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自己発信力を高める英文法。第41回「時制③」(前半)

「みんなの英語道場8」から毎回5問出題します。各英文をSTEP1からSTEP3へと少しずつ難易度を上げながら学習します。最終的にはその英文を書ける・言えるようになるよう、よく理解し・音声を何度も聞き・繰り返し声に出しましょう。

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時制③(前半B021~B025)

STEP1では、ごく基本的なことを確認します。まずは自分なりに問題の答えを考えてください。答え合わせはリスニングによって行います。音声の下の解答・解説などはその後で見てください。

B021 それから2年半が経ちました。
Two and a half years ( have / were ) passed since then. (選択)





<解答>
それから2年半が経ちました。
Two and a half years ( have ) passed since then.

<解説>
現在完了 (have+過去分詞) は過去のある時点から現在までの出来事を現在のこととして表します。この have passed は「(今2年半が)経ったところだ」という現在の状況を表します。

<語句>
two and a half years「2年半」
pass「経過する」
since then「その時以来、それから」



B022 私が最後に大阪を訪れてから5年になります。
It's ( be / been ) five years since my last visit to Osaka. (選択)





<解答>
私が最後に大阪を訪れてから5年になります。
It's ( been ) five years since my last visit to Osaka.

<解説>
現在完了 (have+過去分詞) は過去のある時点から現在までの出来事を現在のこととして表します。この has been は「(今でもう5年)になる」という現在の状況を表します。

<補足>
現在完了は現在の状況を表すので、次のように表すことも可能です。
It's been five years now since my last visit to Osaka.  (now を加える)
It is five years since my last visit to Osaka.  (述語動詞に現在形を用いる)

<区別>
visit to Osaka「大阪への訪問」(visit は名詞)
visit Osaka「大阪を訪れる」(visit は動詞)



B023 私は財布を家に忘れたことに気づきました。
I realized I ( have / had ) left my wallet at home. (選択)





<解答>
私は財布を家に忘れたことに気づきました。
I realized I ( had ) left my wallet at home.

<解説>
過去完了(had+過去分詞)はその動作や状態が過去のある時点よりも前の出来事であることを表します。この文の had left my wallet は realized(過去)よりも前の出来事です。

<語句>
realize ~「~に気づく」
leave ~「~を置き忘れる」

<比較>
I realized that I was wrong.  
「私は自分が間違っていることに気づきました」
※ I realized と I was wrong は同じ過去の出来事
I realized that I had been wrong all along.
「私は自分が最初からずっと間違っていたことに気づきました」
※ I realized は過去の出来事、I had been wrong all along はそれよりも前の出来事。



B024 私たちは何年も会っていませんでした。
We ( have / had ) not seen each other in years. (選択)





<解答>
私たちは何年も会っていませんでした。
We ( had ) not seen each other in years.

<解説>
過去完了(had+過去分詞)はその動作や状態が過去のある時点よりも前の出来事であることを表します。問題文は、私たちが会っていないという状態が再会の時点まで続いたという内容です(過去完了・継続)。

<参考>
次の過去完了は食べた時点までの経験を表します。
It was delicious! I had never had anything like it before.
「おいしかったです。こんなのそれまで食べたことがありませんでした」

<語句>
each other「お互い」
in years「何年も」(否定文で)



B025 できれば、それまでには終わらせたいと思います。
Hopefully, I will ( be / have ) finished it by then. (選択)





<解答>
できれば、それまでには終わらせたいと思います。
Hopefully, I will ( have ) finished it by then.

<解説>
この未来完了(will have+過去分詞)は未来のある時点における動作の完了を表します(未来完了・完了)。問題文は、仕事を期日までに仕上げているという内容です。

<語句>
hopefully「できれば、うまくいけば」(文修飾副詞)
by then「その時までには」



STEP2の英文は上の5問と同じですが、ほんの少し難しくします。STEP1でもSTEP2でも、英文をよく理解して、リスニングと音読を十分に行うことが大切です。

B021 それから2年半が経ちました。
Two and a half years (          ) (          ) since then. (空所補充)





<解答>
それから2年半が経ちました。
Two and a half years ( have ) ( passed ) since then.

<解説>
現在完了 (have+過去分詞) は過去のある時点から現在までの出来事を現在のこととして表します。この have passed は「(今2年半が)経ったところだ」という現在の状況を表します。

<語句>
two and a half years「2年半」
pass「経過する」
since then「その時以来、それから」



B022 私が最後に大阪を訪れてから5年になります。
(          ) (         n) five years since my last visit to Osaka. (空所補充)





<解答>
私が最後に大阪を訪れてから5年になります。
( It's ) ( been ) five years since my last visit to Osaka.

<解説>
現在完了 (have+過去分詞) は過去のある時点から現在までの出来事を現在のこととして表します。この has been は「(今でもう5年)になる」という現在の状況を表します。

<補足>
現在完了は現在の状況を表すので、次のように表すことも可能です。
It's been five years now since my last visit to Osaka.  (now を加える)
It is five years since my last visit to Osaka.  (述語動詞に現在形を用いる)

<区別>
visit to Osaka「大阪への訪問」(visit は名詞)
visit Osaka「大阪を訪れる」(visit は動詞)



B023 私は財布を家に忘れたことに気づきました。
I realized I (          ) (          ) my wallet at home. (空所補充)





<解答>
私は財布を家に忘れたことに気づきました。
I realized I ( had ) ( left ) my wallet at home.

