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人生初の1人旅のあれこれin新潟

先日、無事に大学を卒業しました。

どの学生も口を揃えて言うように、思ってたんと違う!大学生活でしたが、地元にいたままだったらなかったであろう、貴重な出会いと経験をさせてもらって、自分の価値観が覆されたり、自分の生き方に心底悩んだり、人生において非常に濃い4年間だったと思っています。兎にも角にも、いつもそばにいてくれた友達と家族と…たくさんの人のおかげです。大感謝。

同様にコロナ禍で大学生活を送った全世界のみなさん、大変な中、お互い本当に本当にお疲れ様でしたと労り合いたい気分です。私たちのこれからの未来ではきっと、これまでの窮屈な生活との帳尻を合わせるように良いことがたくさんあると信じています。

卒業式を終え、地元に帰る新幹線で、ぼんやりしていたら、16年間背負ってきた学生という肩書きを捨てる虚無感と、来たる社会人生活への不安でいっぱいになり、果たしてこのまま終わってしまって良いのだろうか…?という、どうにも居た堪れない気持ちになってしまいました。

最後に楽しい思い出を作るべく、旅行にでも行こうと思ったのですが、地元の友達には春から社会人になる子がおらず、春休みと言えど、みんなまだまだ勉強やら実習やらで忙しい学生だったので、この際、ずっと憧れだった1人旅でもしてやろうと大急遽、新潟1人旅を決行することにしました。このフットワークの軽さはこれからも大事にしていきたいです。

なぜ行き先を新潟に決めたかと聞かれるとこれといった理由はないのですが、初の1人旅にはちょうどいい距離だったのと、ただ美味しいご飯を食べて、美味しいお酒を飲んでゆっくりしたいという私に一番都合が良かったのです。

せっかくの1人旅なのに、ただ新幹線だけでひゅんと行ってもつまんないよね〜ということで、行きは米沢まで新幹線、そこからはJR米坂線とJR羽越本線、白新線で新潟まで向かうつもりでした。
しかし当日、みどりの窓口でその旨を伝え、切符を買おうとしたら、「今日は強風の影響で米坂線が運休するかもしれないんですよ…。確実ではないのですが…。どうしますか…?」という怖い言葉をいただいてしまい…。開始早々ショック!風は考えていなかった!!

新潟までは絶対に辿り着きたかったので、結局、初っ端から1万円近く飛ばして、東北新幹線と上越新幹線を乗り継いで向かうことになってしまいました。新潟に行きたいのに一旦大宮まで出ないといけないのがまじで謎!すごく遠回りしているような気がする!山形の方から行ける新幹線ができれば良いのに!

と、散々文句を垂れといて何ですが、初めての上越新幹線はなかなか楽しかったです。いつもの東北新幹線とはシートの色も違うし、車内メロディもなにこれ!だったし、さすが雪国新潟、越後湯沢あたりの雪景色には驚きました。まあスキー場だから当たり前なのだけど!(笑)

無事に新潟駅に到着し、駅前のホテルにチェックインしてやれやれとネットを開いたら、例の米坂線が本当に風の影響で運休していました。みど窓のお兄さんないすう!!!仕事出来すぎ!!お礼を言いたい。

1日目は駅前のホテルから歩ける範囲で散策しました。信濃川にかかる萬代橋を渡り、海岸の方まで歩きました。駅からの徒歩圏内に川も海もあるってすごい!

信濃川
日本海

夜は信濃川沿いの万代島鮮魚センターで美味しい海鮮丼を食べ、全国第一号地ビールであるエチゴビールを飲み、早くも旅の目的が達成されてしまいました。

そして食後は朱鷺メッセで夜景を見て、信濃川沿いを散歩してホテルに帰りました。朱鷺メッセがこんな絶景スポットだとは知りませんでした。ただのでかいライブ会場だと思ってた…。

ホテルにまさかの大浴殿&露天風呂がついていたので、1日歩き回った疲れを存分に癒すことができました。この時間が一番幸せだったかもしれません。1日目にして1人旅の自由さと気楽さに気づいてしまい、自分で稼いだ金で一生こういうことしていたいなあと思いました。もちろんみんなでワイワイするのも楽しいけど!

