インタビューアー見習いになった経緯とは【奥行太郎の自己紹介〜未来編 点と線〜】
「そんなにおもちゃ欲しいんやったら自分で何か作って売ってみれば?」
先日小学校2年生の息子に掛けた言葉です。
小さい頃からトミカが大好きで(スポーツカー限定)未だに畳でトミカを走らせて1人で遊んでいます。
年齢関係なく明確に「これ!」と言える好きな物やコトがあるのは素敵なことだなと思う反面、ことあるごとに言ってくる「トミカ買ってくれ」がしつこい!笑。
初めの一文はとっさに出た言葉でした。
この件はまた別で記事としてあげようと思っていますが、「何か作ったら?」で作ったのがお父さんがほしいとお願いした"棚"です。1,800円で購入しました。笑。
もちろん何かと手伝いましたが、設計・資材の調達・木材のやすり掛けからワックスでの着色・ネジ止めまで、そのほとんどは彼の仕事によって作られた"棚"。
7歳にして"自分が主導権を持って作り上げた経験"が、今後の彼の人生を左右する大きなきっかけになるかもしれません。
なぜならばインタビューWEBマガジンを作ると決めた35歳のおじさんですら、"主導権を持って作り上げる経験"に背中を押されまくりだからです。
今まで現在の話と過去の振り返りを行ってきましたが、今日はそのインタビューWEBマガジンの話を通じて未来の話をしていきたいと思います。
題して【未来編〜点と線〜】(えらくこじんまり)
今回の話にもつながりますので、是非私の社会人時代の話もお読みください。寝具メーカーで12年間営業をしておりました。
先日初めてアップした「まずはじめに」の投稿で
2022年中にWEBマガジンを立ち上げます。
と書きました。ちなみにWEBマガジンの内容としては
今の働き方や生き方、今後の自分の人生にモヤモヤしている人に向けて、街の個人店の店主や従業員、中小企業の社長やサラリーマン等の"身近な人"のインタビュー記事を集めたWEBマガジン
を予定しておりますので、今回も自分がインタビューして自分が答える"セルフインタビュー形式"でお届けしたいと思います。
奥行太郎の自己紹介シリーズは今回の未来編で最後になりますので、長いとは思いますが1行でも多く見て帰ってください。
よろしくお願いします!
"点と線"の立ち上げ前夜
ー全6回に渡りました奥行さんの自己紹介セルフインタビューも今回で最後となりました。
奥行 いや本当に長かったですね。過去の出来事やその時の感情や思考を思い出すのにものすごく時間がかかりましたが、自分の価値観の再発見や再認識にものすごくいいなぁと思いました。
ーセルフインタビューに関しても今後深堀してみたいですね。今日は奥行さんの未来について聞いていきたいと思います。特にこの"点と線"に関してはまだ多くのことを聞いていません。
奥行 未来のこと・・・一番難しいですね。笑。コロナ禍を経験することで、フィクションみたいな現実が起こるということを実感し、未来のことを予測することが今まで以上に難しくなりました。
ただ予測することが難しくなったことから自分自身と向き合う時間とそれを自分と関わる友人知人と共有する時間が増え、"点と線"を立ち上げようという決断に至りました。(大層な書き方していますが私にとっては結構大きな決断なんです)
ーおっしゃられる通りですね。コロナ禍に入ったこの2年間、そういう方が増えていると思います。その決断に至るまでを詳しく聞かせてください。
奥行 3年前ぐらいから将来のことについて漠然と考えていて。前職では仕事自体は楽しくやりがいもあったものの、年齢を重ねていくにつれて責任のある立場になり、出張や残業が増えるという時間的な制約と営業としてのノルマへの追い込みが増えていき、毎日目の前の仕事に追われて自分に余裕を持てなくなってきました。
営業という職種である以上、雇われている以上、それが当たり前。そういう風に思うのは自分の弱さだと思って約10年働いてきましたが、、、それが本当に当たり前のことで自分の弱さなんだろうかと、モヤモヤを抱え始めました。
「当たり前と思わずに一度疑ってみたらどうなるんだろう?」
「いや、でもそれは今の仕事から逃げ出したいという甘えだ。」
そんな葛藤がずっと続きました。
他の要因も色々と絡んで最終的には転職するという決断を下し、以前にも書いたように転職は大成功という結果になるのですが、まだまだモヤモヤは消えませんでした。
ー転職前に抱えていたモヤモヤとはまた別のモヤモヤがあったと?
