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rebootメンバーインタビュー 01 | 合同会社グリップグラップ 仲西亮平さん 寺門誠さん

台東区入谷駅近くのコワーキング&シェアアトリエ reboot は、モノづくりやデザイン、アート、規格、お菓子やワークショップをはじめとした、創る人を応援する施設です。

今回は、2022年8月からご入居いただいている、合同会社グリップグラップ の仲西亮平さん、寺門誠さんにお話を伺いました。


合同会社グリップグラップ
代表 仲西亮平(写真右)
京都芸術大学卒業。元々同じ会社の先輩。

副代表 寺門誠(写真左)
武蔵野美術大学卒業。元々同じ会社の後輩。

COMPANY WEBSITE https://gripgrap-dw.localinfo.jp/
BRAND WEBSITE https://www.nodd.jp/


—— グリップグラップさんは、2022年8月にご入居頂く前から、台東区を拠点に精力的に活動をなさっているとお聞きしました。rebootでも平日でいらっしゃらない日はないというくらい、活動拠点としてご利用頂いています。
rebootのホームページには「福祉デザイナー」という肩書きで登録されていますが、まずは、簡単にどのような活動をされているか、教えて頂いてもよろしいでしょうか。
 

はい、我々は元々同じ会社に勤めるデザイナーの先輩後輩だったのですが、2018年に独立してデザインユニット『合同会社グリップグラップ』を設立しました。

社会課題をデザインの力を用いて解決していきたいと考えていたときに、障がい者アートに出会い、その独創性と自由さから生まれる表現の素晴らしさに感動し『NODD』というブランドを立ち上げました。

障害福祉施設に関わる中で障害福祉の過酷な現状を知り、その課題も含め社会的認知を広めるべく「障がい者アート×NODDデザイン」で様々なアパレル製品を制作しています。

NODD ブランドのアパレル製品


—— 日本ではここ数年、アウトサイダーアートやアールブリュットの展示なども増えて、障がい者アートに注目が集まっていますが、台東区という地域の中では具体的にどのような活動をなさっているのでしょうか。

例えば、台東区社協(社会福祉協議会)主催の福祉イベントがあり、そこに私たちは台東区社協とユニクロ御徒町店とコラボし、障害福祉のアートをデザイン化したTシャツを販売しました。


台東区社協とユニクロ御徒町店とNODDのUTme!コラボTシャツ


—— 確かにUTme!では、さまざまな作家さんの作品がプリントTシャツとして商品化されていますね。お客さんや作家の方の反応はどうでしたか。

その会場にて、元の絵を描いた障がいのある作家と、購入者が商品を通じコミニケーションをとる光景を見る事ができました。それを見て、障がいがあっても人に尊敬される事を生み出す事が出来ると感じました。


—— ひとつの作品として世の中に発信する仕組みを作られているということですね。

発信するだけでなく、商品の売り上げの一部がロイヤリティーとして、作家さんに還元される仕組みになっています。買った人からすると、カッコいいTシャツを着ているだけで、社会貢献になっているので、私たちは「気づいたらチャリティー」と呼んでいます。


NODD サイトでの販売商品は、上代の5%がチャリティー(ロイヤリティー)として収められている
障害福祉事務所ではアートワークショップも行う


—— そうした還元のシステムをつくられる上で、台東区内の福祉施設と連携をされていらっしゃるわけですね。

そうですね。あとはブランド運営の経験を活かし福祉施設の内装デザイン、自主製作商品のブランディングやアートワークなども手がけています。

障がいを持つ方の就労支援をされてるNPO法人 耕房“輝”の「お麩ラスク」
グリップグラップさんはパッケージリニューアルを担当している
“輝”の利用者の方に描いてもらった絵から、パッケージの猫のキャラクターが選ばれた瞬間


「障がい者施設浅草みらいど」の1階にある「IRODORI café」
グリップグラップさんがブランディングという形で支援に携わっている
作業所の方とともに、カフェ入口のサインを施工する仲西さん


—— 会社や事業としては、どんな在り方を目指されているのでしょうか。

障害福祉の利用者はもちろん、支援員の方や経営の方、親御さん。福祉に関わる皆さんが笑顔で働ける場所をデザインを通じて作り出したいと考えています。
福祉が元気な街は多様性にすぐれた素晴らしい街であると確信しています。


—— お二人は地域社会に根ざした活動をされていらっしゃいますが、グリップグラップさんからみて、台東区で活動する魅力は何でしょうか。

台東区には上野や浅草、蔵前、入谷、山谷など。 華やかな場所から影のある場所など、それぞれ特色の違うエリアが狭いエリアで個性を発揮しています。私たちも行政や福祉、各所にある様々な団体と協力し合って台東区の魅力をデザインを通じて引き出し、世に発信していきたいですね。


—— 入谷・rebootに拠点を構えたキッカケは何だったのでしょうか。

今年8月、元いた(蔵前の)オフィスを急遽2週間で出なくてはいけなくなりました。 その時相談したのが台東区社協の方でした。
「あー、そうでしたら社協のすぐ近くにクリエイターが集まる面白いシェアオフィスがあるらしいですよ」と教えていただきました。
社協の方はその足でrebootに行き、話をしてくださいました。後日、私たちも見学に行き即決。結局1週間で行き先を決める事ができました。


—— 台東区の社協の方が知っていてくださったのは驚きました。実際に入居してよかったなという部分はありますか?

おもしろい仕事をしている方々がいるので、日常の会話がとても面白くて為になります。 そして、思っていたより居心地のよい落ち着いた空間です。


—— これから入居を検討している方に向けて、一言メッセージをお願い致します!

とりあえず来てみてください! 楽しい体験ができる事でしょう!


—— お二人ともお忙しいところご協力ありがとうございました!

ありがとうございました!
「NODD」はオンラインショップもありますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。


グリップグラップさんをもっと知りたい方はこちらもどうぞ!


写真:合同会社グリップグラップ提供