マガジンのカバー画像

私立学校の採用試験の形式と内容

116
私立学校の採用試験には過去問がありません。無いからこそ、学校側が求めるレベルとは違う人材が集まるし、応募する側もうまくマッチングができないような気がしています。1つの指標として私… もっと読む
運営しているクリエイター

#教員

File:000 はじめに(まえがきと目次)

これまで数々の私学の求人情報をご紹介してきました。 私自身が片手では数えられない学校で勤務してきたからこそ、様々な雰囲気や体質の学校を知っているからこそ、学校によって本当に様々な働き方があることをお伝えしたいです。 自分の理想とする教育観や働き方、生徒の層などがわかってくると、自分に本当にあった学校もわかって来ます。ぜひ、個々の先生が、自分の能力を存分に発揮できる環境で教育に携わって欲しいと思います。 この記事が収録されているマガジン ブログもよろしくお願いいたします

有料
10,000

File:EX1 専門教養(学力筆記試験)※試し読み記事

このマガジンに収録されている有料記事が、ちょっと手が出しにくい価格だと感じている方は多いと思います。 個人的にはかなり自信のある内容になっているのですが、手を出しにくいという気持ちもわかります。 ただ、実は勇気を出して1つ購入していただいた方はかなりの確率で他の記事も購入して下さっているのは事実です(ありがたい限りです)。 このマガジンの中で紹介している問題文は、大学入試の過去問であることを調べたりするなどして、できるだけ一字一句レベルで再現してご紹介しています(出典を

有料
100

File:001 専門教養(学力筆記試験)

マガジンの説明文にもありますが、私立学校の採用試験の過去問、というのは存在しません。 存在しないがゆえに、苦労している先生も多い気がしています。 どのような難易度で、どのような問題が出題されるのか。 ある程度の目安や方向性が示されるだけでも、不安が解消されたり、自分に合う合わないという判断材料になると思っています。 今回ご紹介する学校は偏差値帯が70付近の指導しやすそうな、指導しがいがありそうな、絶対に人気校という学校になります。 バックナンバーFile:001 専

有料
10,000

File:002 専門教養(学力筆記試験)

前回に引き続き専門教養試験(学力筆記試験)についての情報提供です。 やはり、誰もが羨むような偏差値70付近の学校の内容になっています。 前回の記事では、問題の紹介がどのように行われているのか、1問公開してあります(再現度99%の問題)ので、例としてそちらもご参照ください。 しかし、同じような偏差値帯の学校でも、問題の質は全然違うんですね、というのが今回の記事を書いていての個人的な感想です。 今回ご紹介する学校の試験の難易度としては、前回紹介した学校のものよりも低くなっ

有料
10,000

File:003 教職教養試験

大半の学校が専門教養の筆記試験のみを行う中、一定の私学は教職教養試験も応募してくる側に課しています。 私もいくつか私立学校が出題してくる教職教養試験は受けたことがありますが、難易度は本当に様々です。 かなりマニアックなレベルの教職教養試験を課してくる学校もありましたし、経験者採用も視野に入れている学校なんかは無難にわかるところを課していたりしますね。 教職教養試験を課す学校というのは、調べていればなんとなく想像はつくと思います。 やはり、かなり法人とか規模が多い、縦横

有料
8,000

File:004 面接試験

ここまで様々な形式の試験内容を紹介してきましたが、選考が進んでいくと当然面接試験が主体になってきます。 自分が応募する学校がどのような質問をしてくるかわかりませんが、他の学校ではこういうことが聞かれているのか、という前情報があるだけでも安心感につながると思います。 また、面接や採用試験だけでなく、日頃の自分自身の教育活動を振り返って考えるきっかけにもなると思いますので、その意味でも参考にしてもらえればと思います。 理科的な話もありますが、それ以外の教科・科目に通じる内容

有料
10,000

File:005 小論文試験

私学で意外に多いのが小論文試験。 公立の小論文は事前に問題の方向性がわかっているので、練習して、添削してもらってと対策することが可能です。 具体的な場面設定などもかなり具体的になっていますから。 しかし、私学の小論文試験はかなり違います。 学校によって、本当に様々です。 File:005では小論文試験について書かせていただきます。 ※意外に私学にありがちなネタかもしれない(というか一度自分の中で深く考えておくと面接のときにも役立つかもしれない)と思い、価格改定しま

