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自己発信力を高める英文法。第37回「関係詞②」(前半)

「みんなの英語道場8」から毎回5問出題します。各英文をSTEP1からSTEP3へと少しずつ難易度を上げながら学習します。最終的にはその英文を書ける・言えるようになるよう、よく理解し・音声を何度も聞き・繰り返し声に出しましょう。

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関係詞②(前半B001~B005)

STEP1では、ごく基本的なことを確認します。まずは自分なりに問題の答えを考えてください。答え合わせはリスニングによって行います。音声の下の解答・解説などはその後で見てください。

B001 ここが私が育った家です。
This is the house I grew up. (in 挿入)





<解答>
ここが私が育った家です。
This is the house I grew up ( in ).

<解説>
① the house / that / I grew up in
②「家 / それ / の中で私は育った」
③「私が育った家」(日本語訳)

①②③から関係代名詞の that「それ」は先行詞 (the house) がどんな家であるかを説明する(特定の家に限定する)働きがあると言えます。このとき that「それ」は「の中で私は育った」の目的語(厳密には前置詞 in の目的語)に相当します(目的格の関係代名詞)。目的格の関係代名詞は省略するのが一般的です。

<語句>
grow up「育つ、成長する」
grow の活用 grow - grew - grown

<補足>
(a) This is the house I grew up in.(関係代名詞の省略)
(b) This is the house that I grew up in.(関係代名詞の that を使用)
(c) This is the house which I grew up in.(関係代名詞の which を使用)
(d) This is the house in which I grew up.(in を関係代名詞の前に移動)
(e) This is the house where I grew up.(関係副詞の where を使用)

文法的には (a) ~ (e) が可能ですが、問題文のような簡単な内容の文では口語的な (a) を用いるのがお勧めです。(d) では in which を in that とすることはできません。



B002 これが私が言っていた本です。
This is the book I was talking. (about 挿入)





<解答>
これが私が言っていた本です。
This is the book I was talking ( about ).

<解説>
① the book / that / I was talking about
②「本 / それ / について私は話していた」
③「私が話していた本」(日本語訳)

①②③から関係代名詞の that「それ」は先行詞 (the book) がどんな本であるかを説明する(特定の本に限定する)働きがあると言えます。このとき that「それ」は「について私は話していた」の目的語(厳密には前置詞 about の目的語)に相当します(目的格の関係代名詞)。目的格の関係代名詞は省略するのが一般的です。

<補足>
about がなければ②は「本 / それ / 私は話していた」となり、「それ」と「私は話していた」が結びつかなくなります。

<語句>
talk about ~「~について話す」



B003 私がいつも行くビデオ屋は閉まっていました。
The video store I usually go was closed. (to 挿入)





<解答>
私がいつも行くビデオ屋は閉まっていました。
The video store I usually go ( to ) was closed.

<解説>
① the video store / that / I usually go to
②「ビデオ屋 / そこ / に私はいつも行く」
③「私がいつも行くビデオ屋」(日本語訳)

①②③から関係代名詞の that「そこ」は先行詞 (the video store) がどんなビデオ屋であるかを説明する(特定のビデオ屋に限定する)働きがあると言えます。このとき that「そこ」は「に私はいつも行く」の目的語(厳密には前置詞 to の目的語)に相当します(目的格の関係代名詞)。目的格の関係代名詞は省略するのが一般的です。

<補足>
to がなければ②は「ビデオ屋 / そこ / 私はいつも行く」となり、「そこ」と「私はいつも行く」が結びつかなくなります。

<語句>
usually「普通、たいてい」(一般動詞の前に置く)



B004 私の同僚の一人は韓国からの人です。
One of the people I work is from Korea. (with 挿入)





<解答>私の同僚の一人は韓国からの人です。
One of the people I work ( with ) is from Korea.

