自己発信力を高める英文法。第62回「疑問文③」（後半）

「みんなの英語道場８」から毎回５問出題します。各英文をSTEP１からSTEP３へと少しずつ難易度を上げながら学習します。最終的にはその英文を書ける・言えるようになるよう、よく理解し・音声を何度も聞き・繰り返し声に出しましょう。

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疑問文③（後半B126～B130）

STEP１では、ごく基本的なことを確認します。まずは自分なりに問題の答えを考えてください。答え合わせはリスニングによって行います。音声の下の解答・解説などはその後で見てください。

B126　ショーは何時に始まるかご存じですか。
what time the show starts? （do you know 挿入）

＜解答＞
ショーは何時に始まるかご存じですか。
( Do you know ) what time the show starts?

＜解説＞
この文は「知っているかどうか」を尋ねるので、do you know で文を始めます。what time the show starts「ショーが何時に始まるか」は know の目的語（名詞節）にすぎません。このように疑問文が文の一部になっている名詞節を間接疑問といいます。間接疑問は疑問文ではないので疑問文の語順 (what time does the show start) にしません。

＜比較＞
What time does the show start?（疑問文）
「ショーは何時に始まりますか」
what time the show starts（間接疑問）
「ショーが何時に始まるか」

＜補足＞
ショーの開始時刻はあらかじめ決まっているので、「始まる」は確定した未来の予定を表す現在形 (starts) で表します。

B127　彼女がどこにいるか分かりますか。
where she is? （do you have any idea 挿入）

＜解答＞
彼女がどこにいるか分かりますか。
( Do you have any idea ) where she is?

＜解説＞
この文は「分かるかどうか」を尋ねるので、do you have any idea「分かりますか」で文を始めます。where she is「彼女がどこにいるか」は have any idea (as to)「～が分かる」の目的語（名詞節）にすぎません。このように疑問文が文の一部になっている名詞節を間接疑問といいます。間接疑問は疑問文ではないので疑問文の語順 (where is she) にしません。

＜比較＞
Where is she?「彼女はどこにいますか」（疑問文）
where she is「彼女がどこにいるか」（間接疑問）

B128　この流行はどれくらい続くと思いますか。
how long this trend will last? （do you think 挿入）

＜解答＞
この流行はどれくらい続くと思いますか。
How long ( do you think ) this trend will last?

＜解説＞
この文は「どれくらいの間」の部分を尋ねるので how long で文を始め、その後に do you think を続けて「どれくらいの間…とあなたは思いますか」という疑問文の主要部分を完成させます。残りの this trend will last「この流行は続く」は think の目的語（名詞節）にすぎないので、これは疑問文の語順 (will this trend last) にしません（間接疑問）。

＜比較＞　how long の位置の違いに注意
① Do you know how long this will take?
「これは時間がどれくらいかかるか分かりますか」
② How long do you think this will take?
「これは時間がどれくらいかかると思いますか」
構造的に①は「分かるかどうか」を尋ねる文であり、②は「時間がどれくらい」の部分を尋ねる文です。しかし、どちらも返答として所要時間を求めていると言えます。相違点を言うなら、①がある程度正確な所要時間を尋ねる（例えば業者に納品までの日数を尋ねる）のに対して、②は返答が推測でも構わない尋ね方です。

＜語句＞
trend「流行、傾向」
last「続く」（動詞）

B129　地球温暖化を食い止めるために私たちは何をすればよいと思いますか。
what we should do to stop global warming? （do you think 挿入）

＜解答＞
地球温暖化を食い止めるために私たちは何をすればよいと思いますか。
What ( do you think ) we should do to stop global warming?

＜解説＞
この文は「何を」の部分を尋ねるので what で文を始め、その後に do you think を続けて「何を…とあなたは思いますか」という疑問文の主要部分を完成させます。残りの we should do「私たちはすべき」は think の目的語（名詞節）にすぎないので、これは疑問文の語順 (should we do) にしません（間接疑問）。

＜補足＞　語順を別の角度から考えると、
I think we should do it.
「私たちはそれをすべきだと私は思います」
ここで I を you に変えて疑問文にすると、
➡ Do you think we should do it?
「私たちはそれをすべきだとあなたは思いますか」
ここで it を what に変えて it の部分を尋ねる疑問文にすると、
➡ What do you think we should do?
「私たちは何をすべきだとあなたは思いますか」
こう考えると what と do you think がこの位置にあることも、we should do が疑問文の語順 (should we do) にならないことも納得がいきますね。

＜語句＞
global warming「地球温暖化」

B130　人生では何が一番大切だと思いますか。
what is the most important thing in life? （do you think 挿入）

＜解答＞
人生では何が一番大切だと思いますか。
What ( do you think ) is the most important thing in life?

