点滅社

ふたり出版社です。 https://tenmetsusya.com/

点滅社

ふたり出版社です。 https://tenmetsusya.com/

ストア

  • 商品の画像

    宇宙時刻

    昭和期に活動していた謎多き口語自由律の歌人、小関茂。 彼が生前に遺した不思議な魅力を放つふたつの歌集をひとつにまとめて復刻。 【収録歌より】 一人の俺は野垂れ死んで夜通し唄っていたばかの方は生きてるらしいな 俺は俺に唾を吐きかけた。だがやっぱり俺を抱きしめていた 俺はあぶなく茶碗をわるところだったので、窓から茶をぶちまけた ヨーヨーをやってみた。誰も満足に出来ないのでみんなそれで満足した おやここにも腰ぬけ人生よしなよ坊やと手をふる親父もインテリか 紙も活字も見るさえいやな午後は鉛筆を十本ほど削るのがいいんだ 愛とか恋とか生活とかいってもしょせんは餌と子孫のための五十年です こんな夜も人工衛星は回っているのねうん彼も自然の一部になったからね ポチよついてくるか。俺ときてもなんにもないぞ、北風と星とあるのみだ 光年という時間と距離を越えてゆく人類の日まで滅びずにあれ 【栞(12pの小冊子)】 pha 『人間社会への墜落』 東直子 『眺めていると透明になる』 町田康 『心の真の形』 【著者紹介】 小関茂 (コセキ・シゲル) 1908年2月12日、北海道旭川生まれ。1923年に上京し、職を転々とする。1929年「詩歌」に入り前田夕暮に師事。1931年に東京電機学校卒業。戦後は「人民短歌(新日本歌人)」や「地中海」の創刊に参加した。歌集に『小関茂歌集Ⅱ』『小関茂歌集Ⅲ』、小説に『大雪山』、そのほか科学小説・論説など多数執筆。1972年7月11日没。 【書籍情報】 著者:小関茂 装丁・本文組:細野綾子 装画:内田松里 校正:鷗来堂 印刷:シナノ書籍印刷株式会社 定価:2000円+税 発売日:2024年8月30日 判型:四六変型 上製本 本文179頁 ISBN :978-4-9912719-5-3 C0092
    2,200円
    点滅社
  • 商品の画像

    漫画選集 ザジ Vol.2

    マイナーな短編読み切り漫画を22作品収録。 オルタナティブを模索し迷走し続ける漫画選集シリーズ第二弾です。 【漫画執筆者と作品名】 亜蘭トーチカ 『Hype Boy』 ゐ忌レ 『魔王』 市村柚芽 『星の散歩』 いましろたかし 『撮影会』 大橋裕之 『音』 沖永和架奈 『浦島太郎深海記』 鬼霧繭乃 『フイヨラ』 もちだころ 『靴下を裏がえせ!』 おんちみどり 『ふりむき峠』 ゴム製のユウヤ 『ナカノタワーの事件』 杉作J太郎 『ブラジャー男』 terayama 『エメラルドは不定形の探偵』 トミムラコタ 『オオサンショウウオくん』 七野ワビせん 『さよなら…母さん』 花園照輝 『コルネット』 久宿純 『歌うカビクリームコロッケ星人』『うそつき』 日野健太郎 『トレイル』 HOSHI368 『天使は誰だ。』『サタニックブンブンヘッド』 松本剛 『13』 まんきつ 『恋のスナイパー』 【エッセイ執筆者と作品名】 屋良朝哉&ゴム製のユウヤ 『アメリカン・ニューシネマについてうだうだ喋る会』 切通理作 『バカボンの強迫観念』 倉島一樹 『いつか行きたいアイランド』 ゴム製のユウヤ 『垣根の見張り』 黒澤千春 『「またあした!」に、しみじみ。』 輝輔 『泣かないでほしかった』 【内容紹介】 ガロやアックスのような、自分の描きたい漫画を自由に描いて気軽に発表できる場所を目指してつくりました。 発表の場、発掘の場として、誰かが一歩踏み出すための踏み台のような存在になりたいです。 メジャー誌には掲載されないマイナー漫画、実験漫画、衝動漫画、インディーズ漫画、パンク漫画、わけがわからないけどなんだかすごい漫画、そういった作品に興味がある方におすすめです。 【書籍情報】 定価:1400円+税 発売日:2024年7月初旬 印刷:藤原印刷株式会社 判型:A5 280頁 ISBN:978-4-9912719-6-0 C0979
    1,540円
    点滅社

マガジン

  • 日記

    社長が弱音を吐いている

  • 小関茂歌集

    小関茂歌集についての記事だよ

  • わたしたちの夢見るからだ

    ハンドポークタトゥー・絵・声・短歌・文章・踊りなど、様々な表現活動を行っている無さん(@naknar32)のエッセイです。 わたしたちの「からだ」とは何か。「からだが社会化される」とはどういうことなのか。からだが社会から強要される管理と抑圧。それらにたいして、表現活動を通じて反抗し続けるということ。

