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テニス上達メモ063.『新・ボールの見方』補強編!


▶何を見ているのか、自分でも気づいていない


新・ボールの見方をご購入の方は、補足説明としてご活用ください。
 
ご購入でない方にも、お役立ていただける内容です。
 
『新・ボールの見方』では、「ミスしたとき、直前に何が見えていたかをチェック」する振り返りをご紹介しています。
 
ボールに目線をフォーカスしているつもりでも、私たちは案外プレー中にも「目移り」していて、ボール以外のモノを見てしまっているシーンがちょくちょくある。
 
私たちは、自分が何を考えているのか、案外気づかないものです。
 
それと同じように、自分が何を見ているのか、案外気づかないものなのです。
 
自分が何を聞いているのか、案外気づかないし、何を嗅いでいるのか、案外気づきません。
 
そこで、「ミスしたとき、直前に何が見えていたかをチェック」。
 
振り返らないと、何を見ていたのか(あるいは何を考えていたのか)、気づけません。
 

▶ネットサーフィンの記事、覚えてます?

 たとえばネットサーフィンで記事を読んでも、「ほとんど忘れている」はずです。
 
ひととおり閲覧したのち、ブラウザを閉じるころには、どんな内容があったかすら、すっかり忘れていませんか?
 
情報を入力した直後に、片っ端から忘れていきます。
 
これは、私だけではないはずです。
 
どんなに頭のいい人でも同じ。
 
それを防ぐのが「振り返り」。
 
情報に触れた直後に、断片的にでも構わないから、空(そら)で振り返る。
 
断片的で構いません。
 
というか、全部を思い出そうとするから、思い出せません。
 
一度読んだだけのネット記事の内容を、センテンスごと覚えている人などいないでしょう。
 
ある一語を、1秒振り返るだけのスモールステップで構わない。
 
断片的に範囲を絞るほど、振り返るのが「ラク」になり、その断片が「フック」となって、「芋づる式」に気づけるようになります。
 
ボールに集中しているつもりでも、ミスしたときというのは、直前にボール以外のほかの何かを見ていた疑いがあります。
 
それが「振り返り」により、何が見えていたかに、気づけるようになるのです。 


▶「一語1秒」で振り返る


ミスする直前、ボール以外の何が見えていたか?
 
それは、対戦相手かもしれないし、パートナーかもしれないし、狙おうとしたコースかもしれないし、青い空かもしれないし、ボールの速さに追随し損ねてサイドフェンスが見えていたかもしれません。
 
それに気づいたら、ミスした直前に何が見えていたか、「一語1秒」で振り返る。
 
「相手!」「パートナー!」「コース!」「青い空!」「フェンス!」
 
振り返らないと、残像が片っ端から消えていきます。
 
たとえばこの『テニス上達メモ』の記事を読み終わったとしても、必ずその直後から、片っ端から忘れていきます。
 
これは、どんなに頭のいい人でも同じです。
 
それが証拠に、昨日配信した記事をお読みいただいた読者諸氏のなかで、タイトルはおろか内容を覚えている人は、ほとんどいないはずです。
 
覚えているとしたら、何度か記事内容を「振り返った」はず。
 
それと同じように思い出せるキーワードが残っているうちに、「コース!」「ブラウザ!」「芋づる式!」などと「一語1秒」で振り返る。
 
それがフックとなって、「ネットサーフィン!」とか「スモールステップ!」なども出てきます。 

▶「振り返り」は勉強術としても役立つ

 
自分が何を見ているのか、案外気づけません。
 
自分が何を聞いてるのか、案外気づけません。
 
自分が何を考えているのか、案外気づけません。
 
それに気づく力が「念力」です。

「ボールの見方」が改まるだけではなく、応用しだいでは、勉強術としても役立てられます。
 
なのでテニスゼロの記事内容も、一度読んだだけでは、どんなに頭のいい人でも必ず「片っ端から忘れる」から、何度も振り返ってくださいますように。 

▶「速いボール」など、ない


別の側面から、『新・ボールの見方』の補足説明を加えます。
 
さて、この季節がやってきました。
 
本日2024年2月15日の東京、天気は最高気温が「20度」と予想されています。
 
今、私は都合により東京を離れていて分かりかねますけれども、体感的には「暖かい」と感じられるのではないでしょうか?
 
だけど、「暖かい」などという事実はありません。
 
人によって「暖かい」と感じたりするのは「主観」です。
 
あるのは「暖かさ」あるいは「温度」という客観的事実。
 
こちらでは、「この世に『速いボール』は存在しない」とご説明しています。

▶感覚として「真逆」!?


20度といえば真夏だと「肌寒い」と感じたりするでしょう。
 
同じ20度でも、「感じ方は変わる」という事実。
 
20度が、「暖かい」と感じられるときもあれば、「肌寒い」と感じられるときもある。
 
もちろん服装の違いはあるにせよ、感覚として「真逆」です。
 
1時間が、「まだか、まだか」とじれったく感じられるときもあれば、「え、もう!?」と時の経つのもあっという間に感じられるときもある。
 
ビニールをシャカシャカする音が、「うるさい!」と感じられるときもあれば、「まったく聞こえない」ときもある。

▶感じ方(サイズ感・スピード感)は「集中力」でコントロールできる

そして、ボールです。
 
同じサイズだとしても、体感的に「大きく感じられる見方」もあり得る事実。
 
同じスピードだとしても、体感的に「遅く感じられる見方」もあり得る事実。
 
感じ方(サイズ感・スピード感)は、コントロールできます。
 
どうやって?
 
「集中力」によって。
 
主観的に素朴と位置づけられる「塩おにぎり」だって、100回噛んで集中して味わえば、「素朴」どころか「ご馳走」だと述べました。
 
旨味、甘みが全然違います!
 
それと同じようにボールに集中すれば、その感じ方(サイズ感・スピード感)は、コントロールできるのです。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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