有料
2,980

File:006 小論文試験(No.02)

今回の小論文試験については、前回の小論文試験と方向性が違っています。 多くの学校や先生方が悩んで考えることだとは思うのです。 出題テーマも前回のものとは全然系統が違います。 詳細は以下で。 バックナンバーFile:001 専門教養(学力筆記試験)-理科 File:002 専門教養(学力筆記試験)-理科(化学) File:003 教職教養試験 File:004 面接試験 File:005 小論文試験 File:006 小論文試験(No.02) File:007 適性検査

有料
3,480

File:007 適性検査

私学の過去問シリーズも7回目になりました。 今回はちょっと小休止というわけではありませんが適性検査のお話です。 漠然と試験項目に適性検査と書かれていて、何をやるのかと不安になることもありますが、以下で公開していきます。 バックナンバーFile:001 専門教養(学力筆記試験)-理科 File:002 専門教養(学力筆記試験)-理科(化学) File:003 教職教養試験 File:004 面接試験 File:005 小論文試験 File:006 小論文試験(No.02)

File:008 教職教養&一般教養

(8月9日に記事を大幅更新しました) 教職教養試験自体は課している私学もありますね。 そして、一般教養を課している私学もあります。 今回ご紹介する一般教養試験は、なかなかよく練られた試験だなと感じました。 一読の価値はあると思います。 見出し部分だけをご覧いただいても、この学校の本気度が見えてくるはずです。 例えば、大問1は新聞記事からの出題とありますが、よく中学入試とか高校入試とかでもあるのは「天声人語」からの引用なんていうのもありますね。 一時期流行したと思

有料
6,980

File:009 専門教養(学力筆記試験)

今回の専門教養試験の内容は数学についてです。 数年前に私が採用試験を受けた学校のものになります。 再現性は90%だと思います。 なぜなら、うろ覚えといえども、問題のキーになる部分をインターネット検索にかけてしまうと、大学入試の過去問だったり、有名な証明問題などが検索結果として出てしまうからです。 最初の2問は問題文も短く、わかりやすい「あぁ、あれかぁ~」という問題。 次の問題も有名な問題。 その次の3問はキーワードを拾って検索したらばっちり問題が出てきました。

有料
6,000

File:010 模擬授業(化学)

筆記試験が終わると、たいていの私学では模擬授業と面接試験になるのではないでしょうか。 書類が一次だとすると筆記が二次、そして模擬授業が三次という感じでしょうか。 今回は、ある学校の模擬授業の課題テーマをご紹介します。 偏差値は中学入試で50程度、高校入試で70超の学校です。 教科は理科、科目は化学です。 なお、この学校の試験は合格し、採用されました。 2年間勤務して退職することになる学校です。 テーマとしてはこんなところをやるの?という感じですが、後からテーマ設

有料
2,980

File:011 模擬授業(数学)

私学の模擬授業シリーズ第2弾。 今回お届けする科目は数学になります。 今回も、ある学校の模擬授業の課題テーマをご紹介します。 偏差値は中学入試で50程度、高校入試で70超の学校です。 なお、この学校の試験も合格し、採用されました。 ただし1年間勤務して退職することになる学校です。 採用されたのは秋採用の終わりでもなく、2月の話です。 学校側としても来年度の人事を見越してのことだとは思います。 バックナンバーFile:001 専門教養(学力筆記試験)-理科 Fi

有料
1,980

File:024 面接試験

面接試験シリーズの5本目です。 今回は比較的あっさりしていると思います。 第3回でも述べたのですが、なり手不足の影響でしょうか。 それとも、学校の特性ゆえのことでしょうか。 もっとも、雇用についての情報公開は行っているほうなのではないかと思います。 これは、自分にとって都合のいい情報公開ということではなく、正直に公開しているという印象です。 もちろん、条件の合う合わないがあるので嘘を言っていないだけと言われてしまうこともあるのかもしれませんが、それでも個人的には好

有料
500