＜解説＞
この文は「何が」の部分を尋ねるので what で始め、その後に do you think を続けて「何が…とあなたは思いますか」という疑問文の主要部分を完成させます。この後は what「何が」が主語であることを念頭に置きながら述部の is the most important thing in life「人生で一番大切なものである」 を続けます。このとき is を忘れないように注意します。

＜補足＞　語順を別の角度から考えると、
I think family is the most important thing in life.
「家族は人生で一番大切なものだと私は思います」
ここで I を you に変えて疑問文にすると、
➡ Do you think family is the most important thing in life?
「家族は人生で一番大切なものだとあなたは思いますか」
  ここで family を what に変えて family の部分を尋ねる疑問文にすると、
➡ What do you think is the most important thing in life?  
「何が人生で一番大切なものだとあなたは思いますか」
こう考えると what と do you think がこの位置にあることも、is を忘れてはいけないことも納得がいきますね。

STEP２の英文は上の５問と同じですが、ほんの少し難しくします。STEP１でもSTEP２でも、英文をよく理解して、リスニングと音読を十分に行うことが大切です。

B126　ショーは何時に始まるかご存じですか。
( do you know / the show / what time / starts )? （語順整序）

＜解答＞
ショーは何時に始まるかご存じですか。
( Do you know ) ( what time ) ( the show ) ( starts )?

＜解説＞
この文は「知っているかどうか」を尋ねるので、do you know で文を始めます。what time the show starts「ショーが何時に始まるか」は know の目的語（名詞節）にすぎません。このように疑問文が文の一部になっている名詞節を間接疑問といいます。間接疑問は疑問文ではないので疑問文の語順 (what time does the show start) にしません。

＜比較＞
What time does the show start?（疑問文）
「ショーは何時に始まりますか」
what time the show starts（間接疑問）
「ショーが何時に始まるか」

＜補足＞
ショーの開始時刻はあらかじめ決まっているので、「始まる」は確定した未来の予定を表す現在形 (starts) で表します。

B127　彼女がどこにいるか分かりますか。
( she / where / is / do you have any idea )? （語順整序）

＜解答＞
彼女がどこにいるか分かりますか。
( Do you have any idea ) ( where ) ( she ) ( is )?

＜解説＞
この文は「分かるかどうか」を尋ねるので、do you have any idea「分かりますか」で文を始めます。where she is「彼女がどこにいるか」は have any idea (as to)「～が分かる」の目的語（名詞節）にすぎません。このように疑問文が文の一部になっている名詞節を間接疑問といいます。間接疑問は疑問文ではないので疑問文の語順 (where is she) にしません。

＜比較＞
Where is she?「彼女はどこにいますか」（疑問文）
where she is「彼女がどこにいるか」（間接疑問）

B128　この流行はどれくらい続くと思いますか。
( will last / how long / this trend / do you think )? （語順整序）

＜解答＞
この流行はどれくらい続くと思いますか。
( How long ) ( do you think ) ( this trend ) ( will last )?

＜解説＞
この文は「どれくらいの間」の部分を尋ねるので how long で文を始め、その後に do you think を続けて「どれくらいの間…とあなたは思いますか」という疑問文の主要部分を完成させます。残りの this trend will last「この流行は続く」は think の目的語（名詞節）にすぎないので、これは疑問文の語順 (will this trend last) にしません（間接疑問）。

＜比較＞　how long の位置の違いに注意
① Do you know how long this will take?
「これは時間がどれくらいかかるか分かりますか」
② How long do you think this will take?
「これは時間がどれくらいかかると思いますか」
構造的に①は「分かるかどうか」を尋ねる文であり、②は「時間がどれくらい」の部分を尋ねる文です。しかし、どちらも返答として所要時間を求めていると言えます。相違点を言うなら、①がある程度正確な所要時間を尋ねる（例えば業者に納品までの日数を尋ねる）のに対して、②は返答が推測でも構わない尋ね方です。

＜語句＞
trend「流行、傾向」
last「続く」（動詞）

B129　地球温暖化を食い止めるために私たちは何をすればよいと思いますか。
( do you think /  should / we / what ) do to stop global warming? （語順整序）

＜解答＞
地球温暖化を食い止めるために私たちは何をすればよいと思いますか。
( What ) ( do you think ) ( we ) ( should ) do to stop global warming?

