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13※アメリカのスクールライフ;模擬VOTEの体験

ご無沙汰しています。今日からまたこちらでアメリカのスクールライフを投稿していこうと思います。
さて、今日は、アメリカテネシー州で体験した選挙に関する学校イベントをご紹介してみます。
私たちがテネシー州に暮らしていたころ、元オバマ大統領が当選した際の大統領選が行われました。大統領選は、日本のニュースで伝わっている通り、大変盛り上がり地元の小学生でもいつ何が起こるか注目しているほどです。日本との政治に対する若者たちの温度差に大変驚かされます。
子虎が地元の小学校でキンダーガーデンか1年生の頃、大統領選の直前、学校でこんなイベントが開かれました。模擬VOTEのイベントです。アメリカの学校では、総じてどのような学びも体験を通し体をつかって五感で身に着けさせる授業が多かったように感じます。こちらもまさに体験授業です。
当日、学校にいくと派手なキャンペーンを模して選挙日のような飾りつけでデコレーションされていました。全学年が、それぞれ1人1票もらって当時争っていた2大政党の対立候補を例にだし、どちらかに投票するという模擬投票がおこなわれました。キンダーガーデン(つまり年長―1年の年ごろ)の幼い子供もどちらかに〇をつけて投票するという体験をしたそうです。アメリカの小学校に入ったばかりで、選挙がなにか大統領が誰なのか全く知識がなかった子虎も1票投じました。おそらく多くのことを体感し学んだと思います。お迎えの車にのると今日何が起きたか、楽しそうに話してくれたように記憶しております。

アメリカの模擬選挙の様子

年齢が上がるにつれ、意見がはっきりし、家庭内での考えにより明確に指示する党がわかれるので、校内で政治の話は禁止とされていますが、子供達はいつも興味の視点が話題の中心です。中高生ともなるとそれがきっかけで激しく口論になるような場面もあるようです。オバマ元大統領、トランプ元大統領、バイデン大統領と話題が多くとても盛り上がった?大統領選のさなかにアメリカにいましたので、子供達もそれぞれのタイミングで年齢に応じ色々感じ学んだと思います。日本のメディアが報じる大統領選は、一方的な論調に感じましたが、現地ではリアルな双方の意見それぞれの支持層の思いが、普通に生活しているだけで感じ取れ本当に驚きました。とにかく幼いころからの子供達の政治や選挙に対する関心の高さには、本当に驚きました。

授業も臨機応変で、社会科では、その時注目すべきトピックスがあるとそれを取り上げるイメージでした。中学生の頃、社会科の先生が毎回授業のはじめにCNN 10という5分程度で世界中のトピックスを流す動画を見せてくれていたそうです。内容について特に取り上げることはなかったようですが、世界で何が注目されているかは自然にゲットしていたようです。ずっと日本のニュースが取り上げられるのを待っていた子虎は、数年のうち日本の情報が含まれていたのを見たのは残念ながら1回だけだったそうです。

*ご興味ある方の為にニュースサイトを参考までに、リンク貼り付けておきますね。
https://www.youtube.com/c/CNN10/videos 

今回、バイデン大統領が選ばれた際の開票の様子は、学校で当日オンタイムで見守ったようで子供達が学校から帰ると既に何が起きたか詳しく知っていました。先生がコメントをすることも、議論させることもなかったようですが、社会の最新ニュースを扱うことで、教科書で後日学ぶより、生きた学びになったかな?喉が渇いた時に水を吸収するように、子供達が知りたい時に知りたい情報を届ける、タイミングで吸収量も違いますよね。ゴールや着地点がない授業でも学びがあり、先生がいつも答えをもっていなくても『一緒に考えよう』『考えるチャンスに情報だけお届け』っていうスタイルもいいのかなーって思いました。学校からの帰り道の車でよく最新ニュースを子供から教えてもらいました。

次男の子猿が公民の教科書で日本の選挙制度を覚えるのに苦労していました。模擬体験することがあれば、だれもがすっと理解できるかもしれないなーなどとアメリカ式を思い出しました。ちょっと固い話題でしたが、アメリカでの選挙からの学びについてお届けしてみました。
お忙しい中、今日もお立ちより頂きありがとうございます。何かアメリカのスクールライフを感じていただけたら嬉しいです。皆様お一人お一人との出会いに心より感謝!
   Have a great day!


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