娘、5歳。夢見る少女じゃいられない!?
娘のぽんちゅは、4月から幼稚園年長さん。
好きな色はピンク、好きな食べ物はいちご、好きな動物はうさぎ。
とにかくかわいいものが大好き。
そして、将来の夢は「プリンセスになること」!
私と夫、どちらもシンプルなものが好き。
そして、どちらかというと現実的思考のタイプ。
そんな夫婦から生まれたとは思えない、いかにも「女の子!」な夢見る少女、ぽんちゅ。
もう5歳なのにプリンセスになることが夢って…とちょっと驚きつつも、ワンチャンあるかもよ!?とちょくちょく夫婦で話題になる。
どこかの国の王子に見初められて王室に入る!
→難易度高っ!
無人島を購入してお城を建てて住む!
→ぽんちゅ1人だと女王になってしまうので、夫と私も移住して、王と王妃にならないといけない!
でも、無人島といえどもどこかの国のもののはずだから、プリンセス気分なだけで本当のプリンセスではないぞ!?
なんてことを話しながら、娘の夢を応援している。
決してバカになんてしていない。
何年も一貫して同じ夢を語っているのだ。
やっぱり叶うものなら叶ってほしいなと思っている。
難しすぎるけど(笑)。
・・・
そんな娘ぽんちゅが、先日少し深刻な感じで私に話しかけてきた。
「あのね、ぽんちゅは大きくなったらプリンセスになりたいんやけど…、
幼稚園で大きくなったら何になりたいですかって言われたら、お友達はケーキ屋さんとか言うねん…」
「幼稚園の先生とか、お医者さんとかの子もいるの?」
「うん」
まぁ、そうやろなぁ。
幼稚園年長にもなれば、現実的な夢を描くだろう。
私も幼稚園時代の将来の夢は、幼稚園の先生やったもん。
「で?ぽんちゅは何て答えるの?」
「……、んー…」
だんまり。
ああ、きっと黙ってるんだ。
周りの子の答えと、何か違うと感じて。
でも、周りに合わせてウソをつけるほど器用な娘じゃない。
「でも、好きな遊びは何ですかって言われたら、ブランコって答えるよ!」
この質問は答えられるんやね。
「あー、ブランコ好きやなぁ」
「うん、好き!」
「プリンセスも好きやもんなぁ」
「うん、好き!かわいいもん!
ぽんちゅ、大きくなったらプリンセスになる!
ラプンツェルになる!!」
お、元気出た!
そんな娘に、舞台女優になってプリンセス役をするという方法もあるよ、と説明してみたけれど、いまいちピンと来ないようだった。
役じゃなくて、本物のプリンセスになりたいんだもんね。
ママが悪かった(笑)!
・・・
5歳。
夢と現実の違いに気づき始めるお年頃。
これから、ますます現実を知っていくことになるだろう。
実現不可能に近い夢に愕然としたり、夢を諦めることになって涙する時があるのかもしれない。
大きくなるということは、夢と現実に折り合いをつけて生きていかなきゃならなくなるということ。
それでも、我が娘なら、自分が輝ける夢を自分自身の力で見つけだせると信じている。
今はただ、娘らしいかわいい夢を大切にしてほしいなと思う。
無邪気な夢を持てるのは、今だけだから。
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