＜解説＞
この文は「どれくらいの間」の部分を尋ねるので how long で文を始め、その後に do you think を続けて「どれくらいの間…とあなたは思いますか」という疑問文の主要部分を完成させます。残りの this trend will last「この流行は続く」は think の目的語（名詞節）にすぎないので、これは疑問文の語順 (will this trend last) にしません（間接疑問）。

＜比較＞　how long の位置の違いに注意
① Do you know how long this will take?
「これは時間がどれくらいかかるか分かりますか」
② How long do you think this will take?
「これは時間がどれくらいかかると思いますか」
構造的に①は「分かるかどうか」を尋ねる文であり、②は「時間がどれくらい」の部分を尋ねる文です。しかし、どちらも返答として所要時間を求めていると言えます。相違点を言うなら、①がある程度正確な所要時間を尋ねる（例えば業者に納品までの日数を尋ねる）のに対して、②は返答が推測でも構わない尋ね方です。

＜語句＞
trend「流行、傾向」
last「続く」（動詞）

B130　人生では何が一番大切だと思いますか。
( think / do you / is / what ) the most important thing in life? （語順整序）

＜解答＞
人生では何が一番大切だと思いますか。
( What ) ( do you ) ( think ) ( is ) the most important thing in life?

＜解説＞
この文は「何が」の部分を尋ねるので what で始め、その後に do you think を続けて「何が…とあなたは思いますか」という疑問文の主要部分を完成させます。この後は what「何が」が主語であることを念頭に置きながら述部の is the most important thing in life「人生で一番大切なものである」 を続けます。このとき is を忘れないように注意します。

＜補足＞　語順を別の角度から考えると、
I think family is the most important thing in life.
「家族は人生で一番大切なものだと私は思います」
ここで I を you に変えて疑問文にすると、
➡ Do you think family is the most important thing in life?
「家族は人生で一番大切なものだとあなたは思いますか」
  ここで family を what に変えて family の部分を尋ねる疑問文にすると、
➡ What do you think is the most important thing in life?  
「何が人生で一番大切なものだとあなたは思いますか」
こう考えると what と do you think がこの位置にあることも、is を忘れてはいけないことも納得がいきますね。

STEP３では、さらに難易度を上げます。日本文を見たら即座に英文を書ける・言えるのが目標です。リスニングを十分に行い、内容を相手に伝えるつもりで音読をすると効果的です。

B126　ショーは何時に始まるかご存じですか。
(          ) (          ) (          ) (          ) (          ) the show starts?

＜解答＞
ショーは何時に始まるかご存じですか。
( Do ) ( you ) ( know ) ( what ) ( time ) the show starts?

＜解説＞
この文は「知っているかどうか」を尋ねるので、do you know で文を始めます。what time the show starts「ショーが何時に始まるか」は know の目的語（名詞節）にすぎません。このように疑問文が文の一部になっている名詞節を間接疑問といいます。間接疑問は疑問文ではないので疑問文の語順 (what time does the show start) にしません。

＜比較＞
What time does the show start?（疑問文）
「ショーは何時に始まりますか」
what time the show starts（間接疑問）
「ショーが何時に始まるか」

＜補足＞
ショーの開始時刻はあらかじめ決まっているので、「始まる」は確定した未来の予定を表す現在形 (starts) で表します。

B127　彼女がどこにいるか分かりますか。
Do you have (          ) (          ) (          ) (          ) (          )?

＜解答＞
彼女がどこにいるか分かりますか。
Do you have ( any ) ( idea ) ( where ) ( she ) ( is )?

