簡潔であるため、built in the 14th century は観光ガイドなどの説明文に適しています(主に書き言葉として用いる)。



B094 コカ・コーラ社は1892年に設立され、今日もまだ人気があります。
( Establish ) in 1892, the Coca-Cola company is still popular today. (語形変形)





<解答>
コカ・コーラ社は1892年に設立され、今日もまだ人気があります。
( Established ) in 1892, the Coca-Cola company is still popular today.

<解説>
established in 1892 は「1892年に設立されて、1892年に設立されたのだが」というような意味です。このように現在分詞(または過去分詞)の導く句が副詞の働きをするものを分詞構文といいます。分詞構文は「~して、~なのだが」などの漠然とした意味を表します。

<注意>
ここでは文の主語の「コカ・コーラ社」が「設立された」のだから、受動的な意味を持つ過去分詞 (established) を用います。

<補足>
分詞構文は構造が簡潔であるため、established in 1892 は会社や学校の説明文に適しています。また、分詞構文は簡潔であるからこそ、文学では読み手に想像力を働かせたり、詩的な雰囲気を醸し出す効果もあります。
Bathed in moonlight, the forest whispered secrets.
「月の明かりに照らされて、森は秘密をささやいた」

<語句>
establish ~「~を設立する」



B095 私たちは花火を見ながら、とても楽しい時を過ごしました。
We had a wonderful time (          ) fireworks. (空所補充)





<解答>
私たちは花火を見ながら、とても楽しい時を過ごしました。
We had a wonderful time ( watching ) fireworks.

<解説>
watching fireworks は「花火を見て、花火を見ながら」というような意味です。このように分詞構文の多くは文の後ろに置かれて、そのときの状況を補足説明します(副詞的)。

<語句>
have a wonderful time「とても楽しい時を過ごす」
fireworks「花火」(通例、複数形)



STEP2の英文は上の5問と同じですが、ほんの少し難しくします。STEP1でもSTEP2でも、英文をよく理解して、リスニングと音読を十分に行うことが大切です。

B091 窓の外を見ると、男の子たちがサッカーをしているのが見えました。
(          ) (          ) the window, I saw boys playing soccer. (空所補充)





<解答>
窓の外を見ると、男の子たちがサッカーをしているのが見えました。
( Looking ) ( out ) the window, I saw boys playing soccer.

<解説>
looking out the window は「窓の外を見ると」というような意味です。このように現在分詞(または過去分詞)の導く句が副詞の働きをするものを分詞構文といいます。分詞構文は「~すると、~して、~しながら」などの漠然とした意味を表します。

<注意>
ここでは文の主語の「私」が窓の外を「見る」のだから、能動的な意味を持つ現在分詞 (looking) を用います。

<比較>
When I looked out the window, I saw boys playing soccer.
「窓の外を見たとき、男の子たちがサッカーをしているのが見えた」
Looking out the window, I saw boys playing soccer.
「窓の外を見ると、男の子たちがサッカーをしているのが見えた」

分詞構文(②)の特徴:
1.接続詞がない
2.主語がない(文の主語と一致する場合のみ)
3.動詞が分詞になる
4.意味が漠然としている

<語句>
look out (of) ~「~の外を見る」



B092 力を合わせると、私たちは効果を上げることができます。
(          ) (          ), we can make a difference. (空所補充)





<解答>
力を合わせると、私たちは効果を上げることができます。
( Working ) ( together ), we can make a difference.

<解説>
working together は「力を合わせると、力を合わせて」というような意味です。このように現在分詞(または過去分詞)の導く句が副詞の働きをするものを分詞構文といいます。分詞構文は「~すると、~して、~しながら」などの漠然とした意味を表します。

<注意>
ここでは文の主語の「私たち」が「協力する」のだから、能動的な意味を持つ現在分詞 (working) を用います。

<補足>
分詞構文は意味が曖昧です。by working together とすると「協力することによって」のように意味が明確になります(この working は動名詞)。

<語句>
make a difference「違いを生じさせる、効果がある」



B093 その城は14世紀に建てられて、現在はホテルです。
(          ) (          ) the 14th century, the castle is now a hotel. (空所補充)





<解答>
その城は14世紀に建てられて、現在はホテルです。
( Built ) ( in ) the 14th century, the castle is now a hotel.