<解説>
① the people / who / I work with
②「人たち / 誰のこと?・その人たち / と私はいっしょに仕事をしている」
③「私がいっしょに仕事をしている人たち」(日本語訳)

①②③から関係代名詞の who「誰のこと?」は先行詞 (the people) が誰のことかを説明する(誰かに限定する)働きがあると言えます。このとき who「その人たち」は「と私はいっしょに仕事をしている」の目的語(厳密には前置詞 with の目的語)に相当します(目的格の関係代名詞)。目的格の関係代名詞は省略するのが一般的です。

<補足>
with がなければ②は「人たち / 誰のこと?・その人たち / 私は仕事をしている」となり、「その人たち」と「私は仕事をしている」が結びつかなくなります。

<語句>
be from ~「~の出身である」



B005 最近、私は自分が育った町を訪れました。
I recently visited the town (          ) I grew up. (空所補充)





<解答>
最近、私は自分が育った町を訪れました。
I recently visited the town ( where ) I grew up.

<解説>
① the town / where / I grew up
②「町 / どこのこと?・そこで / 私は育った」
③「私が育った町」(日本語訳)

①②③から関係副詞の where「どこのこと?」は先行詞 (the town) がどの町のことかを説明する(特定の場所に限定する)働きがあると言えます。このとき where「そこで」は副詞の働きをしているので、これを関係副詞といいます。先行詞が場所の場合の関係副詞は where です。

<語句>
grow up「育つ、成長する」

<区別>
(a) I recently visited the town ( that ) I grew up in.(in が必要)
(b) I recently visited the town where I grew up.(in は不要)

<補足>
先行詞が the place の場合と -where (somewhere, anywhere, everywhere, nowhere) の場合に限り、関係副詞の where は省略したり that で代用することができます(関係副詞の代用としての that)。なお、上記 (a) の that は関係代名詞です。



STEP2の英文は上の5問と同じですが、ほんの少し難しくします。STEP1でもSTEP2でも、英文をよく理解して、リスニングと音読を十分に行うことが大切です。

B001 ここが私が育った家です。
This is the house I grew (          ) (          ). (空所補充)





<解答>
ここが私が育った家です。
This is the house I grew ( up ) ( in ).

<解説>
① the house / that / I grew up in
②「家 / それ / の中で私は育った」
③「私が育った家」(日本語訳)

①②③から関係代名詞の that「それ」は先行詞 (the house) がどんな家であるかを説明する(特定の家に限定する)働きがあると言えます。このとき that「それ」は「の中で私は育った」の目的語(厳密には前置詞 in の目的語)に相当します(目的格の関係代名詞)。目的格の関係代名詞は省略するのが一般的です。

<語句>
grow up「育つ、成長する」
grow の活用 grow - grew - grown

<補足>
(a) This is the house I grew up in.(関係代名詞の省略)
(b) This is the house that I grew up in.(関係代名詞の that を使用)
(c) This is the house which I grew up in.(関係代名詞の which を使用)
(d) This is the house in which I grew up.(in を関係代名詞の前に移動)
(e) This is the house where I grew up.(関係副詞の where を使用)

文法的には (a) ~ (e) が可能ですが、問題文のような簡単な内容の文では口語的な (a) を用いるのがお勧めです。(d) では in which を in that とすることはできません。



B002 これが私が言っていた本です。
This is the book I was (          ) (          ). (空所補充)





<解答>
これが私が言っていた本です。
This is the book I was ( talking ) ( about ).

<解説>
① the book / that / I was talking about
②「本 / それ / について私は話していた」
③「私が話していた本」(日本語訳)

①②③から関係代名詞の that「それ」は先行詞 (the book) がどんな本であるかを説明する(特定の本に限定する)働きがあると言えます。このとき that「それ」は「について私は話していた」の目的語(厳密には前置詞 about の目的語)に相当します(目的格の関係代名詞)。目的格の関係代名詞は省略するのが一般的です。

<補足>
about がなければ②は「本 / それ / 私は話していた」となり、「それ」と「私は話していた」が結びつかなくなります。

<語句>
talk about ~「~について話す」



B003 私がいつも行くビデオ屋は閉まっていました。
The video store I usually (          ) (          ) was closed. (空所補充)





<解答>
私がいつも行くビデオ屋は閉まっていました。
The video store I usually ( go ) ( to ) was closed.