＜解説＞
この文は「分かるかどうか」を尋ねるので、do you have any idea「分かりますか」で文を始めます。where she is「彼女がどこにいるか」は have any idea (as to)「～が分かる」の目的語（名詞節）にすぎません。このように疑問文が文の一部になっている名詞節を間接疑問といいます。間接疑問は疑問文ではないので疑問文の語順 (where is she) にしません。

＜比較＞
Where is she?「彼女はどこにいますか」（疑問文）
where she is「彼女がどこにいるか」（間接疑問）

B128　この流行はどれくらい続くと思いますか。
(          ) (          ) (          ) (          ) (          ) this trend will last?

＜解答＞
この流行はどれくらい続くと思いますか。
( How ) ( long ) ( do ) ( you ) ( think ) this trend will last?

＜解説＞
この文は「どれくらいの間」の部分を尋ねるので how long で文を始め、その後に do you think を続けて「どれくらいの間…とあなたは思いますか」という疑問文の主要部分を完成させます。残りの this trend will last「この流行は続く」は think の目的語（名詞節）にすぎないので、これは疑問文の語順 (will this trend last) にしません（間接疑問）。

＜比較＞　how long の位置の違いに注意
① Do you know how long this will take?
「これは時間がどれくらいかかるか分かりますか」
② How long do you think this will take?
「これは時間がどれくらいかかると思いますか」
構造的に①は「分かるかどうか」を尋ねる文であり、②は「時間がどれくらい」の部分を尋ねる文です。しかし、どちらも返答として所要時間を求めていると言えます。相違点を言うなら、①がある程度正確な所要時間を尋ねる（例えば業者に納品までの日数を尋ねる）のに対して、②は返答が推測でも構わない尋ね方です。

＜語句＞
trend「流行、傾向」
last「続く」（動詞）

B129　地球温暖化を食い止めるために私たちは何をすればよいと思いますか。
What do you think (          ) (          ) (          ) (          ) (          ) global warming?

＜解答＞
地球温暖化を食い止めるために私たちは何をすればよいと思いますか。
What do you think ( we ) ( should ) ( do ) ( to ) ( stop ) global warming?

＜解説＞
この文は「何を」の部分を尋ねるので what で文を始め、その後に do you think を続けて「何を…とあなたは思いますか」という疑問文の主要部分を完成させます。残りの we should do「私たちはすべき」は think の目的語（名詞節）にすぎないので、これは疑問文の語順 (should we do) にしません（間接疑問）。

＜補足＞　語順を別の角度から考えると、
I think we should do it.
「私たちはそれをすべきだと私は思います」
ここで I を you に変えて疑問文にすると、
➡ Do you think we should do it?
「私たちはそれをすべきだとあなたは思いますか」
ここで it を what に変えて it の部分を尋ねる疑問文にすると、
➡ What do you think we should do?
「私たちは何をすべきだとあなたは思いますか」
こう考えると what と do you think がこの位置にあることも、we should do が疑問文の語順 (should we do) にならないことも納得がいきますね。

＜語句＞
global warming「地球温暖化」

B130　人生では何が一番大切だと思いますか。
(          ) (          ) (          ) (          ) (          ) the most important thing in life?

＜解答＞
人生では何が一番大切だと思いますか。
( What ) ( do ) ( you ) ( think ) ( is ) the most important thing in life?

＜解説＞
この文は「何が」の部分を尋ねるので what で始め、その後に do you think を続けて「何が…とあなたは思いますか」という疑問文の主要部分を完成させます。この後は what「何が」が主語であることを念頭に置きながら述部の is the most important thing in life「人生で一番大切なものである」 を続けます。このとき is を忘れないように注意します。

＜補足＞　語順を別の角度から考えると、
I think family is the most important thing in life.
「家族は人生で一番大切なものだと私は思います」
ここで I を you に変えて疑問文にすると、
➡ Do you think family is the most important thing in life?
「家族は人生で一番大切なものだとあなたは思いますか」
  ここで family を what に変えて family の部分を尋ねる疑問文にすると、
➡ What do you think is the most important thing in life?  
「何が人生で一番大切なものだとあなたは思いますか」
こう考えると what と do you think がこの位置にあることも、is を忘れてはいけないことも納得がいきますね。

＜空所内の文字について＞
空所内に文字が記されている場合は、正解が他にもあり得ることを示します。しかし、ここでは「みんなの英語道場８」の英文を学ぶことを目的とするため、左寄せの文字がある場合はその文字で始まる単語を正解とします。同様に、右寄せの文字がある場合はその文字で終わる単語を正解とします。