【Webライター必見】日本語の生成に長けたAIツール「Claude」について徹底解説
Open AIのCEOサム・アルトマンのブログが話題です。
サム・アルトマンCEOの述べていることを簡単に要約すると以下となります。
AIの進歩により、近い将来、人類の能力は飛躍的に向上し、現在では想像もできないことが可能になる。
この技術革新は社会に大きな繁栄をもたらすが、同時に複雑な課題も生み出す。
AIの発展を最大限に活用し、リスクを最小限に抑えるためには、計算能力の向上とエネルギーの確保が不可欠である。
長期的には、AIは人類に前例のない繁栄をもたらし、現在では解決不可能と思われる「気候変動問題の解決」や「スペースコロニーの設立」、「物理学の全ての発見」を可能にする可能性がある。
また、これらのようなことを可能にする、人間を超えるAIが数千日以内に実現すると述べています。
確かに、最近のAIツールやAIモデルの進歩を見ていると、数千日 = 5~8年以内にそのようなことが起こっても、おかしくないようと思いますね。
さて、今回の本題はChatGPTではなくClaudeです。ChatGPTはデータ分析やプログラムの作成などには長けていますが、日本語の生成にはイマイチだと感じていました。
Claudeは日本語の生成が非常にうまく、叩きの文章としては十分なものを時間をかけずに作成できます。
Chat GPTとClaudeの文章生成
例えば、日本語の起源に関する文章を作成するとします。
以下のプロンプトをそれぞれChat GPT（GPT-4o）とClaude（Claude 3.5 Sonnet）に入れた時の違いを確認しましょう。
「日本語の起源は？」という質問に対して、200字以内で回答となる文章を作成してください。
この後から記載していただく文章は自然な日本語で、日本語の起源を知りたい小学生や外国人が違和感を感じない文章にしてください。
Chat GPT（GPT-4o）
日本語の起源は、はっきりとは分かっていませんが、いくつかの説があります。一つは、アジア大陸から渡ってきた言語が日本に広まり、独自の進化を遂げたという説です。また、アイヌ語や琉球語など、昔から日本に住んでいた人々の言語が影響を与えたとも考えられています。日本語は漢字、ひらがな、カタカナの3つの文字を使う特徴があり、中国や周辺国との交流を通じて今の形になったとされています。
Claude
日本語の起源は、まだ完全には解明されていません。古代の日本列島に住んでいた人々が話していた言葉が、長い年月をかけて発展したと考えられています。中国や朝鮮半島からの影響も受けながら、独自の文化とともに言語も形作られていきました。文字については、5世紀ごろに中国から漢字が伝わり、その後、ひらがなとカタカナが生まれました。日本語は、世界でも珍しい孤立した言語の一つとされ、その独特の特徴は今も研究が続けられています。
Claudeの書いた文章の方が主張がはっきりしており、文章も端的です。
ChatGPTの作成した文章は「日本語の起源は不明だが、いくつかの説がある」と説を紹介した後、「周辺国との交流を通じて今の形になった」と述べています。文章の主張としては弱いです。
「日本語の起源は、はっきりとは分かっていませんが、いくつかの説があります。」や、「日本語は漢字、ひらがな、カタカナの3つの文字を使う特徴があり、」も少し冗長であったり、違和感のある言い回しに見えます。
一方Claudeの作成した文章は、一貫して「日本語の起源は、完全には解明されていない」と主張しており、起源についてわかっている事実などをかいつまんで紹介しています。
Claudeの「孤立した言語」は珍しい表現に感じましたが、言語学上の専門用語です。ここにも凄さを感じます。
Claudeのたたきを叩いて文章を作ろう
推敲は、大江健三郎により「消すことによって書く」と述べられるように、書く行為そのものです。
文章は書きおわってからが始まりで、推敲によって完成します。
日本語生成のうまいClaudeに文章生成を任せて、肉付けだけやってみるのがおすすめですよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？