奥行 そうなんです。転職しても目の前の仕事は楽しい。やりがいもある。きっとよほど劣悪な環境じゃなく自分が取り扱う商品やサービスに納得していればどこで働いてもそれなりにやれるんじゃないかと思います。笑。
でもこれじゃあ前職と一緒でキャリアを重ねていけば、いずれ同じモヤモヤを抱えるんじゃないかと思ったので、今回ばかしはこのモヤモヤとけりを付けるためにあらゆる友人知人とオンラインやオフラインで話を聞いてもらいまくりました。
自分自身と向き合っても、あともう一歩の答えが出なかったんです。とんでもない迷惑男ですよね。笑。
点と点が線で結びついた瞬間
ーいや、ほんとに。笑。ただの迷惑男のめんどくさ男ですね。
奥行 誰がめんどくさ男ですか。笑。いやでも本当に自分1人で考えてもいつまでたっても答えが出なかったので、もうそこに頼るしかなかったんです。許してください。
その中でも優しい友人知人たちが、色々と話を聞いてくれてアドバイスをしてくれました。
「寝具をもっと究めれば」「責任ある立場につけるようもっと努力すれば」「DIY商材を扱ってるなら家のことにもっと詳しく」等、中には「街を作れ」というメジャー級のアドバイスをくれた方も。笑。
そんなコミュニケーションをとる中で気付いたことがありました。
色んな人に自分の話を聞いてもらうことは非常に参考になったんですが、それよりも友人知人の働き方や生き方を聞くことの方が自分の参考になることがわかってきました。それはまさしく私が大学時代から続けてきた"対話"そのものでした。
そう考えると社会人になってから、得意先の方と商売を通じて"対話"をすることはあったものの、自分の周りの友人知人と"対話"をすることは減っていきました。これは私だけなんですかね?
ーいや確かにそうです。モラトリアム期と言われる大学時代や将来の進路を決める第一歩となる高校時代には奥行さんのいう"対話"というものはもっと交わされていたように思います。
奥行 やっぱりそうですよね。社会に出ると、自分の思い通りにいかないことは山ほどありますし、笑い飯の西田風に言うと「思てたんと違う!!」ってことに直面しまくります。
そういう"現実"を知っていき、その"現実"に追われる毎日を過ごしていくと、自分や他人の働き方や生き方を話す機会も減るのかもしれないですね。(ただその"現実"によって形成されていることもたくさんあるので決して否定はしていません)
今年の7月〜8月にかけて友人知人と久々に"対話"を重ねることで、知らなかった一面が見えたり、そういう考え方もあるんだと感心しました。その"対話"の中に僕のモヤモヤを解決するための3つのヒントが隠れていました。
「人よりも"対話"におけるコミュニケーションスキルが高いということ」
(↑友人知人が言ってくれた褒め言葉を真に受けてます。笑。)
「その人の働き方や生き方がわかる"対話"が何よりも好きだということ」
「その"対話"を会社を通さず、自分自身が主導権を握って行うということ」
まさしく"点と点が線で結びついた"瞬間です。(ドヤ顔)
"対話"が得意で、"対話"が好きなのに、年齢を重なるにつれて仕事を通じてでしか"対話"が出来なくなっていることが自分のモヤモヤの正体でした。
その根っこの部分をずっと無視して、小手先のことを中心に将来のことを考えていたので、モヤモヤも見つけられないし、もちろん解決することもできなかったということです。
ーものすごいドヤ顔されてますよ。笑。友人知人の方々と話をしていく中でモヤモヤを見つけたのは、とても素晴らしいことですね。そのモヤモヤを解消していくのがインタビューをするということなんですね?
奥行 ドヤ顔は触れないでください。笑。はい、そういうことです。単純な話、自分の好きな対話スキルが活かせて、対話をすることが出来る仕事ってなんだろうって考えた時にインタビューが思い浮かんできました。無意識ですがインタビュー記事も好んでよく読んでいたような気がします。
ーインタビューというとライターという職種も思い浮かぶのですが、そこに転職するという選択肢はなかったのですか?
奥行 ライターさんの現実も苦労も何も知らない人間が言うことではないですし、そもそも選ぶ選択肢もないかもですが。笑。その選択肢はなかったですね。
先ほどからお話させてもらっている"自分が主導権を握った状態"でこのインタビューという行為を成立させたかったですし、"対話"というコミュニケーションが好きだからこそ、誰かから何かを言われ決められる世界から離れたところでやってみたかったんです。
奥さんに話したところ「自分1人で全部やるんやったら、それ一生続けられるやん」って言われたことも私の背中を押してくれました。
とは言えどもインタビューもライティングも編集も何もしたことがないので、まずは経験を積まないといけないと思い、勢いのままにnoteを開設し現在四苦八苦しているとことです。
"点と線"の名前の由来
ー継続することが大事だと思うので奥行さんには色んな人のインタビューを載せ続けてほしいです。ちなみに"点と線"という名前の由来を教えてください。まさかさっきのドヤ顔発言から着想したんですか?
