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テニス上達メモ029.打つ直前の「入る自信」、ありますか?

ある程度テニスをしていると、ボールを打った瞬間に、そのショットが相手コート内に入るか入らないか、つまり成功するか失敗するかを、かなりの自信・確信を持って、判断できるようになりますよね。

さらにいえば、打った瞬間まで待たずとも、打つ直前にもこれから打とうとするショットが、成功するか失敗するか、直感的に分かります。

「これなら入る!」
「あ、ミスりそう…」などと。

未来が分かります。
ええ、超能力者じゃなくとも。

これを換言すれば、打つ直前に「入る自信」が得られれば、実際に上手く打てるし、打つ直前に、「あ、失敗しそう」と感じられれば、実際に失敗します。

前者は打つ直前の安心感、後者は打つ直前の不安感、みたいなものでしょうか。

自信があるから、安心して打てる。
自信がないから、不安になって打ち損じる。

これは実際、ご自身を含む多くのテニスプレーヤーが、感じているはずです。

だとすれば、これをテニスの上達に応用しない手はありません。

打つ直前の安心感が精神的にあって、「入る自信」が得られれば、そのショットは高い確率で成功するという流れだからです。

ではその肝心な「入る自信」は、一体どうすれば得られるのでしょうか?

テニスは、相手から放たれたボールが自分にとっていくら打ちにくいコースに来たからといって、野球のバッターとは違って、見逃す選択はできません。

どんなに悪球でも『ドカベン』の岩鬼正美よろしく、あらゆるボールを打ち返さなければならないのがテニスのルールです。

なお岩鬼が口にくわえている葉っぱは、赤ん坊のころからのクセを残す「精神描写」だというから、一見するだけだと荒々しいけど仲間思いの性格が、実は幼いころからの「愛着」由来であることのことわりを現す。

それはさておき、打ちやすいボールばかりでは、ありません。

それら、相手から飛んでくるすべてのボールに対して、ここで申し上げている「入る自信」を得るには、一体どうすればいいかをご説明しています。

結論を申し上げると、相手から飛んでくるボールの現実的な「距離感」が、ご自身の保有している潜在的な「イメージ」と合致していると、「入る自信」が得られます。

うーん、分かりにくいかー。

具体的な方法論は、『~あなたのテニスがドラマチックに改善するたったひとつの方法~テニス・ベースメソッド』に詳述。

「入る自信」とはたとえるならば、まるでパズルのピースが「ここならピタッと入る!」という確信に近い感覚といえるものです。

一方、一般的に(常識的に)指導されているような「フォーム」や「打ち方」などについて意識するやり方を、あなたがまさか誤って採用しているとすれば、「感じる力」が著しく弱まってしまうから要注意。

「入る自信」を感じにくくなる結果として、実際に入りにくくなるというわけです。

逆、逆なんです

「正しいフォーム」を身につければ、自信を持って打てるようになるなんて、思っていませんか?

「ちゃんとした打ち方」を学べば、ショットの成功率が上がるなんて、思っていませんか?

率直に申し上げますが、そうだとしたら、「思い込み」もいいところです。

ほかの競技と比べて程度の差こそあれ、テニスは大部分がメンタルのスポーツです。

走り高跳びや重量上げ、あるいはポジションにもよるでしょうけれどもバスケットボールやラグビーが、ほぼほぼフィジカルに依存するのに比べて、テニスは錦織圭や西岡良仁、あるいは155センチの身長で世界を席巻する青山修子、そして惜しまれつつ引退したばかりの土居美咲よろしく、小柄や華奢でもある程度まではどうにでもなる、という比較において、テニスは大部分がメンタルのスポーツと言っています。

さて自信があるから、安心して打てる結果として、実際に入るとご説明しました。

自信がないから、不安になって打ち損じるため、やっぱり入らないとも、申しています。

繰り返しましょう。

打った瞬間まで待たずとも、打つ直前にもこれから打とうとするショットが、成功するか失敗するかは、直感的に、あなたにも分かっているはずです。

その結果が実際に、テニスコート上で現れているのです。

「これなら入る!」
「あ、ミスりそう…」
この感じ方の違いが、現実となって現れている。

そしてもし、そういった感じ方すら分からないという場合、それは「フォーム」や「打ち方」を意識するなどの誤った努力をしている証左なのです。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
https://note.com/tenniszero

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