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採用する側として思うこと

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私立学校に応募する側としてではなく、採用する側(面接官側)として思うことを書いていきます。
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#採用

採用と不採用を分ける地雷フレーズは本当にあてはまるのか?(プレジデント・オンラインの記事を私学の教員採用で考察する)

みなさまお疲れさまです。 今朝ほど、以下の記事紹介のツイートをさせていただきました。 ということで、4つの地雷フレーズについて私学の教員採用でも当てはまるのかというところを少し掘り下げていきたいと思います。 1.年収と肩書を上げ、キャリアアップしたいetc…これは、私学の教員採用でもアウトだと思います。記事内にも とあります。私も同意見です。 学校は応募してくる人のためにあるわけではありません。苦しい学校は経営に四苦八苦しているわけですし、良くも悪くも中小企業の側面は

相応の年齢以上の付加価値を先見の明をもって身につける

ホワイト私学への転職を考えたときに、やはり授業力でもその他の力でも、年齢相応の経験は求められてしまうでしょう。 今日はその付加価値をどうやって身に着けるのか、先見の明とは何かというヒントになりそうなものをTwitterで見かけたので取り上げていきたいと思います。 まえがき以前、以下のような記事を書かせていただきました(もう2年も前の話になりますが‥) また、自分自身が最終的にホワイト私学だと思える学校をイメージできる方は、経験を積みながらホワイトの階段を登っていくという

採用試験の応募のブラックリスト(不採用リスト)を考察する

さて、昨日、以下のツイートをしました。 実は、この記事を受けて書いている記事(本記事)がある、という内容で予約ツイートをしたつもりだったのですが、その旨が記載されていないんですよね(私の予約ツイートの設定ミスか)。 ちなみに、記事は上記リンクからでもいけますが、一応貼っておきます。 ということで、補足説明を加えたいと思います。 実はコメントで、ブラックリスト(不採用リスト)というものを密かに作成している学校もあるというものをいただいていて、正直な話、私自身も過去の勤務

結局の所、採用面接は‥

面接される時間が長ければ(必ずしも)いいというワケではない。 質問される項目が多ければ(必ずしも)いいというワケではない。 もちろん、当たり前だと言われてしまうと、当たり前なのかもしれませんけれど。 さて、複数の学校で採用する側を経験して感じたことでもあります。 学校の台所事情とも関連してくるので、必ずしも相関関係がある、とか、あてはまる、というわけではないことを念頭に今日の記事はお読み下さい。 さて、ここ数年、漠然と感じているのは、以前の学校の教員採用はかなり慎重

あまりにもキレイすぎる経歴だと警戒してしまうものなのかもしれませんね

みなさんは自分の履歴書を、どこまで自信をもって出せますか? 転職はご縁(タイミング)の側面もあるので、少し経歴が汚くなってしまうこともあるかもしれません。 もちろん、理想的には生徒や保護者に迷惑がかからないよう、もし担任をしていれば、自分が担当している生徒が卒業するタイミングと合わせて、「立つ鳥跡を濁さず」という感じで転職される方もいらっしゃると思います。 その一方、自分が心の底から志望したい学校の求人情報が出てしまったり、どうしてもタイミングが合わせられないことも多々

生まれ年が不運な人もいる

本日は久しぶりに採用する側からのお話になります。 こればかりは、応募側は(基本的に)わからない情報なので、ちょっとどうしようもないこともあるという話になります。 今日の話題は年齢について。 募集要項に記載されているような、年齢制限の話ではなく、一般的な年齢のお話です。 どちらかというと、中上位校で年齢制限があったとしても40歳程度まで、となっている学校にもしかしたら多いかもしれません。 どういうことかというと、応募する学校で既に働いている専任教諭と同じ年に生まれてい

採用側と応募側の両方の視点から考えてしまうこと

最近の東京都の私学の教員募集情報の洗い出しをし直して、更新させるのに3日間ほどかかってしまいました。 その理由は、昨日も述べましたが、年明けすぐに応募期限を設定していた学校の再々募集と重なったこともあったり、2週目や3週目に募集期限を設定していた学校の情報を削除したりしていたからです。 また、新たに別の教科で募集が始まっていた学校もありました。 この時期の求人情報を見ていて気になる学校はにはいくつかパターンがあります。 ①それまで非常勤講師の募集だったのに常勤講師や専

失礼(?)な質問をぶつけてしまうこともありますが・・・

それはあなた(応募者)に興味をもっていることが多いです(体感95%くらい)! さて、夏休み期間中に私学は採用活動を進める学校も多いです。 書類選考をして結果通知、までは期末試験中に会議を設けてやっている学校も多いと思います。 他校さんの選考の日程を見ていても、そんな様子が伺えます。 そして夏休み突入と前後して筆記試験、選考をして模擬授業と面接を行う学校が多いですね。 応募している側は、もしも選考の日程が重なってしまっている場合でも丁寧に交渉してみてください。 どう

年齢にはそれなりの付加価値が求められる

お疲れさまです! 本日はいつもの採用情報ではなく、採用側からの観点でのお話です。 求人情報を見ていると、経験者を優遇というように明らかに記載のあるもの、逆に継続したキャリア形成のために若手(例えば30歳未満)優遇というようなものがありますね。 自分も様々な学校で模擬授業をしてきましたし、たくさんの先生方に見ていただきました。 そのたびにアドバイスもいただいていて、実は採用試験は受けるだけでもかなり経験になるのではないかと思っています。 最近思うのは、年齢に見合った経