<解説>
built in the 14th century は「14世紀に建てられて、14世紀に建てられたのだが」というような意味です。このように現在分詞(または過去分詞)の導く句が副詞の働きをするものを分詞構文といいます。分詞構文は「~して、~なのだが」などの漠然とした意味を表します。

<注意>
ここでは文の主語の「城」が「建てられた」のだから、受動的な意味を持つ過去分詞 (built) を用います。

<補足>
分詞構文は構造が簡潔であるため、built in the 14th century は観光ガイドなどの説明文に適しています(主に書き言葉として用いる)。



B094 コカ・コーラ社は1892年に設立され、今日もまだ人気があります。
(          ) (          ) 1892, the Coca-Cola company is still popular today. (空所補充)





<解答>
コカ・コーラ社は1892年に設立され、今日もまだ人気があります。
( Established ) ( in ) 1892, the Coca-Cola company is still popular today.

<解説>
established in 1892 は「1892年に設立されて、1892年に設立されたのだが」というような意味です。このように現在分詞(または過去分詞)の導く句が副詞の働きをするものを分詞構文といいます。分詞構文は「~して、~なのだが」などの漠然とした意味を表します。

<注意>
ここでは文の主語の「コカ・コーラ社」が「設立された」のだから、受動的な意味を持つ過去分詞 (established) を用います。

<補足>
分詞構文は構造が簡潔であるため、established in 1892 は会社や学校の説明文に適しています。また、分詞構文は簡潔であるからこそ、文学では読み手に想像力を働かせたり、詩的な雰囲気を醸し出す効果もあります。
Bathed in moonlight, the forest whispered secrets.
「月の明かりに照らされて、森は秘密をささやいた」

<語句>
establish ~「~を設立する」



B095 私たちは花火を見ながら、とても楽しい時を過ごしました。
We had a wonderful time (          ) (          ). (空所補充)





<解答>
私たちは花火を見ながら、とても楽しい時を過ごしました。
We had a wonderful time ( watching ) ( fireworks ).

<解説>
watching fireworks は「花火を見て、花火を見ながら」というような意味です。このように分詞構文の多くは文の後ろに置かれて、そのときの状況を補足説明します(副詞的)。

<語句>
have a wonderful time「とても楽しい時を過ごす」
fireworks「花火」(通例、複数形)



STEP3では、さらに難易度を上げます。日本文を見たら即座に英文を書ける・言えるのが目標です。リスニングを十分に行い、内容を相手に伝えるつもりで音読をすると効果的です。

B091 窓の外を見ると、男の子たちがサッカーをしているのが見えました。
(          ) (          ) the window, I saw boys (          ) soccer. (空所補充)





<解答>
窓の外を見ると、男の子たちがサッカーをしているのが見えました。
( Looking ) ( out ) the window, I saw boys ( playing ) soccer.

<解説>
looking out the window は「窓の外を見ると」というような意味です。このように現在分詞(または過去分詞)の導く句が副詞の働きをするものを分詞構文といいます。分詞構文は「~すると、~して、~しながら」などの漠然とした意味を表します。

<注意>
ここでは文の主語の「私」が窓の外を「見る」のだから、能動的な意味を持つ現在分詞 (looking) を用います。

<比較>
When I looked out the window, I saw boys playing soccer.
「窓の外を見たとき、男の子たちがサッカーをしているのが見えた」
Looking out the window, I saw boys playing soccer.
「窓の外を見ると、男の子たちがサッカーをしているのが見えた」

分詞構文(②)の特徴:
1.接続詞がない
2.主語がない(文の主語と一致する場合のみ)
3.動詞が分詞になる
4.意味が漠然としている

<語句>
look out (of) ~「~の外を見る」



B092 力を合わせると、私たちは効果を上げることができます。
(          ) (          ), we can make a (          ). (空所補充)





<解答>
力を合わせると、私たちは効果を上げることができます。
( Working ) ( together ), we can make a ( difference ).