  • 商品の画像

    宇宙時刻

    昭和期に活動していた謎多き口語自由律の歌人、小関茂。 彼が生前に遺した不思議な魅力を放つふたつの歌集をひとつにまとめて復刻。 【収録歌より】 一人の俺は野垂れ死んで夜通し唄っていたばかの方は生きてるらしいな 俺は俺に唾を吐きかけた。だがやっぱり俺を抱きしめていた 俺はあぶなく茶碗をわるところだったので、窓から茶をぶちまけた ヨーヨーをやってみた。誰も満足に出来ないのでみんなそれで満足した おやここにも腰ぬけ人生よしなよ坊やと手をふる親父もインテリか 紙も活字も見るさえいやな午後は鉛筆を十本ほど削るのがいいんだ 愛とか恋とか生活とかいってもしょせんは餌と子孫のための五十年です こんな夜も人工衛星は回っているのねうん彼も自然の一部になったからね ポチよついてくるか。俺ときてもなんにもないぞ、北風と星とあるのみだ 光年という時間と距離を越えてゆく人類の日まで滅びずにあれ 【栞(12pの小冊子)】 pha 『人間社会への墜落』 東直子 『眺めていると透明になる』 町田康 『心の真の形』 【著者紹介】 小関茂 (コセキ・シゲル) 1908年2月12日、北海道旭川生まれ。1923年に上京し、職を転々とする。1929年「詩歌」に入り前田夕暮に師事。1931年に東京電機学校卒業。戦後は「人民短歌(新日本歌人)」や「地中海」の創刊に参加した。歌集に『小関茂歌集Ⅱ』『小関茂歌集Ⅲ』、小説に『大雪山』、そのほか科学小説・論説など多数執筆。1972年7月11日没。 【書籍情報】 著者:小関茂 装丁・本文組:細野綾子 装画:内田松里 校正:鷗来堂 印刷:シナノ書籍印刷株式会社 定価:2000円+税 発売日:2024年8月30日 判型:四六変型 上製本 本文179頁 ISBN :978-4-9912719-5-3 C0092
    2,200円
    点滅社
  • 商品の画像

    漫画選集 ザジ Vol.2

    マイナーな短編読み切り漫画を22作品収録。 オルタナティブを模索し迷走し続ける漫画選集シリーズ第二弾です。 【漫画執筆者と作品名】 亜蘭トーチカ 『Hype Boy』 ゐ忌レ 『魔王』 市村柚芽 『星の散歩』 いましろたかし 『撮影会』 大橋裕之 『音』 沖永和架奈 『浦島太郎深海記』 鬼霧繭乃 『フイヨラ』 もちだころ 『靴下を裏がえせ!』 おんちみどり 『ふりむき峠』 ゴム製のユウヤ 『ナカノタワーの事件』 杉作J太郎 『ブラジャー男』 terayama 『エメラルドは不定形の探偵』 トミムラコタ 『オオサンショウウオくん』 七野ワビせん 『さよなら…母さん』 花園照輝 『コルネット』 久宿純 『歌うカビクリームコロッケ星人』『うそつき』 日野健太郎 『トレイル』 HOSHI368 『天使は誰だ。』『サタニックブンブンヘッド』 松本剛 『13』 まんきつ 『恋のスナイパー』 【エッセイ執筆者と作品名】 屋良朝哉&ゴム製のユウヤ 『アメリカン・ニューシネマについてうだうだ喋る会』 切通理作 『バカボンの強迫観念』 倉島一樹 『いつか行きたいアイランド』 ゴム製のユウヤ 『垣根の見張り』 黒澤千春 『「またあした!」に、しみじみ。』 輝輔 『泣かないでほしかった』 【内容紹介】 ガロやアックスのような、自分の描きたい漫画を自由に描いて気軽に発表できる場所を目指してつくりました。 発表の場、発掘の場として、誰かが一歩踏み出すための踏み台のような存在になりたいです。 メジャー誌には掲載されないマイナー漫画、実験漫画、衝動漫画、インディーズ漫画、パンク漫画、わけがわからないけどなんだかすごい漫画、そういった作品に興味がある方におすすめです。 【書籍情報】 定価:1400円+税 発売日:2024年7月初旬 印刷:藤原印刷株式会社 判型:A5 280頁 ISBN:978-4-9912719-6-0 C0979
    1,540円
    点滅社
  • 商品の画像