2日目はというと、新潟5大ラーメンである「燕背脂ラーメン」を食べるべく、まずは燕三条へ向かいました。新潟って実はラーメン激戦区らしいです。

この日は燕三条、長岡辺りをうろうろするつもりだったので、JRのえちごワンデーパスを購入してフリーエリア内の在来線を乗り放題しました。もう少しエリアの広がったツーデーパスもあり、中越地方あたりをまわるのであれば、絶対にこれを買った方がおトクなのでオススメしておきます。

お目当ての背脂中華はというと、背脂と名のつくものの、そこまでのコテコテ感もなく思ったよりあっさりしていました。焦がし醤油???みたいな味がベースだと思います。多分。あと結構太麺!細かく刻まれた玉ねぎが私の好みどストライクで最高だったけど、これ絶対口臭いだろうな〜と思いました。マスク時代に感謝!

私も現地に行ってから知ったのですが、燕三条はものづくりの町らしく、道の駅には食器や刃物がたくさん売られていました。電車の時間があったのでさらーっとしか見られなかったのが残念!リサーチ不足でした。次行った時は絶対何か買って帰りたい!

次なる目的地への移動のために、燕三条駅で電車を待っていたら、おばあさんに「東三条に行きたいんだけど!」と声をかけられました。前日、大宮駅でも違うおばあさんに「八戸に行きたいのだけど」と声をかけられており、元々道を聞かれやすいタイプとはいえ、2日連続は初めてだったので驚きました。東三条の件は、私の方がなんのこっちゃだったので、乗換アプリで調べたら、偶然、私も東三条乗り換えだったので、なんとか教えてあげることができ、ほっとしました。

教えてあげられる範囲なら助けてあげたいけど、私も結構な地図読めないタイプなので、何度経験してもドキッとしてしまいます。あと写真撮ってくださいも苦手です。数年前に、フェスで写真を頼まれたうえに、ああでもないこうでもないと注文をつけられてかなりウンザリしたことがあり、もう二度と見知らぬ人からの写真撮ってくださいには乗りたくねえ!!自分で撮れ!!と思いました。まああの時は相手が悪かっただけだと思うけど。

そーんなこんなで長岡市の宮内駅までやってきました。醸造の町である、摂田屋を散策。味噌、醤油、日本酒の醸造が盛んに行われている街で、歩いているとなんとなく、お酒や麹、材料を煮る匂いがふわふわ漂ってきます。古き良き歴史的建物や蔵も相まって、日本人なら誰しもがたまらん!スポットだと思いました。

機那サフラン酒製造本舗
吉乃川株式会社
株式会社越のむらさき

結構道が難しくて(私だけかも)、いくつか有名スポットは見つけられたものの、色々と見落としてそうな気がしています。悔しい〜。

宮内を出た後は、そのまま長岡駅へ。

正三尺玉及び二尺玉打揚筒

長岡には、幼い頃、花火を見に訪れたことがあるらしいのですが、覚えている花火が長岡だったのか大曲だったのか分からないくらい記憶がありません…。

そんな訳で実質初めての長岡だったのですが、小学生時代を長岡で過ごした私の母に、市民に愛され続ける隠れたB級グルメ、「イタリアン焼きそば」を教えてもらい、「フレンド」というレトロすぎるお店で、焼きそばにミートソースがかかった訳が分からないのになぜかおいしい食べ物を食べました。母に写真を送ったら、めちゃくちゃ懐かしがってました。母曰く、フレンドのソフトクリームも美味しいらしいです♡

長岡駅前をもう少し歩いてみたかったのですが、これまた電車の時間のせいで、ゆっくりとは見られずでした。次は車で来られるくらい、運転技術上げようと思います(涙)

その夜は新潟の郷土料理である、わっぱ飯をテイクアウトしてホテルに帰り、遅めの夜ご飯にビールと一緒にいただきました。さすが米どころ新潟、米が美味しいと何を食べても美味しかったです。

最終日は新潟駅内の「ぽんしゅ館」という新潟の名産品を扱うお店で、日本酒やサーモン塩辛という脳みそが砕けるくらい美味しいご飯のお供を買って帰りました。

昨年11月の札幌に続き、またまた好きな土地が増えてしまいました。

そして何より、人生初の1人旅が想像以上に楽しく、こりゃハマっちゃうな〜!!!という感じです。もう既に次はどこに行こうか考えてしまいます。1人旅におすすめの土地があれば是非とも教えてください!

クソ長自己満旅行記を読んでくださり、ありがとうございました。

1人旅、まじでオススメします!!!



















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