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コーチからの手紙

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#テニスレッスン

対キックサービスリターン

対キックサービスリターン

むかし、むかし。
まだ、サービス&ボレーがスタイルとして
存在出来ていた頃の話。

「貴公子」

を冠するプレーヤーがいました。
名をステファン エドバーグ。

甘いマスクに美しいバックハンド。
華麗なネットプレーで観るものを魅力しました。

サービス&ボレーを得意とする選手は、その前にもいましたが、(ジョン マッケンロー選手など)

「バックハンド側に強烈に跳ねながら曲がるキックサービス」

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サントロ領域展開

サントロ領域展開

ファブリス・サントロ選手右利き。177センチ。左右両手打ち。
そして、

「フォアは、ほとんどスライス」

と並べただけで、どうなっているんだろう?
と思わせる特徴てんこ盛りの選手を記事にしました。

いきなりどうした?と思われるかもしれんが、

「シンプルにリクエストがあったので。」

書いてみる事にしました。

サントロ選手は、今ほどでは無いにしろ、高速、効率化され始めた時代に

・フォアハン

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予測について(ストローク編)

予測について(ストローク編)

今回もレッスン形式で書いていこうと思います。
是非、参考にして下さい。
ただし、

・六極図
・庭球眼
・スイング系統
・ローディング

くらいは理解していないとさっぱり分かりません。
しっかり復習して下さい。

では、レッスンスタート。

「コーチ。相手によってコースが読みにくい選手と読みやすい選手がいるのですが、
どうしてですか?」

「とても良い質問だと思いますが…君は、
どうやって予測して

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復帰メニュー

復帰メニュー

今年も出場出来るか分からないですが、
大会にエントリーしました。

日常的に運動はしているものの
アスリートレベルでは、年単位でサボって
いるので、怪我をしないよいに

「イメージとフィジカルのギャップ」

を埋めないといけません、
そうしなかった場合、最悪

「運動会のお父さんのような悲惨な結末」

になりかねませんからね。
おじさん、おばさんが久しぶりに大会に出場
するなど、

「本気で動く」

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技術の階層構造

技術の階層構造

今回は、技術の階層構造というテーマで書いていきたいと思います。

技術の階層構造とは、常時認識されていた方が良いもの、その時に合わせて、発動するものが複数折り重なっていることを指します。

例えば、間合い感覚は常時発動型の技術で、切れる事が=劣勢になっているような状態になります。

簡単に言うと、

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片手バックハンドへの道

片手バックハンドへの道

片手バックハンドの庭球眼

今回は、片手バックハンドのレッスン記事を
書いていきたいと思います。

では、お楽しみください。

「片手バックハンドにしたいと思っているの
ですがどう思いますか?」

「片手バックのメリット、デメリットが分かった上でチャレンジするのであれば良いと思います。」

「片手バックハンドってカッコイイじゃない
ですか。」

「確かに、両手バックハンドにない華がありますよね。自

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プレッシャーとスリーポケット

プレッシャーとスリーポケット

今回は、認識の壁、許容量について書いていきます。

スリーポケットとは、人間が意識して認知行動を取れる数の平均です。
もちろん、四つ、五つの方もいれば、
二つの方もいます。

マジックナンバーセブンは、
一瞬で認識できる数が人間は、だいたい
7くらいが平均です。

大なり小なり差はあれど、

「有限である事には変わりがなく、
しかも、訓練によって数の上限が上がる
事はほとんどありません。」

体調

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リズムを狂わすもの

リズムを狂わすもの

今回は、リズムを狂わすものと言うテーマで書いていこうと思います。

俗に言う運動神経があまり良くないとか、リズム感がないとかって言われる人も、例えば歌を歌ったりだとか、手拍子が均一に打てないなんて事は、ほぼないわけです。

運動した時に自分のリズムと他のリズムとタイミングが合わせられない。つまり、

「自分のリズムが認識できない」

「自分の認識しているリズムと実際のリズムにズレが生じる。」

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逃げ上手のフォアスライス

逃げ上手のフォアスライス

今回は、ディフェンスの最終兵器。
「逃げ上手のフォアスライス」
というテーマで書いていきます。

想像してみて下さい。相手は、ベースライン後方、1.5mくらいのところにポジションをとって、ストロークしています。

貴方は、
若干、甘くなったボールをバックにハード
クロスを打って、フォア側に角度をつけて、連撃しました。

すると相手は、フォアハンドのスライスで、
ディフェンスしてきました。
さらに、

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関節の使い方(基本編)

関節の使い方(基本編)

今回は、関節の基本的な使い方について書いていこうと思います。

初級の方や中級以上でも、

「あれ?何でなんだろう?どうだっけ?」

というシンプルな疑問に対する記事ですので、

「当たり前でしょ。」

という方は、非推奨です。

では、お楽しみください。

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試合中、どう調子を戻すか?

試合中、どう調子を戻すか?

今回は、タイトル通り試合中にどう調子を戻すか?調整するか?を解説していきたいと思います。

ワンセットマッチでは、なかなか感じ取れない流れもスリーセットマッチなら

「痛いほど感じる。」

事になります。ワンセットマッチでもタイブレークになるような長い場合は感じますけれど。

そんな中、

「あれ?ポイントが取れなくなった?」

みたいな空気になる事があります。
そんな時、どうしたら良いでしょうか

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スライドフットワーク習得法

スライドフットワーク習得法

今回は、使えると便利なスライドフットワーク習得法を書いていこうと思います。

正直、資金に糸目をつけないのであれば、
スライドボードなどが効果的なのは間違いないのですが…。
アレ…いろいろ大変なんですよね。潤滑剤とか。

そこで、テニプラがやっていた練習方法から、トレーニング方法まで解説していきたいと思います。

もしご用意いただけるのであれは、

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バランスと姿勢

バランスと姿勢

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

さて、新年一発目は、

「バランスと姿勢」

をテーマに解説していきたいと思います。
やはり、基本です。

「全てのスポーツは、バランスとリズムとタイミングで遊んでいる。」

このテーマは、一年の始まりに相応しいと思い、指を走らせています。

まずは、おさらい。
バランスが取れている状態とは、

「支持面の上に重心がある。」

とい

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ダウンザラインの種類

ダウンザラインの種類

今回は、ダウンザラインの種類について解説していきます。

ダウンザライン=ストレートだと、とりあえず思ってもらって構いません。

ストレートは、ネットが高く、有効打球範囲の面積がクロスより狭い上、コートの形状からも防御しにくいラインです。

ストレートが攻撃のラインというよりは、
クロスラインが防御するのに適している
ので、攻撃する際に

「オープンコート」

を狙おう!と思った時にストレートに攻

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