    おくたばり

    歌集 ここで生きる運命らしく踊ることも禁じられたから忘れたりした
    500円
    点滅社
  • もっとみる

最近の記事

  • 固定された記事

『歌集 宇宙時刻』を刊行します【新刊案内】

昭和期に活動していた謎多き口語自由律の歌人、小関茂。 彼が生前に遺した不思議な魅力を放つふたつの歌集をひとつにまとめて復刻。 【収録歌より】 一人の俺は野垂れ死んで夜通し唄っていたばかの方は生きてるらしいな 俺は俺に唾を吐きかけた。だがやっぱり俺を抱きしめていた 俺はあぶなく茶碗をわるところだったので、窓から茶をぶちまけた ヨーヨーをやってみた。誰も満足に出来ないのでみんなそれで満足した おやここにも腰ぬけ人生よしなよ坊やと手をふる親父もインテリか 紙も活字も見

    • 全部終わったら天国で海の話をしようね

      椅子が壊れかけている 壊れているものに「共鳴」というか、なんか愛着みたいな感情を持つ謎の癖があって、いつもすぐに捨てることができない(単純に捨てるのが面倒くさいというのももちろんある) でもこのままだと完全に破壊してしまう それもなんだか申し訳ない どうしよう 天国に行ったら海の話をすることになっている 『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』を観たひとはみんなそういうことになっている 海の話と、それから好きな音楽の話もしたいな 決して「センスの自慢大会」みたいなものではなく そ

      • ギャース

        10月からまた紙代が上がるらしい グエー もうだめだ たすけてほしい 万が一「製作費を捻出できない」ということになったら大変だ お金をどうにかしなければ なんとかして稼ぎたい しかし出版とそぞろ書房だけでもう精いっぱいだ 新しい事業を展開している時間はないし、一から育てるのはめちゃくちゃ大変だし、第一そんなガッツはどこにもない おれはこれ以上がんばれない できればずっと寝ていたい 新刊の打ち合わせをした この本は来年の10月に完成予定 なんとか無事完成までたどり着けますよう

        • よろしくお願いします

          毎日10~20冊ぐらいがんばって読んでいる もう頭が回らない 読んでいるのか眺めているのか自分でもわからなくなってくる あと10日しかない がんばれがんばれ いい本になるといいね そぞろ書房で副島あすかさんの個展を開催しています 9月20日〜10月6日 、14〜20時、水金土日祝です 静かに深呼吸ができるような空間になっていると思います よろしくお願いします 「すこしさみしい短歌展2」のZINEが完成しました 『歌集 すこしさみしい』というタイトルです 製作は小窓舎さ

        • 固定された記事

        『歌集 宇宙時刻』を刊行します【新刊案内】

        マガジン

        • 日記
          439本
        • 小関茂歌集
          4本
        • わたしたちの夢見るからだ
          12本
        • 子供が投げたオモチャにそっくりなのに飛行船になれない
          6本
        • 突然ざわめきが
          7本
        • ひとり出版社に興味がある方向けの記事
          31本

        記事

          いつもあんまりうまくいかんね

          両親と会った 元気そうでほっとした サバ食べた 図書館にこもって資料集めをした あと80冊ぐらい ぜんぜん間に合ってない あんまりうまくいかんね いつもなんでも 6冊同時進行で編集しているのだけど、ちょっと詰め込み過ぎているな 混乱しちゃうし集中力がもたない でもこの状態に慣れないと経営的にやっていけない気がする いやしかし つねに余裕があるほうがいい仕事ができるかもだし、何より楽しそうだぞ どっちがいいんだろう わかんない おれすげーバカだし、たくさん失敗して痛い目にあ

          いつもあんまりうまくいかんね

          なんやこの人生

          知らない人に街で笑われた…最初はぼくの勘違いかと思ったが、今回のは明らかにバカにしていた…「こいつ貧弱そうだしなんかキョドってるしバカにしたろ」的な感じなのだろうか…ぼくは「自分が死んだらその辺のドブに捨ててほしい」みたいな態度で生きているので、なんとも複雑な感情になってしまった しかし、おれを完全に破壊できるのはおれだけだ おまえにはできない おれはほとんど無敵だから 「ナードを舐めるなよ」という気持ちが沸々と蘇ってきたのはよかった 今に見ていろ かならず復讐する 格の違

          なんやこの人生

          果てしねーぞ

          体調元に戻った 元気なの昨日だけだった なんだったんだ moreruの3rdアルバムが届いた アートワークが本当に凄くて感動した 買ってよかった アモバン(睡眠薬)が切れてしまった…また飲み過ぎた なんでいつもこうなるの しばらく夜を乗り越えるのが難しくなる マイスリー(睡眠薬)はまだ残ってるので、それでなんとか逃げ切りたい スケジュールがやばいことになってきた 岩代俊明先生の『PSYREN』という漫画に「限界なんてもんは超えるためにあるんだ」みたいなセリフが出てくるめ