<解説>
① the video store / that / I usually go to
②「ビデオ屋 / そこ / に私はいつも行く」
③「私がいつも行くビデオ屋」(日本語訳)

①②③から関係代名詞の that「そこ」は先行詞 (the video store) がどんなビデオ屋であるかを説明する(特定のビデオ屋に限定する)働きがあると言えます。このとき that「そこ」は「に私はいつも行く」の目的語(厳密には前置詞 to の目的語)に相当します(目的格の関係代名詞)。目的格の関係代名詞は省略するのが一般的です。

<補足>
to がなければ②は「ビデオ屋 / そこ / 私はいつも行く」となり、「そこ」と「私はいつも行く」が結びつかなくなります。

<語句>
usually「普通、たいてい」(一般動詞の前に置く)



B004 私の同僚の一人は韓国からの人です。
One of the people I (          ) (          ) is from Korea. (空所補充)





<解答>
私の同僚の一人は韓国からの人です。
One of the people I ( work ) ( with ) is from Korea.

<解説>
① the people / who / I work with
②「人たち / 誰のこと?・その人たち / と私はいっしょに仕事をしている」
③「私がいっしょに仕事をしている人たち」(日本語訳)

①②③から関係代名詞の who「誰のこと?」は先行詞 (the people) が誰のことかを説明する(誰かに限定する)働きがあると言えます。このとき who「その人たち」は「と私はいっしょに仕事をしている」の目的語(厳密には前置詞 with の目的語)に相当します(目的格の関係代名詞)。目的格の関係代名詞は省略するのが一般的です。

<補足>
with がなければ②は「人たち / 誰のこと?・その人たち / 私は仕事をしている」となり、「その人たち」と「私は仕事をしている」が結びつかなくなります。

<語句>
be from ~「~の出身である」



B005 最近、私は自分が育った町を訪れました。
I recently visited the town (          ) (          ) grew up. (空所補充)





<解答>
最近、私は自分が育った町を訪れました。
I recently visited the town ( where ) ( I ) grew up.

<解説>
① the town / where / I grew up
②「町 / どこのこと?・そこで / 私は育った」
③「私が育った町」(日本語訳)

①②③から関係副詞の where「どこのこと?」は先行詞 (the town) がどの町のことかを説明する(特定の場所に限定する)働きがあると言えます。このとき where「そこで」は副詞の働きをしているので、これを関係副詞といいます。先行詞が場所の場合の関係副詞は where です。

<語句>
grow up「育つ、成長する」

<区別>
(a) I recently visited the town ( that ) I grew up in.(in が必要)
(b) I recently visited the town where I grew up.(in は不要)

<補足>
先行詞が the place の場合と -where (somewhere, anywhere, everywhere, nowhere) の場合に限り、関係副詞の where は省略したり that で代用することができます(関係副詞の代用としての that)。なお、上記 (a) の that は関係代名詞です。



STEP3では、さらに難易度を上げます。日本文を見たら即座に英文を書ける・言えるのが目標です。リスニングを十分に行い、内容を相手に伝えるつもりで音読をすると効果的です。

B001 ここが私が育った家です。
(          ) is the house I grew (          ) (          ). (空所補充)





<解答>
ここが私が育った家です。
( This ) is the house I grew ( up ) ( in ).

<解説>
① the house / that / I grew up in
②「家 / それ / の中で私は育った」
③「私が育った家」(日本語訳)

①②③から関係代名詞の that「それ」は先行詞 (the house) がどんな家であるかを説明する(特定の家に限定する)働きがあると言えます。このとき that「それ」は「の中で私は育った」の目的語(厳密には前置詞 in の目的語)に相当します(目的格の関係代名詞)。目的格の関係代名詞は省略するのが一般的です。

<語句>
grow up「育つ、成長する」
grow の活用 grow - grew - grown

<補足>
(a) This is the house I grew up in.(関係代名詞の省略)
(b) This is the house that I grew up in.(関係代名詞の that を使用)
(c) This is the house which I grew up in.(関係代名詞の which を使用)
(d) This is the house in which I grew up.(in を関係代名詞の前に移動)
(e) This is the house where I grew up.(関係副詞の where を使用)

文法的には (a) ~ (e) が可能ですが、問題文のような簡単な内容の文では口語的な (a) を用いるのがお勧めです。(d) では in which を in that とすることはできません。



B002 これが私が言っていた本です。
(          ) is the book I was (          ) (          ). (空所補充)





<解答>
これが私が言っていた本です。
( This ) is the book I was ( talking ) ( about ).