奥行 なんちゅうとげのある言い方するんですか。笑。まぁものすごく浅くて、恥ずかしいんですがそういうことです。
ちょっとだけこの"点と線"という名前について深堀をすると、、、今から下手くそな言語化しますので何とかついてきてくださいね。笑。
私が勝手に定義づけたのですが、"点"と言うのは今まで生きてきた皆さんの全ての経験のことです。この経験と経験の"点と点"がつながり、様々な決断や意思決定をすることが"線"です。
本を読んだり、テレビを見たり、仕事で怒られたり、石につまづいたり
その人にとってのあらゆる"点"がある中で、「自分以外の人がどう生きてきて、何を考えていて、どういう働き方をしていてるのかということを知る」という"点"は、その人が"決断や意思決定をする過程"いわゆる線になる過程においてとてつもない力を持っているんじゃないかと私は勝手に想像しています。まさしく私がそうでした。
インタビュー記事でその人の生き様を知れるということは、まさしく"対話"の真骨頂で、「そういう考え方もあるんだ」と物事に対する見方を拡大し深化させていくことが可能です。選択肢も増える可能性があります。
そういう意味では、インタビュー記事という"点"はモヤモヤして悩んでいる方へは何かのきっかけになるのではないでしょうか。
たまたま読んでいただいた方がそうなったらいいなという想いで"点と線"という名前をつけました。そしてその内容は"生き方や働き方をインタビューするWEBマガジン"にしたということです。
(新たな発見かのごとく言ってますが、同じようなことをされている方がいることは百も承知です。許してください。)
ーよくわかりました。ドヤ顔がどうたらとか言ってすいませんでした。インタビューする方を個人店の店主や従業員、中小企業の社長やサラリーマン等の"身近な人"にした理由は何なんですか?
奥行 理由としては3つあります。
1つ目は人の働き方や生き方を"点"とすると、世界中に生きている全ての人にインタビューが出来るんですが、私が社会人になってお仕事をさせていただいた方は個人店の店主様や中小企業の社長様、そしてそこで働く従業員やサラリーマンの皆様ばかりです。
皆さんにとってもそういう方は身近な存在だとは思うのですが、まずは私にとっての"身近な人"にインタビューを通じて深堀していきたいので、インタビューさせていただく方をそういう形で定義づけさせていただきました。
2つ目は社会人になって、そのような方とずっと仕事をしてきたからこそわかるのですが、有名人や著名人と比べて世の中に取り上げられる確率が低いので、いくら暮らしにおいてなくてはならない商品やサービスを提供していても、まだまだ伝えきれていないことがたくさんあると思います。
その余白を自らの手で埋めていくためにも、そのような方々にインタビューしていくことを決めました。別に取り上げられたくないねん!っていう人も山ほどいると思いますが。笑。
3つ目は前回の記事にも書きましたが、単純に面白くてファンキーな人が多いし、日々色々なチャレンジと試行錯誤をされているので、面白い記事を作れるのではないかという期待も込めて、選定させていただいております。
奥行太郎の未来
ーなるほどです。では最後に。この"点と線"というインタビューWEBマガジンを通じて奥行さんはどのような未来を創造していきたいですか?
奥行 多分最後にええこと言わないとダメなんでしょうけど、めっちゃシンプルな未来を創造しています。
"1人でも多くの方にインタビュー記事を読んでもらえる未来"
"インタビュー記事を読んだことでその人のモヤモヤが少しでも晴れる未来"
多くを望まず、まずは愚直にこの2点が叶う未来を創造できるように日々チャレンジしていきたいと思っています。あれ、短すぎますか?笑。
ーいえいえそんなことないですよ!笑。十分だと思います。いつになるかわかりませんが、そんな未来が来ればいいですね。
奥行 本当にそうですね。そのためには来年にWEBサイトを作ることにも着手して、よりたくさんの人の目に触れるようなチャレンジをしていきたいと思います。
ー現在編から過去編、未来編と長きにわたりインタビューにお付き合いいただき、本当にありがとうございました!これで奥行さんのセルフインタビューを終わります。
奥行 こちらこそありがとうございました!
編集後記
セルフインタビューがようやく終わりました。。約1ヶ月、長かった。言葉では簡単に現在、過去、未来を振り返っていくと言っていますが、これは中々に時間がかかりますね。笑。
1人で考えられる人もいると思いますが、私は色々な人と対話を通じて考える方が性に合っているようです。
これから半年ほどは何かしら私と関わりのある方に対してインタビューを行う予定ですが、それ以降は関わりがない方にもインタビューをさせていただく予定なので、その場合は聞く方も答える方もめちゃくちゃ難しいんだろうなと感じました。
特に過去の話。インタビューの前に色々と自分の過去を振り返ってもらえるようなシートやワークが必要なんでしょうね。。聞かれる方からしたらそれは面倒くさいよなぁ。。まぁそんなこんなで試行錯誤しながら前に進んでいきたいと思います。
兎にも角にも私の名刺代わりとなるような自己紹介はこれで終わります。こんな長すぎる名刺ないですけどね。笑。
次回から本番のインタビュー記事をあげていきますので、暖かい目で見守っていてください。1人でも多くの人のモヤモヤがインタビューWEBマガジン"点と線"で解決されることを祈っております。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
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