<解説>
過去完了(had+過去分詞)はその動作や状態が過去のある時点よりも前の出来事であることを表します。この文の had left my wallet は realized(過去)よりも前の出来事です。

<語句>
realize ~「~に気づく」
leave ~「~を置き忘れる」

<比較>
I realized that I was wrong.
「私は自分が間違っていることに気づきました」
※ I realized と I was wrong は同じ過去の出来事
I realized that I had been wrong all along.
「私は自分が最初からずっと間違っていたことに気づきました」
※ I realized は過去の出来事、I had been wrong all along はそれよりも前の出来事。



B024 私たちは何年も会っていませんでした。
We (          ) not (          ) each other in years. (空所補充)





<解答>
私たちは何年も会っていませんでした。
We ( had ) not ( seen ) each other in years.

<解説>
過去完了(had+過去分詞)はその動作や状態が過去のある時点よりも前の出来事であることを表します。問題文は、私たちが会っていないという状態が再会の時点まで続いたという内容です(過去完了・継続)。

<参考>
次の過去完了は食べた時点までの経験を表します。
It was delicious! I had never had anything like it before.
「おいしかったです。こんなのそれまで食べたことがありませんでした」

<語句>
each other「お互い」
in years「何年も」(否定文で)



B025 できれば、それまでには終わらせたいと思います。
Hopefully, I (          ) (          ) finished it by then. (空所補充)





<解答>
できれば、それまでには終わらせたいと思います。
Hopefully, I ( will ) ( have ) finished it by then.

<解説>
この未来完了(will have+過去分詞)は未来のある時点における動作の完了を表します(未来完了・完了)。問題文は、仕事を期日までに仕上げているという内容です。

<語句>
hopefully「できれば、うまくいけば」(文修飾副詞)
by then「その時までには」



STEP3では、さらに難易度を上げます。日本文を見たら即座に英文を書ける・言えるのが目標です。リスニングを十分に行い、内容を相手に伝えるつもりで音読をすると効果的です。

B021 それから2年半が経ちました。
Two and a half years (          ) (          ) since (          ). (空所補充)





<解答>
それから2年半が経ちました。
Two and a half years ( have ) ( passed ) since ( then ).

<解説>
現在完了 (have+過去分詞) は過去のある時点から現在までの出来事を現在のこととして表します。この have passed は「(今2年半が)経ったところだ」という現在の状況を表します。

<語句>
two and a half years「2年半」
pass「経過する」
since then「その時以来、それから」



B022 私が最後に大阪を訪れてから5年になります。
(          ) (         n) five years since my last (          ) to Osaka. (空所補充)





<解答>
私が最後に大阪を訪れてから5年になります。
( It's ) ( been ) five years since my last ( visit ) to Osaka.

<解説>
現在完了 (have+過去分詞) は過去のある時点から現在までの出来事を現在のこととして表します。この has been は「(今でもう5年)になる」という現在の状況を表します。

<補足>
現在完了は現在の状況を表すので、次のように表すことも可能です。
It's been five years now since my last visit to Osaka.  (now を加える)
It is five years since my last visit to Osaka.  (述語動詞に現在形を用いる)

<区別>
visit to Osaka「大阪への訪問」(visit は名詞)
visit Osaka「大阪を訪れる」(visit は動詞)



B023 私は財布を家に忘れたことに気づきました。
I realized I (          ) (          ) my wallet (          ) home. (空所補充)





<解答>
私は財布を家に忘れたことに気づきました。
I realized I ( had ) ( left ) my wallet ( at ) home.

<解説>
過去完了(had+過去分詞)はその動作や状態が過去のある時点よりも前の出来事であることを表します。この文の had left my wallet は realized(過去)よりも前の出来事です。

<語句>
realize ~「~に気づく」
leave ~「~を置き忘れる」

<比較>
I realized that I was wrong.
「私は自分が間違っていることに気づきました」
※ I realized と I was wrong は同じ過去の出来事
I realized that I had been wrong all along.
「私は自分が最初からずっと間違っていたことに気づきました」
※ I realized は過去の出来事、I had been wrong all along はそれよりも前の出来事。



B024 私たちは何年も会っていませんでした。
We (          ) not (          ) each (          ) in years. (空所補充)





<解答>
私たちは何年も会っていませんでした。
We ( had ) not ( seen ) each ( other ) in years.

<解説>
過去完了(had+過去分詞)はその動作や状態が過去のある時点よりも前の出来事であることを表します。問題文は、私たちが会っていないという状態が再会の時点まで続いたという内容です(過去完了・継続)。

<参考>
次の過去完了は食べた時点までの経験を表します。
It was delicious! I had never had anything like it before.
「おいしかったです。こんなのそれまで食べたことがありませんでした」

<語句>
each other「お互い」
in years「何年も」(否定文で)



B025 できれば、それまでには終わらせたいと思います。
Hopefully, I (          ) (          ) finished it (          ) then. (空所補充)





<解答>
できれば、それまでには終わらせたいと思います。
Hopefully, I ( will ) ( have ) finished it ( by ) then.

<解説>
この未来完了(will have+過去分詞)は未来のある時点における動作の完了を表します(未来完了・完了)。問題文は、仕事を期日までに仕上げているという内容です。

<語句>
hopefully「できれば、うまくいけば」(文修飾副詞)
by then「その時までには」


<空所内の文字について>
空所内に文字が記されている場合は、正解が他にもあり得ることを示します。しかし、ここでは「みんなの英語道場8」の英文を学ぶことを目的とするため、左寄せの文字がある場合はその文字で始まる単語を正解とします。同様に、右寄せの文字がある場合はその文字で終わる単語を正解とします。

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