          果てしねーぞ

          体調💮

          今日はすごかった 体調が今年でいちばんよかった いつもは「3時間活動して6時間死にそうになる」みたいなサイクルなのに今日は10時間ぐらい動いても平気だった もしかしてこれが健康な人が見ている景色…? ずっとこれなら週5で通勤とかでも「じ、じさつ…」にならない気がする…「つかれたし寝るか…」で済む気がする とにかく素晴らしい ありがとう健康 泣きそう真剣に 感動しています しかしどうせまた落ちるのだろうと思うのであんまり期待してはいけない 2~3日経ったら再びただただ心臓が痛

          体調💮

          これだけはちゃんとやりてえね

          東京に帰ってきました 楽しかった 福岡の皆さんありがとうです 行きたい本屋さんすべてを回ることができなかった 体力的に無理だろうと思ってはいたけど、できれば行きたかったな… 東京をちょっと離れたことで色々考えることができてよかった 大抵のことは「べつにだめでもいいじゃんね」と思っているのだけど、自分が「ここだけはちゃんとやるべきだ」と思ったところだけは、そこだけは一生懸命やらんとなあという気持ちになった これは経営がどうとかではなく、なんというか、人生全体の話です…急に人

          これだけはちゃんとやりてえね

          トークイベントありがとう〜

          今日は福岡の本と羊さんでトークイベントの日でした 緊張した〜 お越しくださった皆さん、配信を聴いてくださった皆さん、そして本と羊さん、本当にありがとうございました とってもうれしいです 後半かなり物騒な言葉を使ってしまいすみませんでした…使うかどうか迷ったのですが、どうしてもあの言葉でしか表現できないものだったので、貫くことにしました あと、やっぱりもうちょっと実務的な話も必要だったかも…それに関しては、今後はnoteになるべく書いていけたらなと思っています いつも思っ

          トークイベントありがとう〜

          2024/09/13

          福岡に来ました すでにへとへと 足攣って痛い ビジネスホテルで横たわっている 行きたいところがたくさんあったのだけど無理そう 10年前は「夜行バスでGO」とか「ヒッチハイクでGO」とか「ネカフェで寝泊まり」とか「意味もなく野宿」とか「一ヶ月間テント暮らし」とか色々やっていたのだけど、最近はもう本当にエネルギーが落ちていて、そういったことがまったくできない ひさしぶりに前野健太さんの『ロマンスカー』と『さみしいだけ』を聴いた 明日は本と羊さんでトークイベントです 【会場

          2024/09/13

          いい天気だね

          いい天気だった うれしい 夕方ちょっと落ちそうになったけどがんばってごまかした 一日中新刊のための資料集めをしていた めちゃ楽しかった でもまとめる量が多すぎて締め切りに間に合わないかも…少なくともあと80冊ぐらい読む必要があるのだ…この本は3部作にしたいと考えているので、調べることがとても多い ザ・スターリンを聴くと安心する なんでだろう 極度にとんがっていて、破壊的で、うるさくて、「安心」とかそういう感じの音楽じゃないのにね この歌詞が昔からずっと好き パンクが苦

          いい天気だね

          ホワ~

          ちくしょ~~~ボケ~~~~うううう… 天下とったるぞ おい 寝てる場合ではない くやしさ いたみ れっとう かなしみ おれの戦車についている武器 大谷翔平さんを倒すぐらいの気持ちでやっていきたい 無理そう すみません… ジョギングした 今日のおやすみ音楽

          うおうお

          本棚をつくってもらった ありがとう 机の上がずっと破滅していたのだけど「ギリギリセーフです」みたいなところまでもっていけた 作業がしやすくなった 「ゆるされないんじゃないか」とつねに不安 なにが 生存…? しかし今日は胸があんまり痛くなくてすごくうれしい一日だった 「胸が痛くない」というだけでもう人生最高、ありがとうございますみたいな気持ちになる 普段はまったく正反対のことを考えている 今月から6冊、編集作業を始める もっと早く取りかかるべきだったのだけどまだ仕事に慣れ

          うおうお

          回復の兆し

          なんとなく調子がよくなってきた 3000字の原稿を依頼されていたのだけど、それも書けた よかった 落とすかと思った 色んなことがだいぶ遅れてしまった 急がないといけないが、あんまりプレッシャーを感じるとまただめになってしまうので、もうある程度は諦めて進んでいこうと思う しょうがねえんだ おれはこういう生き方しかできないんだ…あなたのだめもゆるすからおれのだめもゆるしてくれ…すみません… ストレスなのか、最近怒りっぽくなっている 極力人と話さない方がいい SNSも危険だ と

          回復の兆し

          今日こそは すべてぶっ飛ばす 真島昌利のように

          今日こそは すべてぶっ飛ばす 真島昌利のように