<解説>
working together は「力を合わせると、力を合わせて」というような意味です。このように現在分詞(または過去分詞)の導く句が副詞の働きをするものを分詞構文といいます。分詞構文は「~すると、~して、~しながら」などの漠然とした意味を表します。

<注意>
ここでは文の主語の「私たち」が「協力する」のだから、能動的な意味を持つ現在分詞 (working) を用います。

<補足>
分詞構文は意味が曖昧です。by working together とすると「協力することによって」のように意味が明確になります(この working は動名詞)。

<語句>
make a difference「違いを生じさせる、効果がある」



B093 その城は14世紀に建てられて、現在はホテルです。
(          ) (          ) the 14th (          ), the castle is now a hotel. (空所補充)





<解答>
その城は14世紀に建てられて、現在はホテルです。
( Built ) ( in ) the 14th ( century ), the castle is now a hotel.

<解説>
built in the 14th century は「14世紀に建てられて、14世紀に建てられたのだが」というような意味です。このように現在分詞(または過去分詞)の導く句が副詞の働きをするものを分詞構文といいます。分詞構文は「~して、~なのだが」などの漠然とした意味を表します。

<注意>
ここでは文の主語の「城」が「建てられた」のだから、受動的な意味を持つ過去分詞 (built) を用います。

<補足>
分詞構文は構造が簡潔であるため、built in the 14th century は観光ガイドなどの説明文に適しています(主に書き言葉として用いる)。



B094 コカ・コーラ社は1892年に設立され、今日もまだ人気があります。
(          ) (          ) 1892, the Coca-Cola company is (          ) popular today. (空所補充)





<解答>
コカ・コーラ社は1892年に設立され、今日もまだ人気があります。
( Established ) ( in ) 1892, the Coca-Cola company is ( still ) popular today.

<解説>
established in 1892 は「1892年に設立されて、1892年に設立されたのだが」というような意味です。このように現在分詞(または過去分詞)の導く句が副詞の働きをするものを分詞構文といいます。分詞構文は「~して、~なのだが」などの漠然とした意味を表します。

<注意>
ここでは文の主語の「コカ・コーラ社」が「設立された」のだから、受動的な意味を持つ過去分詞 (established) を用います。

<補足>
分詞構文は構造が簡潔であるため、established in 1892 は会社や学校の説明文に適しています。また、分詞構文は簡潔であるからこそ、文学では読み手に想像力を働かせたり、詩的な雰囲気を醸し出す効果もあります。
Bathed in moonlight, the forest whispered secrets.
「月の明かりに照らされて、森は秘密をささやいた」

<語句>
establish ~「~を設立する」



B095 私たちは花火を見ながら、とても楽しい時を過ごしました。
We had a wonderful (          ) (          ) (          ). (空所補充)





<解答>
私たちは花火を見ながら、とても楽しい時を過ごしました。
We had a wonderful ( time ) ( watching ) ( fireworks ).

<解説>
watching fireworks は「花火を見て、花火を見ながら」というような意味です。このように分詞構文の多くは文の後ろに置かれて、そのときの状況を補足説明します(副詞的)。

<語句>
have a wonderful time「とても楽しい時を過ごす」
fireworks「花火」(通例、複数形)


<空所内の文字について>
空所内に文字が記されている場合は、正解が他にもあり得ることを示します。しかし、ここでは「みんなの英語道場8」の英文を学ぶことを目的とするため、左寄せの文字がある場合はその文字で始まる単語を正解とします。同様に、右寄せの文字がある場合はその文字で終わる単語を正解とします。


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