<解説>
① the book / that / I was talking about
②「本 / それ / について私は話していた」
③「私が話していた本」(日本語訳)

①②③から関係代名詞の that「それ」は先行詞 (the book) がどんな本であるかを説明する(特定の本に限定する)働きがあると言えます。このとき that「それ」は「について私は話していた」の目的語(厳密には前置詞 about の目的語)に相当します(目的格の関係代名詞)。目的格の関係代名詞は省略するのが一般的です。

<補足>
about がなければ②は「本 / それ / 私は話していた」となり、「それ」と「私は話していた」が結びつかなくなります。

<語句>
talk about ~「~について話す」



B003 私がいつも行くビデオ屋は閉まっていました。
The video store I usually (          ) (          ) was (          ). (空所補充)





<解答>
私がいつも行くビデオ屋は閉まっていました。
The video store I usually ( go ) ( to ) was ( closed ).

<解説>
① the video store / that / I usually go to
②「ビデオ屋 / そこ / に私はいつも行く」
③「私がいつも行くビデオ屋」(日本語訳)

①②③から関係代名詞の that「そこ」は先行詞 (the video store) がどんなビデオ屋であるかを説明する(特定のビデオ屋に限定する)働きがあると言えます。このとき that「そこ」は「に私はいつも行く」の目的語(厳密には前置詞 to の目的語)に相当します(目的格の関係代名詞)。目的格の関係代名詞は省略するのが一般的です。

<補足>
to がなければ②は「ビデオ屋 / そこ / 私はいつも行く」となり、「そこ」と「私はいつも行く」が結びつかなくなります。

<語句>
usually「普通、たいてい」(一般動詞の前に置く)



B004 私の同僚の一人は韓国からの人です。
One of the people I (          ) (          ) is (          ) Korea. (空所補充)





<解答>
私の同僚の一人は韓国からの人です。
One of the people I ( work ) ( with ) is ( from ) Korea.

<解説>
① the people / who / I work with
②「人たち / 誰のこと?・その人たち / と私はいっしょに仕事をしている」
③「私がいっしょに仕事をしている人たち」(日本語訳)

①②③から関係代名詞の who「誰のこと?」は先行詞 (the people) が誰のことかを説明する(誰かに限定する)働きがあると言えます。このとき who「その人たち」は「と私はいっしょに仕事をしている」の目的語(厳密には前置詞 with の目的語)に相当します(目的格の関係代名詞)。目的格の関係代名詞は省略するのが一般的です。

<補足>
with がなければ②は「人たち / 誰のこと?・その人たち / 私は仕事をしている」となり、「その人たち」と「私は仕事をしている」が結びつかなくなります。

<語句>
be from ~「~の出身である」



B005 最近、私は自分が育った町を訪れました。
I recently visited the town (          ) (          ) (          ) up. (空所補充)





<解答>
最近、私は自分が育った町を訪れました。
I recently visited the town ( where ) ( I ) ( grew ) up.

<解説>
① the town / where / I grew up
②「町 / どこのこと?・そこで / 私は育った」
③「私が育った町」(日本語訳)

①②③から関係副詞の where「どこのこと?」は先行詞 (the town) がどの町のことかを説明する(特定の場所に限定する)働きがあると言えます。このとき where「そこで」は副詞の働きをしているので、これを関係副詞といいます。先行詞が場所の場合の関係副詞は where です。

<語句>
grow up「育つ、成長する」

<区別>
(a) I recently visited the town ( that ) I grew up in.(in が必要)
(b) I recently visited the town where I grew up.(in は不要)

<補足>
先行詞が the place の場合と -where (somewhere, anywhere, everywhere, nowhere) の場合に限り、関係副詞の where は省略したり that で代用することができます(関係副詞の代用としての that)。なお、上記 (a) の that は関係代名詞です。


<空所内の文字について>
空所内に文字が記されている場合は、正解が他にもあり得ることを示します。しかし、ここでは「みんなの英語道場8」の英文を学ぶことを目的とするため、左寄せの文字がある場合はその文字で始まる単語を正解とします。同様に、右寄せの文字がある場合はその文字で終わる単語を正解とします。

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