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コーチからの手紙

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2021年12月の記事一覧

ダウンザラインの種類

ダウンザラインの種類

今回は、ダウンザラインの種類について解説していきます。

ダウンザライン=ストレートだと、とりあえず思ってもらって構いません。

ストレートは、ネットが高く、有効打球範囲の面積がクロスより狭い上、コートの形状からも防御しにくいラインです。

ストレートが攻撃のラインというよりは、
クロスラインが防御するのに適している
ので、攻撃する際に

「オープンコート」

を狙おう!と思った時にストレートに攻

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クロスの種類

クロスの種類

今回は、クロスの種類について書いていこうと思います。基本戦術では、ストレートの二種類、クロスの二種類ですが、さらに深掘りしたクロスの3番目をメインに書いています。正直、かなり試合で使うのは難しいと思いますが、知識として、まず知って欲しいと思います。

クロスラインは、コートを最も長く使え、しかもネットも若干低いので、

「ショットの許容範囲が広い。」

という理由で基本とされているショットです。

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間合い感覚習得レッスン

間合い感覚習得レッスン

今回は、間合い感覚の習得レッスンを書いていきます。

「速いボールに対応出来ないんですよ。」

「ボレーとか、リターンですか?」

「特にボレーが…ボレー対ストロークの時間が憂鬱で…。アホみたいに打ち込んでくる
人もいますし。」

「危ないですし、怖いですよね。」

「それに、繋がらないとこっちが悪いみたいになるじゃないですか…本当に嫌いで。」

「対人練習ってそういう人がいたり、上手くできないと

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思考とプレーについて

思考とプレーについて

今回は、思考とプレーというテーマで書いていきます。

試合中に何とか勝とうとして、相手を観察したり、弱点を探したり、配球を考えたりしますよね。
ところが、考え始めた瞬間に
足が止まり、
スイングが振り切れなくなり、
さらに、

「考えもまとまらない。」

なんて事ありませんか?

「コーチ、考えない方が上手くいくので、
無心でボールを打ってきます。」

そんな事を言っている選手を見ると、

「普段

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舞について

舞について

今回は、「舞」について書いていきたいと思います。

このシリーズでは、

前々回が「立つ」

前回が「歩く」でした。

それでは、さっそく「舞う」について解説していきましょう。

立つとは、支持面の上に重心があり、重心位置と支持面がはなれている事が条件でした。
つまり、重力というエネルギーに対して、
地面と筋力で均衡しているという事です。

歩くとは、その均衡しているエネルギーを
使って、重心位置

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女性選手の指導方法

女性選手の指導方法

今回は、女性選手の指導方法。通称、西野カナマニュアルと呼ばれた、今のご時世に不用意に出すと炎上間違いなしの一品です。

「指導者、コーチ、女性の部下にお悩みの方推奨」

です。

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スライド系サービス習得レッスン

スライド系サービス習得レッスン

今回の記事は、スライド系サービス習得レッスンを会話形式で書いていきます。

「今日は、サービスのレッスンをします。
おさらいですが、回旋系とスライド系がある事は知っていますね。」

「確か肩甲骨が固定されていて、腕が回旋する事によってラケットの運動量をあげるのが、回旋系。肩甲骨が動いて、腕が根本から回るのがスライド系でしたよね。」

「素晴らしい。腕が回るのは一緒なんですけと、肩甲骨が動くか動かな

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フットワークとグレーディング

フットワークとグレーディング

今回は、フットワークとグレーティングについて書いていこうと思います。

遅いボールを打つと動きが遅くなる。
速いボールを打つと動きが速くなる。
方って多いと思うんですよね。

この事で、悩んでらっしゃる方って、
すごく多いと思うんですよ。

ラリーでステイを打って時間を作ろうとしたのに、自分の動きもゆっくりになってしまって、打ち込まれ、反応できなかったりしますよね。

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新しい道具との付き合い方

新しい道具との付き合い方

ラケットや、ストリングスを新しくした時にに、どのようなポイントに気をつけてテニスをしたら良いのか?書いていきたいと思います。

まず、1番大事なポイントは、

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平行陣概要

平行陣概要

今回は平行陣について書いていきます。

そもそも平行陣とは、

「ネットに対して2人が横に並んでいる陣形」

なので、厳密にはツーバックも平行陣です。
皆さんが一般的にイメージされる平行陣は、

「ツーアップ。」

ですね。

言葉の概念的に

個々の能力が最大限発揮されるように配置するものを

「フォーメーション。」

コートを効率よく守る為に配置されるものを

「陣形」

と呼びます。なので、

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iフォーメーション概要

iフォーメーション概要

今回は、iフォーメーションについて書いていきます。
iフォーメーションのメリットは、

・リターナーに集中させない。

・センター付近からサービスを打てるので、
リターンに角度がつけにくく、ポーチしやすくなる。

・20秒ルールを超えて意思の疎通が図れる

と言う点があります。デメリットとしては、

・サービスのレベルが低いと成立しない

・ある程度のサイズが選手に必要

・サインプレーは、悪用さ

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チャンスボールとは?

チャンスボールとは?

今回は、

「そもそもチャンスボールって何?」

っていう記事です。
実は、テニプラにとって、

「庭球眼」

に気がついた大切な質問だったりします。

ある日、ジュニアが質問してきました。

「チャンスボールって、どこで判断していますか?」

多分…その時、彼が聞きたかった答えは、

「どのくらい短くなったら、攻撃して良いか?」

だったと思うのですが、その時、他の選手と
試合をしていて、スイッ

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ダブルスの陣形概要

ダブルスの陣形概要

今回は、ダブルスの陣形概要を語っていきましょう。

そもそも、陣形とは何か?

「テニスコートを2人で守る為に、
もっとも効率化された配置。」

と定義付けています。

なので、

・自分達の能力によって変わる

・相手の能力によって変わる

・その時の状況によって変わる

のです。ですから、

「何でも雁行陣」

「何でも平行陣」

は、陣形って言わないのです。ただの思考停止です。

この考え方

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間合い感覚を武器にする

間合い感覚を武器にする

今回は、間合い感覚を武器にするというテーマで書いていきたいと思います。

上級よりも上のレベルになると試合をしていても簡単にミスをしてくれません。

それは、

「コートに入っている。」

という意味ですが、例えば、短いボールやチャンスボールを攻撃しなかった場合、

「そのミスショットは、なかった事になってしまう。」

わけです。ネットやアウトのようなポイントを失うミスは、なくならないですが、

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