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【通信サービス】NTT西日本の最終面接対策 #43


前書き

就活生の企業研究どこまでやるべきか?の疑問に答えます。
今回は通信サービスの「NTT西日本」を取り上げます。
※森林社長退任を受け、一部記事を追記しました。(2024/3/2)
通信という身近な存在の企業で、お世話になっているという方も多い会社です。

NTT西日本の採用サイトより引用

※24/3/1追記
顧客情報が子会社から流出した問題の責任を取って、森林社長が辞任するというニュースが出ています。

情報流出でトップが責任を取り辞めるのは異例としています。
企業としての姿勢は責任感があると評価できるものだと考えます。
後任はまだ決まっていないようで、少なくとも面接では森林社長の話を出すのは避けておくのがベターです。
社長として人柄の良さそうな方だったので、残念です。
新社長はNTT東日本の北村 亮太副社長が務めることが決定しています。(追記は下記の画像まで)

NTT西日本は日本電信電話(NTT)の100%子会社となり、NTTの有報などからも情報を収集しています。(NTTの中核子会社、上場企業の子会社とも表現ができる)
NTT東の中心は言うまでもなく東京ですが、NTT西日本は関西が3割ほどで東海、中国、九州、四国、北陸とバランスのよい構成になっているのが大きな違いです。
産学連携も事業上のポイントで、「関西の大学は純粋な研究に留まらず、その成果を実際のフィールドに活かしていくことに関して、すごく先進的」という副社長の言葉もあります。
QUINTBRIDGEというオープンイノベーション施設も運営しています。

NTT西日本のHPより引用

事務系総合職の倍率は30倍前後、技術系は10倍未満と超高倍率ではなく挑戦したい企業と言えます。
親会社であるNTTの決算説明資料にも情報があります。

Smart10xという10の分野を定義しています。

どこかに面白そうと思える部分があれば、検討してみたい企業です。
NTTグループという巨大なノウハウやリソースがあるため、幅広い領域でチャレンジが出来る会社と言えます。
職種別採用では財務や法務があるので志望の方は要チェックです。
社長他のインタビューも多めなので、情報は取りやすいです。

最終面接対策の資料まとめとなります。
その企業独自の取り組みや役員のプロフィールについてまとめています。
最終面接前の仕上げや企業研究の一つとしてご活用頂ければと思います。

メンバーシップに加入頂くと全部の有料記事が読めます。

志望度の高い企業であれば、1次や2次用に購入頂くのもアリです。
企業研究に使う3時間くらいの作業を外注する、そんなイメージで考えて頂くと良いです。(このnote作成には3時間以上かけています)
今、自分が就活生や転職でこの会社を受けるならここまでまとめておくという感覚を意識しています。
資料の引用は決算説明資料、有価証券報告書、会社HPなどで基本的に無料で入手可能なものです。
購入者限定でTwitterのDMによる質問も可能です。

研究してほしい企業のリクエストも受け付けています。

他の企業についてはマガジンで確認が出来ます。

企業研究のやり方についてはこちらの動画でも紹介しています。

①基本情報

西日本電信電話株式会社(本文上ではNTT西日本と記載)
設立:1999年
連結従業員数 : 34,900名、単体 : 1,400名
本社:大阪市都島区
ホワイト偏差値:78.0(23/30)
求める人材:「社会を支え、変革したい」という想いを胸に、自ら行動し、多くの人に影響を与えられる人材(24年版の就職四季報記載)
「明日のあたりまえ」を創りたいと志す人(最新版の就職四季報記載)
特色:NTT傘下の通信大手。東海以西30府県で事業営む
光回線事業はNTT東日本と合わせて約7割と独占的
ただ担当エリアに離島が多く、NTT東日本よりも採算上の条件は厳しく、電力系事業者との競争も激しい
15年度から開始した光回線の卸サービス「光コラボ」は成長持続
2025年度までに非回線ビジネスの売上を5割以上にすることが目標(現在は3~4割が非回線ビジネス)
DXコンサルなどの新規事業開発や既存事業の海外展開を急ぐ

②売上やセグメントの情報

売上額と当期純利益の推移(会計基準は日本基準、ただしNTTの連結はIFRS)
※IFRSでも日本基準でも、対策上は大きな違いはないので気にしなくてOK

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